■電球色（約2700K）

黄色やオレンジ色の暖色系である電球色の種類には、朝日・夕日・白熱電球・ろうそくなどがあります。比較的暗めではありますが、落ち着きと温かみのある色です。目が疲れにくいという特徴があるため、くつろぎたい寝室やリビング、深夜に灯りを灯しておくことも多い廊下や階段、癒しが必要な浴室照明やトイレに適しています。

■昼白色（約5000K）

3つの中で最も太陽光に近いのが昼白色です。人間が最も慣れている光の色でもあるため、色をしっかりと識別したいキッチンやダイニング、お子様が学習で使うお部屋、長時間の作業を行う仕事部屋などに適しています。浴室照明に電球色を用いるなら、脱衣場に昼白色を使うことで空間にメリハリが生まれます。

■昼光色（約6500K）

青みがかった寒色系で明るいのが昼光色です。明るいので細部まで見やすく、細かい作業が必要な仕事部屋や物を探すことも多いクローゼット・物置に向いています。

同じ色温度（K）でも、明るさ＝ルクス（lx）によって部屋のイメージがガラリと変わってしまいます。明るさが100lx以下の場合は陰気な雰囲気に、場所によっては1000lx以上になると暑苦しい印象を与えてしまいます。自分好みの色温度と明るさの部屋を作るには、照明器具の数や位置で調整が必要です。