市販のものではなく自家製の野菜を食べたいという方もいるでしょう。しかし自分で野菜を育てるとなると手間がかかるのでなかなかできないと思います。
そんな方は水耕栽培がおすすめです。ただ自宅で簡単に野菜を栽培できる水耕栽培について知らないという方もいると思いますので、今回は水耕栽培について紹介していきます。
目次
野菜を育てられる水耕栽培とは?
水耕栽培とは水と液体肥料とledライトで野菜などの植物を栽培する方法です。野菜作りに必要なイメージが強い土を使わないのが特徴で、土を使う土耕栽培よりも簡単に野菜を作ることができます。
土耕栽培の場合は土作りから始めて植物が育ちやすい環境に管理しておく必要があるので、自宅で土耕栽培をするという方はこの段階で挫折しがちです。また土耕栽培だと太陽光を植物に当てる必要があるため環境に大きく左右されます。
一方水耕栽培は植物の根に水分と液体肥料を吸わせて、太陽光の代わりにledライトで光合成を促すため、あまり手がかかりません。土で部屋が汚れることもなければ、ledライトを当てるため天気にも左右されないことから、初心者でも簡単に野菜を栽培することができます。
植物がledライトで光合成するのは可視光線の波長域が光合成に大きく寄与していると言われています。そのため可視光線が含まれるledライトでも植物の光合成を促すことができるということです。
このように初心者でも簡単にできる水耕栽培は主に、水耕栽培キットが販売されています。水耕栽培キットにはledライトが設置されているため、野菜を栽培するには他に野菜の種と液体肥料とスポンジを用意するだけです。
もし自宅で野菜を栽培してみたいという方は、初心者向けの水耕栽培から始めましょう。
水耕栽培で野菜を育成すると栄養価は落ちないの?
水耕栽培で簡単に野菜を育成することができますが、簡単にできる分野菜の育ち具合が不安になる人もいるかと思います。しかし水耕栽培では土耕栽培よりも優れた効果が現れるのでそんな心配は必要ありません。
その理由は水耕栽培だとledライトで安定して植物の光合成を促進させることができるからです。
もし太陽光で野菜を栽培していると天気に大きく影響されて、植物が毎日安定して光合成をすることができません。そのため梅雨時など太陽が出にくい季節に栽培をすると失敗する可能性が高くなります。
しかし水耕栽培はledライトで毎日一定の光を当てることができるため、植物も安定して光合成ができて、栽培する野菜の種類によっては栄養価が高くなります。そのため水耕栽培で育成した野菜は土耕栽培で育成するより、野菜の種類にもよりますが栄養価が高くなるのです。
さらに水耕栽培で野菜を育てた場合は、露地栽培と比べると通常より約2倍の速度で成長していきます。この原因もledライトで安定した光合成を促すことができるからです。水耕栽培だと早く成長してくれるので飽きっぽい人も楽しみながら野菜を栽培できるでしょう。
また水耕栽培は土を使わないため害虫が発生しにくいです。そのため農薬を使う必要がほとんどないのでより新鮮な野菜を栽培することができます。ただ全く害虫が出ないということはないので、心配な方は防虫ネットや粘着テープで害虫対策をしておくと安心です。
このように水耕栽培で野菜を栽培すると土耕栽培よりも優れている点がたくさんあります。簡単に野菜を栽培できて、野菜の種類によっては栄養価の高い野菜を作れるというのが水耕栽培の魅力です。例えばサラダ菜の場合はβカロテンが約1.5倍にもなります。そのためサラダ菜を食べるという方はおすすめです。
水耕栽培ではどんな野菜を育成できるの?
水耕栽培には葉物野菜に向いています。例えばケール・リーフレタス・パセリ・パクチー・サンチュ・バジル・サラダ菜などです。その他にもラディッシュやミニトマトなども栽培できます。
家庭菜園をしたことがないという方は、中でも栽培が簡単なレタス・バジル・サラダ菜がおすすめです。これらの野菜は途中で枯れにくく手間もかからないので、水耕栽培の凄さを実感するには向いています。
このように水耕栽培では主に葉物野菜が適していますが、サツマイモやジャガイモなどの根菜は向いていません。水耕栽培では植物の根に水分を吸わせて成長させるという特徴を持っているため、ずっと植物の根を水分に浸していると大きくならず腐ってしまいます。
そのため水分をある程度吸ったら水耕栽培キット内の水を減らして、植物の根が水分を吸いすぎないようにしなければなりません。そうすると手間がかかってしまうため水耕栽培のメリットである手軽さが失われます。
水耕栽培で根菜を育てられないということはありませんがかなり難しいのです。
水耕栽培で野菜を育てるデメリット
水耕栽培では根菜を作りにくいという以外にも、費用がかかるというデメリットがあります。まず水耕栽培ではライトを最低でも12時間以上当てる必要があるため、野菜を食べられるようになるまで毎日電気代が発生してしまいます。
ただledライトを使っていれば1か月で1000円を切ることが多いです。そのため水耕栽培をする時は必ずledライトが付いている物を購入しましょう。
しかしledライトが付いている水耕栽培キットとなると基本的に10000円以上します。自家製の野菜を作るだけでそこまでのお金を出したくないという方には高く感じるでしょう。
確かに値段だけ見ると高価に感じますが、水耕栽培キットを購入すれば後は液体肥料と野菜の種スポンジのお金しかかかりません。土耕栽培と違って土の料金がかからないためその分お得です。
このように水耕栽培は初期補用がかかるというデメリットがありますが、その後はたいしてお金がかからないため、一度払ってしまえば自家製の野菜を定期的に食べることができます。
初心者向けの野菜を育てられる水耕栽培キットを紹介!
水耕栽培キットはMotoMが販売するAkarinaシリーズがおすすめです。Akarinaはただ野菜を育てるだけの水耕栽培キットではなく、野菜の成長具合を見ることができるインテリアになっています。そのためデザイン性が高いものが多く部屋に置いてもオシャレです。
またAkarinaは植物専用のオリジナルライトを使っているため白色となっています。水耕栽培キットの中には植物をより育成させるように青色や赤色が用いられることが多いです。しかし赤色や青色は部屋に合わせにくいでしょう。
このようにインテリア能力が高い水耕栽培キットAkarinaを2つ紹介していきたいと思います。
Akarina15について
Akarina15の最大の特徴は吊るすことができる点です。たいていの水耕栽培キットは置いて利用するタイプなのでどうしても置き場所が必要になります。しかしAkarina15は吊るすことができるので邪魔にもならず、壁掛けのインテリアとしても優秀です。
またAkarina15はライトを上下に移動させることができるという特徴もあります。栽培する野菜によっては縦に伸びてくることもあるため、水耕栽培キットの天井が低いと育てることができません。
しかし高さ調整機能があるAkarina15は縦に伸びるバジルなどを栽培できるため、より多くの種類の野菜を栽培できます。その結果よりたくさんの種類の野菜を育てることができるので毎日の食事も華やかになるでしょう。
そしてAkarina15にはライトにタイマー機能が付いていて、16時間点灯した後オートで8時間消灯してくれるのでより簡単に水耕栽培をすることができます。さらに16時間点灯していた場合の電気代は約2.6円です(1kwh27円計算の場合)。そのため1か月利用していても電気代が100円を切ります。
最後にAkarina15の値段ですが、税込8580円とledライトが付いている水耕栽培キットとしては安めの値段設定なので、気軽に水耕栽培をできるでしょう。
Akarina06について
Akarina06は天然木を使って作られているためカントリー調な仕上がりです。そのためどこにでも合いやすいですが特にキッチンにマッチします。また水耕栽培器本体の上はちょっとした棚としても使えるので、調味料など小さいものを置くことができます。
そしてAkarina06の電気代は1日16時間の点灯で約7円と高くなっていますが、AKarina15より光量は強いので、Akarina15より育てられる植物の種類が多いです。また自動タイマーも付いていないので毎日の点灯と消灯には気を付けておきましょう。
最後にAkarina06の値段ですが税込19580円です。一見高いですが実はAkarina06を購入すると、栽培ケース×1個、栽培パネル×1個、カバー×1個、パネルふた×14個、お試し用液体肥料×1個、お試し用種子(サラダ菜)×1袋、栽培スポンジ 48個(3回分)、ACアダプター×1個、取扱説明書、保証書がと水耕栽培するのに費用なものがついてきます。
あと水さえあればすぐに水耕栽培ができるので、いろいろ揃えるのが面倒だという方にはおすすめです。
まとめ
水耕栽培は植物の栽培経験がなくても、簡単に野菜を栽培できる初心者向けの家庭菜園です。特に水耕栽培は葉物野菜が簡単に育てられるので、まずはレタスやバジルなどから栽培すると良いでしょう。
そして水耕栽培キットを購入するならAkarinaシリーズがデザイン性が高いので、特にオシャレに水耕栽培キットを設置したい方におすすめです。
水耕栽培で野菜を栽培して毎日の食卓に彩りを与えましょう。