水耕栽培器は土を使わずに養液(水と液体肥料)とLEDライトで植物を栽培できます。そんな水耕栽培器は自作で作ることもできますが購入するのが一般的です。
ただ水耕栽培器は種類も多く初めて購入する方は選ぶ時に苦戦するでしょう。
そこで水耕栽培器の選び方について紹介していきます。おすすめの水耕栽培器も紹介しているので参考にして下さい。
水耕栽培器の選び方は?
水耕栽培器は植物の根に養液(水と液体肥料)を吸わせて成長させていきますが、室内で水耕栽培をするならLEDライトが水耕栽培の肝になってきます。
通常植物を育てるのには太陽光だと思いがちですが、太陽光に含まれる可視光線が植物の光合成に必要となります。しかし植物が光合成するために必要な光量のある植物育成専用のLEDライトであれば植物を育てられます。
ちなみに水耕栽培をする時にはランプや蛍光灯でも育てられますが、栽培する植物にもよりますが長時間照らす必要があるため電気代がかかってしまいます。そのため電気代を抑えられるLEDがおすすめです。
では水耕栽培器に付いているLEDライトの性能について紹介していきます。
水耕栽培器に付いてるLEDライトの性能について
まずはLEDライトの種類についてです。よく部屋に用いられるLEDライトは白色が多いですが、通常の白色ライトは水耕栽培にはそれほど適していません。そのため植物育成専用ライトを使用するようにしましょう。植物育成専用ライトなら光の色も白色で野菜を栽培することができます。
最後にライトと植物までの距離感も確認しておきましょう。LED付き水耕栽培器は基本的に心配いりませんがもし自作で作る時には要注意です。
例えば水耕栽培器に埋めている植物からライトが離れていると光量不足になるため失敗しやすくなります。他にもライトが全体に行き渡らず一定の場所だけ照らしていると、光が当たっていない植物が不良品になりやすいです。
そのためLEDライトの照射範囲を見て、水耕栽培器に埋めている野菜全体に当てられているか確認しましょう。
このように水耕栽培器はLEDライトが要になってくるので購入前は注意点を押さえておきましょう。
水耕栽培器の置き場所について
LEDライト以外にも水耕栽培器の置き場所にも注意が必要です。水耕栽培器は小型のものが多いため基本的にはどこにおいても問題ありません。例えば窓際に置いていても、空調が効いていれば品種にもよりますが通常通りに成長します。
このように空調が効いていれば基本的には、室内のどこに水耕栽培器を置いても植物は成長することができるので、1年中室内で水耕栽培を楽しむこともできます。
水耕栽培器の値段について
水耕栽培器は安くて数百円、様々な機能が備わっている高い水耕栽培器だと30000円を越えます。安いものに関してはLEDライトが付いていないものが多いためあまりおすすめしません。
しかし水耕栽培器にLEDライトが付いていると10000円以上するので、購入の際には値段にも気を付けておきましょう。
水耕栽培器はどんな人に向いてる?
初心者でも簡単に家庭菜園をはじめることができる室内用の水耕栽培器は、栽培する野菜にもよりますが通常より栄養価が高くなる傾向があります。その秘密はLEDライトで安定して光合成をすることができるからです。
仮に太陽光で野菜を栽培すると、天気の影響で毎日植物に光を安定して当てられないため、野菜も十分に栄養を得られません。
しかしLEDライトだと毎日一定の光を得られるため光合成も順調に進んで、サラダ菜などの一部の野菜は栄養価が高くなります。
また安定して光を与えられるから、通常の成長に必要な時間より早く成長します。ただ水耕栽培器の大きさにもよるため、より大きな野菜を栽培する時は土耕栽培より遅くなることもあるので注意しておきましょう。
このようにLED付きの室内用水耕栽培器は野菜にもよりますが、サラダ菜などの小ぶりな野菜は栄養価が高くなります。そのため、より栄養価のある小ぶりな野菜を食べたいという方には特におすすめです。ただ小さい水耕栽培器で野菜を栽培していると、そこまで多くの野菜を食べられないので注意しておきましょう。
水耕栽培器で失敗したくないなら野菜選びが大事
水耕栽培には向いている初心者向けの野菜と向いていない野菜があります。そのため水耕栽培で失敗したくない方は初心者向けの野菜を栽培するようにしましょう。
室内の水耕栽培器で育てやすいおすすめの野菜
室内の水耕栽培器に向いている野菜は葉物野菜です。例えばレタス・サラダ菜・春菊・水菜・サンチュ・ルッコラ・チコリ・シソ・バジルなどがあります。中でもルッコラやチコリなどの外国産を野菜は手に入りにくく、栄養価も高いのでおすすめです。
また室内の水耕栽培器はハーブ系も適しているため、自家製のハーブを日ごろの食事に加えると、彩りを与えてくれます。
室内の水耕栽培器に向いていない野菜
室内の水耕栽培器では根菜類を栽培するのは難しいです。例えばラディッシュなど野菜の背が高くならないものについては葉物野菜と比べると難易度は上がりますが栽培できます。しかしそれ以外の株などの成長するにつれて葉丈が長くなる野菜については栽培できません。
野菜が成長につれて高くなると栽培できないのには、水耕栽培器の高さが関係しています。仮に野菜の葉丈が高くなる野菜を水耕栽培器で育てると、野菜が水耕栽培器の天井に当たってしまい、それ以上野菜が大きくなれなくなって失敗します。
このように葉丈が高くなる野菜については根菜も葉物も関係なく室内の水耕栽培器では栽培できません。
水耕栽培器はAkarinaがおすすめ
室内用水耕栽培器ならMotoMが販売するAkarinaシリーズがおすすめです。このAkarinaはライトが白いため部屋に合わせやすいのが特徴です。またデザイン性が高いのでインテリアとしても十分に使えます。以下ではAkarinaシリーズから2種類紹介しています。
水耕栽培器Akarina14 (OMA14)について
Akarina14は幅210x奥行100x高さ274mmとたいへんコンパクトなサイズになっています。そのためあまり水耕栽培の置き場所がないという方にもおすすめです。
またAkarina14は二つを組み合わせることができて、よりオシャレな見た目になります。もし置き場所や値段に余裕があるなら二つ買うとインテリアとしてもより優秀になるのでおすすめです。
さらにAkarina14はタイマーが付いているためより楽に水耕栽培できます。Akarina14のタイマーは16時間点灯した後、自動で8時間小さい明かりが点灯している状態になるためお手軽です。またAkarina14は照明としても使えて、4段階の明かり調節機能が付いています。
もしAkarina14をタイマー通り1日16時間使っていたら、1kwh27円で計算すると1日の電気代は約2.6円で、1か月間利用しても約81円です。
そしてAkarina14の値段は10780円となっています。比較的値段も抑えられていて、電気代を1か月100円以下に抑えられるので、諸経費を考慮してもコスパの良い商品になっています。またすぐに水耕栽培をはじめられるようにサラダ菜の種が付属しているため、こちらで種を用意する必要がありません。
水耕栽培器Akarina15(OMA15)について
Akarina15の最大の特徴は植物の成長に合わせてLEDライトの高さを調整できるところです。そのためバジルやレタス以外にも、制限はありますが縦に伸びる野菜も栽培することができます。
またサイズも幅17.5x奥行12.0x高さ45.0cmとコンパクトなため邪魔になりにくく、さらに壁に吊るすこともできるので、壁掛けの水耕栽培器が欲しい方にはピッタリです。
そしてAkarina15にもAkarina14と同じタイマーが付いていて、16時間点灯した後に8時間消灯してくれます。また電気代も全く同じで1kwh27円で計算すると1日に約2.6円、1か月で約81円です。
そんなAkarina15は税込8580円とAkarina14より安くなっていて、こちらにもサラダ菜の種が付属しているので到着したら水耕栽培を開始できます。
Akarina15は基本的にAkarina14と同じ機能になっていますが、壁掛けの水耕栽培器が欲しい場合、植物が成長につれて縦に伸びる野菜を育てる場合にはAkarina15の方が便利です。
まとめ
室内用の水耕栽培器を使えば簡単に家庭菜園をできるため、今まで家庭菜園をしたことがない方にもおすすめです。
そんな室内で使う水耕栽培器はLEDライトが重要なので購入の際には、光量を確認しておきましょう。もし水耕栽培器に後付けでLEDライトを備え付けるという場合には、植物とライトの距離感も重要になってくるので注意してください。
そして室内の水耕栽培器ではレタスやバジルなど葉物野菜には適していますが、根菜は難しいです。そのため水耕栽培を初めてする場合は簡単な葉物野菜から取り掛かりましょう。
もし水耕栽培器の購入に悩んでいる方は、MotoMのAkarinaシリーズがデザイン性が高く、野菜を白い光で育てることができるのでインテリアを気にされる方は特におすすめです。またサラダ菜の種が付属している商品もあるので、そちらを購入すると手間を省くことができます。
ぜひ自宅に水耕栽培器を取り入れて家庭菜園に挑戦してみてください。