植物栽培用のLEDはどう選ぶ? 種類や選び方のポイントを紹介!

植物栽培用に開発されたLED照明があることをご存知でしょうか?

LED照明を使用すれば日当たりを気にする必要がないので、家の中のいろいろな場所で植物の栽培を楽しむことができます。

ここでは、植物栽培用のLED照明とはどのようなものなのか、種類や特徴、選び方のポイントなどをご説明します!

木製の水耕栽培器Akarin06

おうち時間を楽しめる木製の水耕栽培キット Akarina06 OMA06

水と液体肥料だけで植物を育てるので面倒な土づくりをする必要が無く、汚れる心配や難しい経験・知識も必要なく、畑や庭に行く手間や時間も削減できて楽ちん。土でお部屋が汚れる心配も虫が湧く心配も少なく、室内でも安心して育てることができるので初心者や忙しい人でも気軽に始めることができます。

植物栽培用のLED照明ってどんなもの?

植物栽培用LED照明とは、文字通り植物を育てるためのLED照明のことを言います。

植物が成長するためには、葉に太陽光を浴びて光合成をおこなう必要があります。日当たりの良い場所では植物がよく育ち、日陰では育ちが悪くなったり枯れてしまったりしますよね。あれは植物が光合成によって成長するための栄養を生み出しているからです。

しかし日当たりの良い場所を選んだとしても、曇りや雨など天気の悪い日が続けば、どうしても植物が浴びる太陽光は少なくなってしまいます。

野菜や果実、観賞用の植物などを生産している場合、天候によって生産量が左右されてしまうのです。 それでは困ってしまうので、太陽光のかわりに人工の光を植物にあてることで光合成を促すことはできないかと研究されるようになりました。

光というのは電磁波の一種です。これは太陽光に限らず、人工の光も同様です。電磁波は波長の長さによって異なる性質を持つのですが、このうち「紫外線」「可視光線」「赤外線」と呼ばれる波長を持つ電磁波が「光」と呼ばれています。

「可視光線」というのはわたしたち人間の目に見える光です。可視光線は波長の長さによって、わたしたちの目で見たとき異なる色の光として認識されます。波長の長いほうから短いほうへと、赤→橙→黄→緑→青→藍→紫と虹の7色の順に見えるのです。 つまり、可視光線の中でも赤っぽい光は長い波長を持つ光、青っぽい光は短い波長を持つ光というわけです。その中間は黄色から緑色といった色を持つ光です。

これらの光のうち、どの波長を持つ光が植物の光合成に使われているのかを研究したところ、波長の短い「青い光」と、波長の長い「赤い光」が使われているということがわかりました。

これらの波長を持つ光であれば、太陽光であれ人工光であれ、性質は同じです。つまり、照明を使って同じ波長の光を植物に当てることで、光合成を促して成長させることができるのです。

照明を使用すれば、太陽光のように天候によって照射量が変化することはありません。植物にとって必要十分な光量を、必要な時間、安定して照射し続けることができるのです。

LED以外にもあるの? 植物栽培用ライトの種類

植物栽培用の光源には、LED照明以外にも蛍光灯やHIDランプが用いられることがあります。それぞれどのような特徴があるのかを見てみましょう。

LED照明

植物栽培用の光源として、現在最も多く利用されているのがLED照明です。 光量の多さに対して熱放射量が少なく、消費電力量が少ないため効率よく使うことができます。

また、LEDは単色での発光が可能なので、光合成に使用される「赤い光」「青い光」に限定して照射するといったことも可能です。

こうしたメリットから、近年では植物工場の光源はLED照明が主流となっています。 身近なお店などでも購入しやすく、電気代を抑えて利用できるので、家庭での植物栽培用にもLED照明を利用するのがおすすめです。

蛍光灯

LED照明が実用化される以前、蛍光灯は植物工場などで栽培用に使用されることが多かった光源です。低コストで導入可能で、白熱電球などと比較して熱放射量が少ないといったメリットがあるためです。

しかし、熱放射量が少ないとはいえ長時間使用すればある程度熱を持つことや、数か月程度で光量が弱くなってしまうなどといった問題もあり、現在ではLED照明のほうがメリットが多くなっています。

家庭で植物栽培に使用する場合は、安価で購入しやすいというメリットがあります。太陽光も利用しつつ栽培する場合の補助用には便利だと言えるでしょう。

HIDランプ

HIDランプとは、電極間の放電を利用した高輝度放電ランプの総称です。高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプといった種類があります。 従来の白熱電球と比較して寿命が長く、効率よく光量を得られることから、以前は植物工場で用いられる光源の主流でした。

しかし熱放射量が多くあまり植物に近づけることができないため多段栽培に向かず、近年は熱放射量が少ないLED照明が使われるケースが多くなっています。

HIDランプはLED照明などと比較して高価で取り扱いも難しいため、家庭での栽培には不向きです。

栽培用LEDにはどんな種類がある?

植物の栽培用にはいろいろな照明を使用できますが、入手しやすさや扱いやすさ、コストパフォーマンスの良さなどを考えると、家庭での栽培用にはLED照明が最適であると言えるでしょう。

栽培用LED照明にも、さまざまな形状のものがあります。ここからは、栽培用LED照明には主にどのような種類があるのかと、それぞれの特徴などをご紹介します。

アーム型

アームの先にライトが付いているタイプの栽培用LED照明です。アームを屈伸させることによって、高さや角度を調節することができます。植物や栽培容器の大きさに合わせて選びやすく、微調整もしやすいのがメリットです。ただし、丈の高い植物には使いづらいです。また、照明器具を設置するためにある程度広いスペースが必要になるため、狭い場所での使用には不向きです。

吊り下げ型

天井などから吊り下げて設置するタイプの栽培用LED照明です。広い面積に照射できるので、ある程度大きな規模で植物を育てたい場合などに良いでしょう。丈の高い植物の栽培にも使えます。 ただし、取り付けるためにソケットなどが必要だったり、新たに電気工事が必要になったりと、設置に手間や費用がかかります。家庭内でちょっとした植物栽培をしたい場合には不向きだと言えます。

クリップ型

クリップで挟んでライトを設置するタイプの栽培用LED照明です。設置するための場所さえ確保できれば、高さや角度などを自在に決めることができます。丈の高い植物にも対応可能です。また、スタイリッシュなデザインのものが多いため、インテリアにこだわる人にも向いていると言えるでしょう。 ただし設置するためにはクリップで挟んで固定できる板やバーなどが必要です。植物を栽培している棚やテーブルに設置できれば良いですが、場合によっては別途クリップ留め用のバーなどを部屋に設置する必要があります。

スタンド型

卓上や棚などに置いて設置できるタイプの栽培用LED照明です。設置場所を選ばないので便利に使用できます。丈の高い植物にも対応しやすいです。デザインも洗練されたものが多く、部屋に置いても違和感がありません。インテリア照明やデスク用照明と兼用できるものも多いです。本格的な植物栽培には向きませんが、ちょっとした水耕栽培などには最適なタイプだと言えるでしょう。

【MotoM LEDテーブルランプ GS1704】は、ちょっとした葉物野菜などの栽培にも使える卓上LED照明です。アンティーク調のデザインなので、シックなインテリアの部屋にマッチしやすくおすすめです。

Akarin09ホワイト

LED植物育成ライト(小) Akarina09 室内栽培 木製 MAI09

人気の多肉植物やサボテンがお部屋で育てられる「Akarina09」。育て方は鉢上のサボテンを購入して育てても、また土を除いて水耕栽培にして育ててもどちらでも構いません。お部屋にそのまま置いて置くより「Akarina09」でLEDを照らして栽培する方が成長具合が違います。またサボテンの子供を増やして育てることも簡単にできます。

栽培用LED選び方のポイントは?

栽培用のLED照明を選ぶときは、以下のような点に注目してみましょう。

栽培する植物に合わせて形やサイズを選ぶ

室内での栽培に適した野菜やハーブにも、いろいろな種類があります。ブロッコリースプラウトやカイワレ大根などほとんど丈の伸びないもの、レタスなど低めの丈で育てられるもの、クレソンやバジルなど成長すると数10センチの丈になるものなど、どのぐらいの大きさになるかは育てる植物により異なります。 LED照明や栽培器を選ぶときには、成長したときにも問題なく使用できる形状やサイズのものを選ぶことが大切です。

栽培する空間との調和

植物栽培用のLED照明にもいろいろなものがあります。屋外での栽培やある程度規模の大きな菜園での栽培用なら機能性を重視すべきですが、室内でちょっとしたものを栽培する場合は部屋の雰囲気にあった照明を選ぶのがおすすめです。

例えば屋外での使用を想定した照明器具は、無骨な印象すぎて室内のインテリアにそぐわないことが多いでしょう。

また、先ほど説明しましたが、植物の光合成に必要な光は赤い光と青い光です。実際に植物工場などでは効率よく栽培するために赤色や青色のライトが使用されています。しかし、ご自宅での栽培用に赤色や青色の照明を使うと、その一画だけ違和感のある空間になってしまいますよね。

インテリア性を重視したい方におすすめしたいのが、LED照明付き栽培機「Akarina(アカリーナ)」シリーズです。Akarinaは白い光で植物を育てられるよう開発された製品なので、点灯中も部屋の中で悪目立ちすることがありません。

インテリア照明ブランドMotoM(モトム)がつくったものなので、デザインも洗練されています。栽培中の植物をグッとおしゃれな印象に見せてくれるので、部屋のインテリアのアクセントにもなりますよ。

植物栽培を楽しみつつ、部屋のインテリアにもこだわりたい方は、ぜひAkarinaを使ってみてくださいね。

まとめ

植物栽培用のLED照明とはどのようなものなのかと、栽培用ライトの種類やそれぞれの特徴、栽培用LEDを選ぶときのポイントなどをご紹介しました。

栽培用のLED照明を使えば、室内のちょっとしたスペースで野菜やハーブなどの植物を育てることができます。スペースの都合などで自宅での植物栽培をこれまで諦めていた方は、LED照明を使った栽培を始めてみてはいかがでしょうか。部屋に植物のある生活は良いものですよ。

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