演劇の舞台やオフィス、商業施設、レストランやカフェといった店舗で使われるダクトレール。
スタイリッシュでおしゃれな空間を作るのが得意な照明です。
「ダクトレールの照明をつけられたらインテリアとしてすてきだけど、家の天井に取り付けるのは難しそうだな…」とあきらめている、そこのあなた!
ご安心ください。
ダクトレールの照明は、一般家庭でも簡単に取り付けることができますよ。
今回はダクトレールがどのようなものか、ダクトレールと相性のよい照明のひとつであるペンダントライトのメリット、おしゃれなペンダントライトについてご紹介します。
目次
ダクトレールは空間をおしゃれにする配線器具
「そもそもダクトレールって何?」という方もいるでしょう。
ダクトレールは照明を設置するバー状の照明器具です。
建物の天井に取り付けます。
「ライティングレール」、「ライティングダクト」とも呼ばれています。
ダクトレールは照明を吊り下げる照明器具で、多灯づかいが基本的な使い方です。
照明だけでなく植物や雑貨、アクセサリーも取り付けられます。
設置する人のアイディア次第で個性的な空間づくりができ、インテリアとしての機能性が高いです。
ダクトレールの設置方法には
- 埋込式
- 直付式
- 簡易取り付け式
- コンセント式
の4種類があります。
埋込式と直付式には電気工事士が必要となり、費用がかかってしまいます。
しかしながら簡易取り付け式であれば、天井に
- 引掛シーリング
- 引掛ローゼット
の配線器具があれば、DIYでダクトレールを取り付けできます。
ダクトレールと相性のよい照明
ダクトレールと相性のよい照明は
- スポットライト
- ペンダントライト
の2種類です。
どうしてダクトレールと相性がよいといわれているのか、どんな特徴があるのか、おすすめの付ける場所についてご説明します。
スポットライト
もっともダクトレールで使用されることが多いのがスポットライトです。ピンポイントで強い光を当てられます。壁や壁にかけた絵画、飾り棚や天井、床を照らすのに適しています。使い方次第でメリハリのある空間をつくれます。
おすすめの取り付け場所:作業場所、子ども部屋
ペンダントライト
おしゃれなデザインをした照明がペンダントライトです。天上から吊り下げるタイプのライトで、多灯づかいをするのがおすすめです。設置する高さによって広範囲〜手元を照らすのに適しています。
おすすめの取り付け場所:キッチンカウンター、ダイニングテーブル、リビング
ペンダントライトはデザインが豊富で部屋のデザインと合わせやすい
どうしてペンダントライトが、おしゃれな照明といわれるのでしょうか?
それは
- モダン、レトロ、アンティーク、北欧、和風と多種多様なデザイン
- カラーバリエーションが豊富
- シェードやランプシェードの形、材質、色によって明るさや光の広がり方が変わる
- ダクトレールでライトをつける位置を自由に変えられる
ことが理由です。
ペンダントライトを選ぶ際のポイント
インテリアとしても照明としても、すてきなペンダントライトを購入してみたいと考えている方も多いでしょう。しかしながら、計画を立てずにペンダントライトを購入して「失敗した」と思う方もいます。実際にペンダントライトを購入するときの選ぶポイントを4点ご紹介します。
1.部屋のデザインと調和がとれている
北欧風の部屋に、和風なデザインのペンダントライトは合わせにくくミスマッチが起こりやすいです。
部屋のデザインがどういったものかを把握して、部屋に設置しても浮かない、雰囲気に合う見た目をしたペンダントライトをリサーチしましょう。
2.設置する場所に合わせて位置を調節できる
ペンダントライトは設置する場所によって、高さ調節をすることができる点がメリットであり、デメリットでもあります。
ダイニングテーブルに設置する際は、テーブル面から60〜70センチメートルといわれます。
しかしお部屋の中心やトイレに設置する場合は、身長+10センチメートルといわれています。
設置する場所を決めておき、位置やコード長さが調節できるものを選びましょう。
どうしてもコードが長くなってしまう場合は、市販のコード調節具で高さ調節をしてください。
※コードを結んで使用するのは断線のおそれがあるため、危険です。
3.設置する場所に合った光の放出量
ペンダントライトは形状やシェード、ランプシェードの有無によって光の放出量が変わります。
キッチンカウンターやダイニングテーブル、読書をするデスクで使用する際は光が下に向かうペンダントライトが合います。
光を通さないシェードを使用してライト上部を覆い、下部が開いている形状のものがおすすめです。
リビングでテレビを見たり、家族と会話をするなら光を部屋全体に拡散するものがよいでしょう。
シェードの素材が無色透明や薄い素材でできているもの、均等にシェード全体が開いたもの、シェードのついていないものがおすすめです。
4.専用アダプタの必要性
ペンダントライトは
- プラグ
- フランジ(引掛シーリング)
のタイプがあります。
プラグタイプはそのままダクトレールに取り付けできます。
しかしフランジタプは天井に直付けするタイプなので、専用アダプターが必要となります。
よくわからずにフランジ式のペンダントライトを買ってしまって「ダクトレールに取り付けられない」「専用アダプター分の出費が出てしまった」というトラブルが起きないよう、注意してください。
おしゃれと評判なペンダントライト
最後におしゃれと評判の高いペンダントライトをご紹介します。
部屋の雰囲気によって、選ぶペンダントライトが変化します。
購入する際の参考・目安にしてください。
LEDアクリルカバー付き 円筒ペンダントライト
極限まで無駄を削ぎ落とした、シンプルでスタイリッシュなペンダントライトです。
細身な円筒形のフォルムが特徴です。
カラーはゴールド、シルバー、黒、白の4色展開です。
ゴールドとシルバーはゴージャス感のあるアルミアルマイト仕上げで、上品な食卓を彩ります。
黒と白は落ち着いた雰囲気のあるマット仕上げとなっていて、モダンな雰囲気をつくれます。
光の色は、暖かみと優しさを感じられて癒やされる電球色を使用しています。
料理をさらに美味しくみせる色合いなので、食事の席にピッタリです。
アクリルパーツが光を全体に拡散してくれます。
調節機能:高さ、長さ
タイプ:プラグ(ダクトレール用)、フランジ(引掛シーリング)
オプティカルパーツがワンポイントのペンダントライト
ミニマルな円筒形LEDペンダントライト。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
【スフィアシリーズ】球状ランプが離れたペンダントライト
まるでカフェやレストランにいるような空間づくりができるペンダントライトです。
ランダムに配置された球状ランプが特徴です。
プラグ(ダクトレール用)タイプは1010〜1710ミリメートル、フランジ(引掛シーリング)タイプは1000〜1700ミリメートルと長さ調節ができます。
天井の高い場所に設置するのが、おすすめです。
ダイニングテーブルやリビング、玄関、階段の踊り場とつかう場所を選びません。
タイプ:プラグ(ダクトレール用)、フランジ(引掛シーリング)式
調節機能:長さ
【スフィアシリーズ】 球状ランプが離れた Φ100×2ペンダントライト MPN035-2 MPN035D-2
お店やご自宅のダイニングテーブル上などに複数台設置しておしゃれな空間にします。球状のグローブくっついたタイプと合わせて設置するとさらに素敵な空間になります。
アシンメトリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト
まっすぐなアームを組み合わせたアシンメトリーなペンダントライトです。
電球が6つついた多灯型になります。
いびつな雪の結晶を思わせる左右非対称なつくりが特徴です。
シェードのついていない電球のみのペンダントライトですが、アームの互い違いが計算されているため、全範囲を照らせます。
直径93センチメートルと大きなつくりをしていますが、アームの太さが直径93ミリメートルとスマートなので威圧感がありません。
大きく存在感があるため、ダイニングテーブルにつけるのがおすすめです。
真鍮古美色という真鍮のゴールドに黒い線が入った大人っぽくシックなカラーリングとなっています。
フィラメント電球なのでLEDであることを忘れてしまう、レトロな喫茶店を思わせる光の色合いをしています。
タイプ:フランジ(引掛シーリング)
調節機能:高さ
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
まとめ
DIYができればダクトレールを簡単に取り付けられます。
ダクトレールに設置するのにおすすめの照明は、幅広く使えて、デザイン性が豊富なペンダントライトです。
部屋を今よりもおしゃれにし、リラックスできる空間へ変えるために模様替えをするのは、時間や手間がかかってしまうでしょう。
しかしながら照明をひとつ変えるだけでも、部屋の雰囲気が、ガラリと変わります。
ペンダントライトはすぐに設置ができ、インテリアとしても役に立つすぐれモノです。
あなたもペンダントライトでお部屋の模様替えをしてみませんか?