メイク用のライトに気を配ると、メイクの仕上がりが、より美しく自然になります。
なぜならライトの光の色(色温度)により、メイクの見え方が変わるためです。
外出先でメイクを確認した際、自宅での仕上がり具合と違って見える場合は、メイク用のライトが原因かもしれません。
本記事では、ライトがメイクの仕上がりを変える理由やメイク用におすすめのミラーライトについて紹介しています。
またメイク用におすすめのライトの条件と、おすすめできないライトの条件をそれぞれ
解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ライトがメイクの仕上がりを変える理由とは?
ここでは、使用するライトによってメイクの仕上がりが変わる理由を紹介します。
ライトでメイクの見え方が変わるから
使用するライトによってメイクの仕上がりが変わる理由は、ライトの光の色(色温度)でメイクの見え方が変わるためです。
メイクに適した光の色のライトを使ってメイクした場合には、次のような効果を期待できるでしょう。
- 肌・化粧品の色みを把握できる
- 顔の細かな凹凸や影を把握できる
メイクに必要な視覚情報を得やすくなる結果、美しく自然なメイクに仕上げやすくなります。
一方、メイクに向いていない光の色のライトを使った場合には、化粧品の色選びを間違ったり、メイクの濃淡がうまくできなかったりする可能性があるでしょう。
ライトの色温度がメイクの見え方に影響する
メイクの見え方に影響を与えるのは、ライトの色温度です。色温度を簡単に説明すると、光の色を示す数値のことで、単位はケルビン(K)を用います。
メイクに適した色温度のライトを使うことで、メイクの仕上がりがより自然になるでしょう。
メイク用のライトを探す際にも役立つ知識の一つが、次のJISが色温度別に区分した光の色の種類と各名称です。
光源色の名称 | 色温度 |
昼光色 | 5,700K~7,100K |
昼白色 | 4,600K~5,500K |
白色 | 3,800K~4,500K |
温白色 | 3,250K~3,800K |
電球色 | 2,600K~3,250K |
ところで、ライトだけでなく物体の色温度が高くなるにつれて、次のように物体が放つ光の色は赤・黄・白・青白の順に変化していきます。
光を放つ物体名 | 色温度 |
晴天の青空 | 12,000K~27,000K |
正午の太陽 | 5,000K~6,000K |
満月 | 4,100K |
朝焼け・夕焼け | 2,500K |
ローソクの火 | 1,900K |
物体が放つ光の色は、色温度が低いほど赤く、高いほど青くなると覚えておきましょう。
メイク用におすすめのライトの条件
ここでは、メイク用におすすめのライトの条件を紹介します。
正面から均一に照らすライト
正面から均一に照らすライトは、メイク用におすすめしたいライトの条件の一つです。正面から均一に照らすライトなら、顔に不用な影ができないため、自然なメイクに仕上がります。
一方、上から照らすライトなどでメイクした場合、顔に不用な影ができやすいです。結果、影部分を明るくするために、メイクが濃くなったり、白くなったりする恐れがあります。
洗面所などでメイクする場合には、全体照明とは別に、顔の正面から均一に照らす卓上照明などをプラスするとよいでしょう。
自然光に近い昼白色のライト
自然光に近い昼白色(ちゅうはくしょく)のライトも、メイク用のライトの条件にあてはまります。
自然光とは、太陽や月をはじめとする、自然界の物体が放つ光のことです。自然光は、物体の色を最も自然に見せるといわれています。
メイクに最も適した自然光は日中の太陽光で、日中の太陽光に最も近い光の色が昼白色です。
ところで、外出の際に太陽光の下でメイクを確認すると、メイクが汚い・濃い・薄いと感じる場合があります。理由は次のとおりです。
- 化粧品や肌の色みが鮮明に見える
- 毛穴やシワなど、顔の細かな凹凸や影が鮮明に見える
メイクの仕上がりがより自然になる、昼白色のライトでメイクすると、日中の太陽光の下でもメイクが汚い・濃い・薄いと感じにくくなるでしょう。
ライトを変えてもメイクに違和感を感じる場合には、メイクやスキンケアの方法を見直すことも一つの方法です。
色・位置・角度などを調整できるライト
色・位置・角度などを調整できるライトも、メイク用におすすめしたいライトの条件の一つです。
位置や角度などを調整できるライトなら、洗面所などでライトが正面に位置していない場合でも、顔全体を均一に照らせます。
顔全体を均一に照らすことで、顔に不用な影ができないため、メイクが自然な仕上がりになるでしょう。
色を調整できるライトなら、メイクのときは昼白色、リラックスしたいときには電球色など、使用目的に合わせた使いわけができます。
メイク用におすすめできないライトの条件
メイク用におすすめできないライトの条件とそれぞれの理由は、以下のとおりです。
おすすめできないライトの条件 | おすすめできない理由 |
顔全体を正面から照らせないライト | 顔に不用な影ができやすいため |
寒色系のライト | 肌や化粧品の青みが強く見えやすいため |
暖色系のライト | 肌や化粧品の赤みが強く見えやすいため |
位置・角度を調整できないライト | 顔に不用な影ができやすいため |
ただし電球色の光の下での接客業に携わる方がメイクする場合には、暖色系のライトを使ったメイクが適しています。
光の色でメイクの見え方が変わるため、外出先や勤務先と同じ光の色のライトでメイクすると、外出先や勤務先で自然なメイクに見えるためです。
一般的には、上記の表のようなライトでメイクした場合には、メイクの濃淡をうまく調整できなかったり、化粧品の色選びを間違ったりする可能性があるでしょう。
結果、外出先ではメイクが不自然に見えることもあります。
メイク用におすすめなのはミラーライト!
ここでは、当店おすすめのミラーライトや、ミラーライトについて詳しく紹介します。
ミラーライトとは?
ミラーライトとは、鏡用のライトのことで、女優ミラーとも呼ばれています。単体のライトのみだけでなく、鏡とライトが一体となった一体型も人気です。また、おしゃれなデザインやLEDライトを採用した商品も増えています。
メイク用にミラーライトを使うメリット
ミラーライトは顔全体を均一な光で照らしてくれるため、メイクがしやすいだけでなく、顔に不用な影ができません。顔に不用な影があると、ベースメイクの濃淡を失敗したり、ポイントメイクが濃くなったりする可能性があります。メイクがしやすいミラーライトなら、美しく自然な仕上がりを期待できます。また、肌の細かな部分や色あいも見えやすいため、細部までムラなく、好みの濃淡でメイクできるでしょう。化粧品の正確な色を把握しやすい点もメリットです。
光の色を変えられるコードレスの卓上ミラーライト
当店がおすすめするミラーライトは、持ち運びがしやすいコードレスの卓上LEDミラースタンドです。顔全体が見える直径17.5センチの丸形鏡はスタンドつきで、鏡を囲む一体型のLEDライトが顔全体を均一に照らします。メイクに最適な白昼色も選べる、調光・光色切り替え機能つきのミラーライトです。
鏡の裏面には3倍の拡大鏡がついており、鏡の角度も自由に調整できるため、細かな部分のメイクも美しく仕上げられるでしょう。
スタイリッシュなシルバーカラーや、他のインテリアを邪魔しないシンプルなデザインも魅力です。
調色・光色切り替えLEDミラースタンド (屋内用・非防水) GST015 コードレス 拡大鏡 3倍
クロームメッキの仕上げでスタイリッシュなデザイン。0.7kgで軽量で、コードレスで持ち運びできます。
まとめ
メイクするときのライトの色温度(光の色)によって、メイクの見え方が変わります。つまり、ライトの光の色は、メイクの仕上がりに影響を与える要因の一つです。
メイクに適したライトの光の色は昼白色で、昼白色の色温度はメイクに最も適した日中の太陽光(自然光)に近いといわれています。
昼白色のライトを正面から顔全体へ均一に照らしてメイクすると、肌の色みや顔の凹凸を正しく把握できるため、より自然に美しく仕上がります。
昼白色のライトを使って、さらに美しく自然なメイクを完成させましょう。