ペンダントコードを使うことで、電球むき出しのレトロでおしゃれなお部屋を手軽に実現することができます。しかし、選び方や取り付け方に悩む方もいるでしょう。
そんな皆さんのために、この記事ではペンダントコードの基本的な知識から、選び方、取り付け方、そして注意点までを詳しく解説します。さらに、注目のおしゃれなペンダントコードをご紹介します。
この記事を参考に、ペンダントコードを活用したおしゃれなお部屋づくりを始めてみませんか?
目次
ペンダントコードとは?
ペンダントコードとは、天井から吊り下げられる照明器具のことです。ソケットにコードが付いていることが特徴で、このコードを天井から吊るして照明として使用します。
そのデザイン性からインテリアとしての役割も果たします。素材や色、口金(電球を取り付ける部分)のサイズや形状など、さまざまな種類があります。そのため、自分のお部屋のスタイルや、取り付けたい電球の種類に合わせて選ぶことが大切です。
コードの長さは調整具を使うことで、部屋の高さやインテリアに合わせて自由に変更できます。さらに、コード調節が可能なタイプもあり、不要なコードをカバーに収納できる照明もあります。これにより、見た目をすっきりとさせることができます。
ペンダントコードの選び方
ペンダントコードの選び方は、その設置場所や使用目的により左右されます。重要なポイントは、コードの長さとその位置です。
テーブルからの距離が短すぎると体が当たってしまう恐れがあり、逆に遠すぎると光が広範囲に散ってしまい、細かい作業時には光が物足りないと感じることもあるでしょう。
また、コードの長さは、その設置場所の雰囲気に大きな影響を与えます。例えば、ダイニングではテーブルから60cm前後、キッチンでは天井から60cm前後が最適とされています。
リビングでは立った時に頭がぶつからない高さ、トイレや玄関では高めの位置から広範囲に照らすのがおすすめです。
しかし、実際には、お家に初めからぴったりの長さのコードであることは稀です。そのため、コードの長さの調節が必要となります。
この際に便利なのがコードリールです。これを使えば、コードをぐるぐる巻きつけて好きな長さに調整することが可能となります。
ペンダントコードを取り付ける方法
ペンダントコードの取り付け方法は、一見難しそうに思えますが、手順を理解すれば誰でも簡単に行うことができます。
ここでは、ペンダントコードを取り付けるための手順を詳しく解説します。
引っ掛けシーリングの場合
ペンダントコードを取り付けるためには、まず引っ掛けシーリングの存在を確認することが必要です。
これは照明専用のコンセントとプラグのような役割を果たし、天井に設置することでペンダントコードを取り付けることが可能となります。なお、天井側の引っ掛けシーリングがないお部屋では、ペンダントコードの取り付けはできません。
天井側の引っ掛けシーリングは角形や丸形など、さまざまな形状やサイズがありますが、特徴的な溝があることが共通しています。この溝があるものが天井についていれば、それが引っ掛けシーリングです。
天井に引っ掛けシーリングがあることを確認したら、次にペンダントコードを用意します。設置は非常に簡単で、3つのステップで完了します。
まず、ソケット側の引っ掛けシーリングを天井側の引っ掛けシーリングの溝に合わせて差し込みます。
次に、差し込んだ部分を右に45°回転させ、しっかりと取り付けます。最後に、軽く引っ張っても落ちてこないことを確認すれば完了です。
取り付けの際には、安全のためにスイッチをOFFにして作業を行うことを忘れないでください。
ダクトレールの場合
ダクトレールにペンダントコードを取り付けるためには、まずダクトレール用の器具を購入するか、もしくは引っ掛けシーリング対応器具であればをダクトレールに設置できるようにする変換アダプターの用意が必要となります。
これは、ダクトレールにペンダントコードの引っ掛けシーリングを繋げる役割を果たします。ホームセンターや電気屋さんで気軽に購入できます。
次に、変換アダプタをダクトレールに取り付けます。レールには通電部分があるため、作業中は必ず電源を切るようにしてください。また、取り付ける位置を予めきちんと決めておくことで、後から調整する手間を省くことができます。
その後、変換アダプタにペンダントコードの引っ掛けシーリングを取り付ければ完成です。ただし、レールには重さ制限と電気容量があるので、重さと電気容量に注意して設置しましょう。
ペンダントコードを取り付ける際に気を付けるポイント
ペンダントコードを取り付ける際には、気を付けるポイントが2つあります。
まず、注目すべきは電球の「口金」です。これは電球の根元にあるネジ部分で、照明器具に取り付ける際に大きな役割を果たします。照明器具のサイズに合わせて適切な口金の電球を選ぶことが必須となります。
口金サイズは「E〇〇(数字)」という記号で表されます。例えば、日本の住宅では、「E17」や「E26」のサイズが主流となっています。Eの後の数字は口金の直径を指し、E17なら口金の直径が17mm、E26なら26mmの電球を意味します。だからと言って、すべての照明器具がこれらのサイズに合致するわけではありません。特殊な口金サイズの電球を必要とする照明器具も存在します。E12などがその例です。そのため、電球を購入する際には口金サイズを忘れずにチェックしましょう。
また、LEDタイプの場合、一体型のものもあります。これらは長寿命であるため、一度設置すれば長期間メンテナンスフリーで使用することが可能です。しかし、一体型のLED電球を交換する際には、器具全体の交換が必要となります。
次に、コードの取り扱いについても注意が必要です。コードを結んで長さを調節するのは、断線の原因となるため避けるべきです。
コード調節器具を利用するか、コードをカバーに収納できるタイプを選びましょう。
おしゃれなペンダントコード3選!
ペンダントコードの選び方や取り付け方について理解したところで、次は商品の紹介です。
ここでは、部屋の雰囲気を一変させる、デザイン性に優れたおしゃれなペンダントコードを3つご紹介します。
無骨すぎないソケット型 ペンダントコード 引掛シーリング MPN042
この照明は、無骨さを感じさせない洗練されたデザインが魅力的です。
ソケット部分のなめらかな曲線がポイントで、この曲線が無骨な印象を和らげ、上品な雰囲気を演出します。
裸電球照明は、レンガやアイアンなどのインテリアを思わせるデザインですが、その上品さからモダン・ナチュラルなお部屋にもマッチします。
また、ソケット部分は真鍮の塊から削り出された贅沢な素材を使用しており、使えば使うほど色が深くなり、経年変化を楽しむことができます。アンティークのような味わい深い雰囲気を醸し出すため、長く使用することでインテリアに深みを加えます。
さらに、このペンダントコードは多灯使いにも適しており、キッチンカウンターやダイニングテーブル上に数灯吊るすことで、雰囲気の良いおしゃれな空間を作ることが可能です。
ソケット部分の曲線が美しいペンダントコードMPN042
ソケット部分の曲線が無骨さを軽減させ、上品な雰囲気も感じられるデザイン。裸電球照明はレンガやアイアンなどのインテリアを彷彿とさせますが、上品なデザインのため、インダストリアルテイスト以外のテイストにも合わせやすいです。洗練されたシンプルデザイン。
ソケット型 ペンダントコード 引掛シーリング MPN31
この照明は細部の意匠にこだわり、ヴィンテージテイストを演出しています。真鍮の削り出し加工でつくられたソケットに墨をふきつけてヘアラインを強調させ、年代物の風合いをプラスしています。
ソケット下部に凹凸をあしらうことで、さらに素材感を際立たせています。また、このペンダントコードは、ただ部屋を照らすだけでなく、意匠照明としてワット数を落とした電球で趣ある空間づくりにもぴったりです。
空間のインテリアとしても様々な表情を見せてくれます。取り付ける電球の形や明るさによってもお部屋の雰囲気を変えることができるため、電球選びも楽しめます。
ソケット型 ペンダントコード 電球有り/無し 引掛シーリング MPN31
細部の意匠にこだわり、ヴィンテージテイストを演出。真鍮の削り出し加工でつくられたソケットに墨をふきつけてヘアラインを強調させ、年代物の風合いをプラス。
ソケット型 ペンダントコード 引掛シーリング MPN030
この照明は、工業的なデザインと真鍮の削り出し加工が特徴的です。重厚感ある凹凸のデザインは、ミニマルでありながらしっかりと存在感を放つ一品で、ライト自体が空間にハイライトをもたらします。
このペンダントコードのデザインは、1960年代アメリカのインダストリアルデザインにインスピレーションを得ています。当時のデザインは、機能性と見た目の良さを両立させることに重点を置いており、その思想がこの製品にも反映されています。
特に、取り付けがしやすいようにと当時の製品に見られたギザギザのグリップ部分は、重厚感と機械的な美しさを一層引き立てています。
また、このペンダントコードはレザー、レンガ、アイアンなどの素材感あふれるインテリアとの相性が抜群です。
ごつごつとした工業的なデザインが印象的なソケット型 ペンダントコード
真鍮の削り出し加工でつくられ重厚感があります。凹凸あるデザインにすることでハイライトが入り、ミニマルながら素材感が際立ったペンダントライトです。
まとめ
本記事では、ペンダントコードというアイテムを使用して、電球むき出しのおしゃれなお部屋作りに挑戦する方法を詳しく解説しました。
ペンダントコードを使ったお部屋作りのイメージが湧いた方も多いのではないでしょうか。
今回学んだ知識が、あなたのインテリア作りの一助となれば幸いです。