シューズインクローゼットは、靴や物を整理整頓するための重要なスペースです。しかし、設置には慎重な計画が必要です。
この記事では、シューズインクローゼットの基本的な知識から、その種類、メリット・デメリット、そして設置する際のポイントまでを詳しく解説します。
それでは、まずシューズインクローゼットとは何かについて解説します。
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鏡面にLEDライトが埋め込まれたミラーライトで、鏡の側面に近接スイッチが付いたタイプです。薄型でスタイリッシュなデザインが特徴で、ホテル・レストラン・エステ・ジムのパウダールームなどを気品のある空間に演出します。近接スイッチが搭載されていて直接触れなくても点灯と消灯ができます。また、設置するスペースに合わせて、ひと回り小さいサイズもございます。
目次
シューズインクローゼットとは?
シューズインクローゼットとは、一般的な下駄箱とは異なり、靴を履いたままの出入りが可能な収納スペースを指します。
このスペースは主に玄関のすぐ横に設けられ、靴だけでなく、傘やレインコート、アウターウェア、さらにはベビーカーなど、様々なアイテムの保管に利用することができます。
この機能性から、シューズインクローゼットは「シューズクローク」とも呼ばれ、間取り図上では「S.I.C」または「S.C」の略字で表されます。
シューズボックスとの主な違いはその収納能力で、シューズインクローゼットは非常に大きな容量を誇ります。
シューズインクローゼットには2つの種類がある
シューズインクローゼットを設置する際、種類も重要な要素となります。一般的に、シューズインクローゼットには「ウォークイン」と「ウォークスルー」の2つの種類があります。
ここでは、それぞれの特徴と選び方について詳しく解説します。シューズクローゼット選びの参考にしてみてください。
ウォークイン
ウォークインタイプのシューズインクローゼットは、寝室に設置されるウォークインクローゼットと基本的な構造は同じで、一箇所から出入りをすることが可能です。
具体的には、玄関のすぐ横に小部屋のような収納スペースを設けることになります。
このウォークインタイプの大きな特長はその収納力の高さにあります。スペースが広いため、大きなアウトドア用品やベビーカーなど、かさばるアイテムもスムーズに収納することができます。
しかし、その分だけスペースを取るため、設置を検討する際には、住居の間取りやライフスタイルとのバランスを考える必要があります。
ウォークスルー
ウォークスルータイプのシューズインクローゼットは、その名の通り通り抜けることが可能な設計が特徴です。
具体的には、玄関と室内、それぞれにドアが設けられており、その間に靴の収納スペースがあります。これにより、帰宅した際には玄関のドアからシューズインクローゼットへと直接進み、靴を収納した後はそのまま室内へと移動がスムーズです。
シューズインクローゼットのメリット・デメリット
シューズインクローゼットを実際に導入する際、一体どのようなメリットとデメリットが存在するのでしょうか。
ここでは、シューズインクローゼットのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
メリット
シューズインクローゼットのメリットは、その収納能力にあります。
家族全員の靴はもちろん、レインコートや傘、アウトドア用品、子どもの遊具など、さまざまなアイテムを一箇所でまとめて収納することが可能です。
さらに、外出時に必要なアイテムを一箇所にまとめて保管することで、外出準備や帰宅後の整理がスムーズになります。
これにより、いつでも整理された玄関を維持することができます。
デメリット
シューズインクローゼットは、その収納力の魅力に反してデメリットも存在します。
まず、シューズインクローゼットを設置するには、通常の玄関よりも広いスペースが必要になります。これは、特に間取りやレイアウトが狭い住宅では玄関スペースを圧迫する可能性があるため、住まい全体のバランスを考慮することが重要です。
さらに、シューズインクローゼットはどうしても靴の匂いや湿気がこもりやすいという性質があります。そのため、換気扇や窓を取り付けたり、消臭グッズを使用したりと、匂い対策は必須となります。
最後に、シューズインクローゼットは使い方によっては物置化してしまうというデメリットがあります。これは、収納するものに合わせて棚の配置や大きさをプランニング段階で検討することで防ぐことが可能です。
シューズインクローゼットを設置する際に気を付けるポイント
シューズインクローゼットの設置は、家の中でも特に注意を要する部分です。
ただ単にシューズや物を保管する場所として考えるのではなく、機能性とデザイン性、そして使いやすさを兼ね備えたスペースとなるよう計画することが重要です。
そのためには、どのような点を考慮すべきなのでしょうか?
ここでは、シューズインクローゼットを設置する際に気を付けるポイントについて詳しく解説します。
扉を引き戸にする
引き戸はそのコンパクトな設計により、狭いスペースにも容易に設置できます。
また、開いたままでも邪魔にならず、見た目もすっきりとした印象を与え、収納物を隠すことで空間全体の印象を引き締める効果も期待できます。
しかし、一方で引き戸にはいくつかのデメリットも存在します。
引き戸はレールや溝に埃が溜まりやすく、定期的な掃除が必要となります。これを怠ると滑りが悪くなり、扉の動きが悪くなる可能性があります。
また、引き戸は密閉性が高いため、湿気がこもりやすいという課題もあります。
これは特にシューズインクローゼットでは、靴の保存状態に影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
湿気対策をする
湿気対策はシューズの保管において欠かせない要素となります。
換気扇を設置する事で、シューズクローク内の空気を換気し、カビや不快な臭いの発生を予防することが可能となります。
窓の設置が難しい場合でも、換気扇は簡単に内部の空気を換気することができるため、湿気がこもりにくくなります。
シューズインクローゼット設置時には、このような湿気対策を心掛けることで、シューズの長期的な保存を可能にします。
収納するものを決める
シューズインクローゼットの設置にあたり、何を収納するか決めることは非常に重要なポイントの一つです。
収納物を決めることで、必要な容量を見極め、効率的な収納を可能にします。
例えば、スニーカーやブーツなどの高さが異なる靴を収納する場合、棚の高さを調節できるタイプを選ぶと便利です。
また、家族のライフスタイルや趣味、仕事などに対応した収納を考えることも大切です。
例えば、スポーツをする家族がいる場合は、スポーツシューズや器具を収納するスペースが必要になるでしょう。
ライト付きの鏡を設置する
ライト付きの鏡は、出かける前の最終チェックに便利なだけでなく、照明としての役割も果たします。特に、シューズインクローゼットは通常、玄関に設置されることが多いため、夜間の視認性を高めるためにも役立ちます。また、鏡は空間を広く見せる効果もあるため、狭い玄関でも圧迫感を感じにくくなります。
まとめ
この記事では、シューズインクローゼットを設置する際のポイントを解説してきました。シューズインクローゼットは、スペースの有効活用や見た目の美しさだけでなく、靴や物の管理と保管を楽にする役割もあります。しかし、その設置は一概に良いとは言えないため、自分のライフスタイルや家の構造、予算等を考慮して決めることが重要です。
本記事の情報が、シューズインクローゼット設置の参考になれば幸いです。