洗面所のミラーにはどんな種類があるの?
洗面所は限られた空間の中に洗面や洗濯、脱衣などいろいろな機能が集まった場所ですが、その中でミラーは欠かせないアイテムです。
また、ホテルやエステサロンなどでは、利用者に空間の価値を伝える重要なアイテムとなります。
ミラーはいくつかのタイプに分かれ、洗面所に求めている機能によって、購入するべきタイプが異なります。
それぞれのタイプによって異なる特性をよく理解して理想の洗面所をつくりましょう。
ミラーキャビネット
ミラーキャビネットとは鏡として機能しながら、収納も兼ね備えたミラーのことをいいます。
洗面所は化粧品や衣類、タオルなど収納力が求められる空間でもあります。
見えるところに小物類が散らばっていると不衛生な印象になってしまいます。
ミラーキャビネットを設置して、ミラーの奥に小物類を整理整頓しましょう。
注意点としては、通常のミラーよりも奥行きが大きいため余裕を持った空間が必要になります。
例えば、奥行きの大きいミラーキャビネットを設置したことで、顔を洗うときに頭をぶつけてしまう可能性があります。
ミラーキャビネットを設置することで洗面所での動作に影響しないかを確認してから設置しましょう。
壁掛けミラー
壁掛けミラーとは、壁に設置するタイプのミラーで、機能を鏡にのみ絞ったシンプルな物のことを指します。
値段が比較的安価なため手に入れやすくなっています。
壁掛けミラーはミラーキャビネットよりもつくりがシンプルなため、一般的にイメージする長方形のミラーだけではなく、円形などデザイン性が高いものがあるのが特徴です。
間接光 丸型ミラーライトMBK019R 電球色 白色 直径50センチ 鏡面スイッチ
シンプルなデザインで、鏡の背面から柔らかな間接光で空間を照らす直径50センチのミラーライト。主に洗面台上の壁に設置します。ホテル・飲食店・エステ・レジャー施設などの洗面室、化粧台、パウダールーム、レストルーム、トイレなどにぴったりです。
卓上ミラー
卓上ミラーは、固定しないでデスクの上に設置するタイプです。
洗面所にメインのミラーとして使用することは少ないですが、メイク用にサブアイテムとして用意しておくのがおすすめです。
メインで設置してあるミラーの照明が暗い場合などは、LED付の卓上ミラーを購入すると差別化することができます。
場所を選ばす移動させられるため洗面所用に購入したとしても、他の部屋でも使うことができるため一石二鳥です。
洗面所のミラーを選ぶときに押さえるポイント!
洗面所の主役であるミラーは、一度購入すると買い替えるタイミングはなかなか訪れません。
ポイントを整理して理想のミラーを手に入れましょう。
サイズ
ミラーの幅は肩幅より広いものを購入することをおすすめします。
日本人の平均的な肩幅で考えると幅40~60センチ程度あれば洗面の鏡として利用できます。
ミラーの高さは60〜90センチ程度あれば問題ありません。
取り付け位置は、ミラーの上端が175〜180センチの高さまであれば頭の上まで見ることができます。
ミラーの下端については、メンテナンスのため洗面器から10〜20センチ程度離すことをおすすめします。
ミラーを取り付ける位置と購入を検討しているミラーのサイズをしっかりと確認しましょう。
ミラーの形状
洗面台のミラーは、形状によって使い勝手や空間の雰囲気が大きく変わります。
幅広い用途に使いやすいのは「長方形タイプ」です。
横に長いタイプであれば、2人で並んで使うこともできるので、朝の混雑する時間にイライラすることもありません。
ホテルなどでは高級感ある雰囲気がつくれるのも特徴です。
また、空間に余裕があれば縦に長いタイプを横に並べて設置するのもおすすめです。
おしゃれなカフェのようなやわらかい印象をつくれるのが「丸タイプ」です。
雰囲気をガラッと変えたいときに丸型を取り入れるのがおすすめです。
注意点としては、長方形タイプに比べて鏡として写る面積が少ないので、思っていたよりも小さく感じることがあるかもしれません。
購入するときは想像しているものとのギャップがないようにしっかりと確認しましょう。
小口防湿(防錆)加工
洗面所などの水回りに近接した場所は、湿気により鏡の端部が黒くさびることがあります。
それを防ぐために湿気を予防する小口防湿(防錆)加工を施してある商品もあります。
せっかくこだわりの空間をつくっても時間の経過と共に価値が落ちてしまうのはもったいないので、加工が施してある商品を選ぶことをおすすめします。
洗面所のミラーにはどんな機能があると便利なの?
洗面所は入浴後のリラックスタイムを過ごせるような洗練されたデザインも求められますが、朝の忙しい時間を過ごすため効率も求められます。
洗面所のミラーにデザイン性と機能性を詰め込んで充実した時間を過ごせる空間をつくりましょう。
くもり止め
入浴後に鏡を使用すると曇っていて見えないという現象は誰もが経験したことがあると思います。
そんなときに便利なのが「曇り止めヒーター」です。
スイッチを起動するだけで曇りが晴れる仕様になっているものが多いので、誰でも簡単にご利用可能です。
ミラーライト 600×900ミリ 鏡正面 近接スイッチ 電球色 白色 MBK012R MBK013R
鏡の中にフラットに埋め込んだスタイリッシュなオリジナルミラーライト。ホテルなど施設にぴったりな大型サイズ600×900ミリ。鏡の正面にスイッチが付いて、手をかざすけで点灯消灯ができます。
照明
洗面所のミラーに照明は必需品となっています。
照明はミラーと一体になっているタイプと別々に設置するタイプとありますが、一体になっているものはよりシャープな印象を与えます。
さらに、照明の光が直接見えない間接照明やミラーの中に光が埋め込まれたタイプはより空間が洗練された印象になります。
AVIOR フレーム内側から光る鏡 GBK026B 600×810ミリ
イタリアのデザイナーによるスタイリッシュなLEDフレーム付ミラーライト。フレームの内側にLEDを配し、シャープな印象を与えるデザイン。空間をよりスタイリッシュに演出します。※スイッチのデザインは実際の商品と異なります。スイッチは円形です。
コンセント
洗面所は理美容家電(ドライヤーやコテ)などコンセントが必要なアイテムをたくさん使用する場所です。
ミラー自体にコンセントが付いているものを選べば、手元に指し口があるため忙しい朝でもすぐ使うことができます。
充電などで2つ同時にコンセントを使用するケースも多いため、指し口が2つ以上あるものを購入することをおすすめします。
可動性
化粧をするときにミラーがもっと顔の近くにあったらいいな、と誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
もしくは、目が悪い方などはドライヤーのときに鏡が遠いと少しやりづらさを感じたりすると思います。
ミラーの中には手前に引き出して顔に近づけられるタイプのものがあります。
通常時は一般的な鏡と同様に壁にくっついているので場所を取らないのも特徴です。
女性でも片手で軽々引き出せるため、せっかくの機能を使わなくなってしまうということもありません。
手前に引き出せるライト付鏡 GBK024-V Miior社 Fit.シリーズ 縦型
ポーランドの革新的なミラーをデザイン・製造しているMiior社製。女性でも片手で軽々引き出せるミラーライト。ミラーを顔のそばに引き寄せることで、より明るくクローズアップして使用できます。
おすすめのミラーキャビネット
収納力が必要な洗面所でおすすめのミラーキャビネットをご紹介します。
先ほどご紹介したおすすめの機能を全て備えながら、設置するだけで洗面所が高級感のある雰囲気になるデザイン性の高いミラーキャビネットです。
ミラーの中にある3段の棚は可動式となっているため、背の高い小物にも対応でき収納力は抜群です。
LED一体型ミラーキャビネット 曇り止めヒーター付き
LEDが組み込まれた鏡「ミラーライト」と収納家具の「キャビネット」が一体となった、MotoMオリジナルのLEDミラーキャビネット。十分な収納力で、乱雑になりがちな洗面周りをスッキリと魅せます。内蔵照明は前面発光と間接発光の2タイプそれぞれ一面鏡と三面鏡をラインナップ。自然光に近い色(4000K)のライトを備えメイクの確認に最適な前面光タイプと、温かみのある電球色(3000K)の光でパウダールームを優しく演出する間接光タイプがあります。
まとめ
毎日使うものだからこそ洗面所のミラーが変わるだけで空間の価値が変わります。
水回りがきれいでスッキリしていることで得られるのは、機能面のメリットだけではなく、心も気持ちよく生活できます。
また、ホテルや飲食店、エステサロンなどお客様が来る場所では、水回りの綺麗さがリピーターにつながる大きな要因になるとも言われています。
こだわりの洗面所をつくって毎日の快適な暮らしを手に入れましょう。