北欧テイストのお部屋にブラケットライトを使おう

おしゃれなお部屋にしたいとき、まずどのようなインテリアのテイストにしようか悩みますよね。さまざまなインテリアコーディネートの中でも北欧テイストのお部屋は特に人気です。北欧テイストとは、北ヨーロッパのデンマークやノルウェー、フィンランド、スウェーデン発祥のインテリアスタイルです。北欧では冬が長く寒さが厳しいため、お部屋での生活を充実させられるようシンプルで飽きの来ないインテリアとなっています。物を長く使用し、自然を大切にする文化は日本のインテリアにも取り入れやすいです。ここでは北欧テイストのおしゃれなお部屋のつくり方と、ブラケットライトの必要性を紹介します。

北欧テイストのお部屋にブラケットライトを使おう:テーマカラーを決める

おしゃれなお部屋をつくるためには、まずお部屋のテーマカラーを決めることが大切です。テーマを決めずに好きな色を組み合わせてコーディネートすると、統一感が出ないためスッキリとしない印象になってしまいます。お部屋のカラーコーディネートをおしゃれにまとめるコツは、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの３色程度に色を絞って取り入れることが大切です。

ベースカラー

ベースカラーとは、お部屋の70％に使用する色合いのことです。お部屋全体で最も広範囲に使用する色なので、毎日見ていても飽きがこず、落ち着いた色合いにするとよいでしょう。ベースカラーを使用するところは主にお部屋の床や壁、天井です。北欧テイストにまとめる場合は、白やベージュ、グレーなど明るくシンプルな色合いにするのがおすすめです。

メインカラー

メインカラーとは、お部屋の25％に使用する色合いのことです。ベースカラーの次に多く占める色となります。メインカラーを使用するところは主にカーテンやソファ、家具などです。模様替えをしても比較的あとから変更しやすい箇所なので、お好みの色を使用してお気に入りの空間にしてみましょう。ただしメインカラーに使用する色は複数ではなく、１色に絞るとスッキリと演出できます。北欧らしさが出やすい色は、ブルーやグリーン、ブラウンなどがおすすめです。

アクセントカラー

アクセントカラーとは、お部屋の5％に使用する色合いのことです。ベースカラー、メインカラーだけでもシンプルでおしゃれなカラーコーディネートができますが、さらにアクセントカラーが加わるとお部屋が一気に引き締まって見えます。アクセントカラーを使用するところは主にクッションやインテリア小物、絵画など、お部屋の中で大きな面積をとらないちょっとしたアイテムです。季節感を演出したり、気分によって入れ替えたりしやすいでしょう。ビビットカラーのアイテムを使えばスタイリッシュなお部屋の印象になり、パステルカラーのアイテムを使えば春らしい、優しい雰囲気が演出できます。イエローやグリーン、ブルーを使用するとより北欧風のお部屋になりますよ。　

北欧テイストのお部屋にブラケットライトを使おう:柄にもこだわる

北欧テイストのお部屋には布や織物、生地などのファブリック系のインテリアが欠かせません。ソファにかけるブランケットやテーブルクロス、カーテンや椅子の張地など、さまざまなファブリックアイテムが存在します。北欧テイストの柄は自然のモチーフがよく使用され、シンプルで温かみがあります。北欧では、冬が長く外に出られないときもお部屋の中で自然を身近に感じられるようにと、花や鳥、葉っぱや動物の柄が人気なんだとか。また、シンプルなストライプ柄やドット柄、幾何学模様なども流行に左右されず北欧テイストのお部屋に合わせやすいです。

北欧テイストのお部屋にブラケットライトを使おう:どんな素材を使う？

ファブリックに使用する素材は化繊のものより天然素材がおすすめです。化繊とはナイロンやビニール素材のことで、使用するとさっぱりとした少し冷たい印象になります。反対に天然素材とはリネンやコットン、ウールなどの素材のことで、ほっこりした温かみが感じられます。手触りも柔らかく、いつまでも触っていたくなるような手に馴染む感触で、長く使用できます。家具に使用する素材は天然杢がメインです。天然杢も自然の温かみがあり、手入れをしながら長く使用できます。よく使用される木材には、オーク、ブナ、マホガニー、パインなどがあります。これらの木材は、自然な色合いや木目の美しさが人気なため、家具によく使用されます。北欧テイストのお部屋をつくるなら全体的に天然素材の物にこだわって、温かみの感じられる優しい雰囲気にするとよいでしょう。

北欧テイストのお部屋にブラケットライトを使おう:長く使える家具

家具選びも北欧テイストのお部屋づくりには重要です。北欧デザインの家具はシンプルで機能的です。そして世代を渡って長く使用できることも特徴のひとつです。北欧では物を大切に長く使う文化があるため、傷ができたからと処分するのではなく、自分で手入れしたり修理しながら傷も味わって使い込みます。とてもサステナブルですね。おすすめの家具は、すっきりとした杢脚デザインの家具。床に直に家具が置かれているより、脚付きだと床が見える面積が増えるためお部屋が広く見える効果があります。最近はお掃除ロボットが通過しやすいことも人気の理由です。他にも曲木と言われる技術で天然杢をカーブさせて作る家具もおすすめです。北欧デザインの家具は無駄な装飾がなく、シンプルなデザインが多いのですが、機能面を重視するために曲木加工がされていることもあります。天然杢の椅子やソファのアームがカーブしていると体の曲線にピッタリと沿うので居心地がよくなりますよ。このような北欧デザインの家具をお部屋に取り入れると、北欧テイストなお部屋に一気に近づきます。

北欧テイストのお部屋にブラケットライトを使おう:照明で陽だまりをつくる

ブラケットライトとは、壁面に直接取り付けるライトのことです。リビングやダイニングはもちろん、玄関先や階段の踊り場にもよく設置されます。ペンダントライトだと天井から吊り下げる照明なので、設置する場所や高さが悪いとぶつかってしまったり、ゆれてしまうことがありますが、ブラケットライトは壁面に設置するため安定します。また、スタンドライトのように床に面している必要もないため、場所をとらず省スペースで使用できます。なにより、ブラケットライトがあると壁に目がいくため、お部屋のアクセントになります。

北欧では、冬が長く寒さで外に出られない日が続くため、お部屋の中の照明にとてもこだわります。消灯している際のデザインや、リラックス感のある電球色の温かな明かりであるかなど、照明に求める期待はとても大きいのです。そのため、お部屋の中をシーリングライトのように一灯で一気に明るくするのではなく、間接照明を複数使用してお部屋の中にまるで陽だまりのような空間を演出します。すると、なかなか太陽にあたれない日が続いていてもお部屋の中で温かな陽だまりを感じられ、ほっこりと落ち着けます。このように、北欧テイストのお部屋にするなら、ブラケットライトをお部屋の壁に灯すことでリラックス感のある落ち着いた雰囲気に演出できるでしょう。

■Φ65×3灯ブラケットライト MBK037-3

こちらは3灯のコロンと丸いフォルムのライトが可愛らしいブラケットライトです。縦にも横にも取り付けができるので、玄関やベッド周り、リビングなど、お部屋の取り付けたい場所にあわせて設置の方向を変えられます。また、ベース部分は白と黒の2色で選べます。とても明るいライトではなく、空間をほんのりと照らすライトなので、温かな空間をさりげなく演出できます。シンプルなデザインなので北欧テイストのお部屋にピッタリですね。

まとめ

北欧テイストのお部屋づくりに必要な色遣いのポイントと、家具やファブリックの素材感、ほっこりと温かみのある明かりについて紹介しました。北欧の文化は日本人にも受け入れやすく、さらにフィンランドやデンマークなどは世界の幸福度ランキングで1位や2位となっている国でもあります。このようなことから北欧は憧れの生活をおくる地域として人気があります。ぜひこの記事を参考に北欧テイストのお部屋をつくってみてはいかがでしょうか。