階段はただの上り下りするためのものと思っている方も多いのではないでしょうか?今回はそんな階段をおしゃれな空間にするヒントをお伝えいたします。
階段空間をどう演出する?
階段は狭いしおしゃれにできるかな?と思いがちですが実はちょっとした工夫でおしゃれ空間に変化できます。その演出方法をご紹介します。
階段とは?階段の基本と種類
階段はどの空間にどう配置するか、どんなデザインにするかでお部屋の印象が変わってきます。
以前は玄関ホールに階段があるのが一般的でしたが最近はライフスタイルに合わせて設置する場所も様々です。リビングに設置する階段も増えてきているのでその場合はリビングとのバランスも考えたり
デザインも大切になります。
◎階段の基本寸法
階段の寸法は法律で定められています。階段幅は75㎝以上、階段の踏み板面の奥行き15㎝以上、階段の立ち上がりの面は23㎝以下となっています。
さらに手すりの設置も義務化されています。階段はデザインももちろんですが、安全性も配慮して計画することが大切です。
◎階段の種類
室内の階段の種類は主に3つです。直階段、折り返し階段、折れ階段です。
・直階段
直階段は名前の通りで下から上まで一直線になっているタイプの階段です。踊り場がないため必要な面積が少なくできて空間をできるだけ有効活用したい空間におすすめです。
・折り返し階段
階段の途中でU型に折り返す形の階段です。踊り場が広くとれたりほかの階段より勾配が緩やかなのも特徴です。
・折れ階段
階段の途中でL型に曲がっているタイプの階段です。設置場所にもよりますが階段下の空間を有効活用できるのも特徴です。
階段の照明の基本計画
階段の照明は明るさとメンテナンス性を両立して計画することが大切です。
階段の照明計画のポイントは段差が分かるような明るさを確保すること、メンテナンスができる器具の選定と配灯を考えて計画しましょう。昇りと降り口は段差があるので明るさがあれば安心感も違います。
また掃除やランプ交換なども考えた器具選定も必要です。LEDであれば消費電力も少なくメンテナンス性も良くおすすめです。
階段をおしゃれにみせる方法
◎壁面にアクセントをつくる
階段に大きな壁があったりスケルトン階段で吹き抜けている階段の場合は壁面にアクセントタイルやアクセントクロスを貼って空間にポイントつくりましょう。さらにその面に照明の光をあてる計画にするとより空間を演出できます。
◎家具などを造作する
階段の途中に踊り場など広い空間がある場合は本棚を造作するのもおすすめです。おしゃれなブックコーナーとなり、限られた空間を有効活用できます。飾る小物などが多い方は見せる飾り棚収納としてデザインしてもよいでしょう。
◎手すりのデザインにこだわる
手すりのデザインにこだわることで階段の印象は変わります。手すりは目につきやすい部分のため機能面だけではなくこだわりたいポイントです。木のぬくもりあるインテリアの場合は手すりもウッディな木の縦格子のデザインで温かみをだし、少しクラシックな印象のインテリアの場合はアイアンの素材でアーチを描いたようなクラシック調のデザインのものにするなどインテリアに合わせて素材やデザインを選ぶことも大切です。
◎小物や絵を飾るスペースをつくる
階段に壁面が確保できている場合はお気に入りのアートを飾ってアクセントにしましょう。小物がたくさんある場合は階段にニッチ(壁の厚みを利用したへこみの造作)を造作してそこに小物をたくさん飾ってあげてもとてもおしゃれな空間に仕上がります。ニッチの奥行きが比較的とれる場合はニッチに照明を仕込んで間接照明としてあげるとより
雰囲気ある階段を演出できます。
◎照明にこだわって計画する
①ペンダント灯
デザイン性の高いペンダントを1灯ではなく2~3灯の多灯吊りで印象的に仕上げましょう。階段の種類のもよりますが、ガラスのペンダントをコーナーに吊ることで壁にガラスの陰影が広がり幻想的な空間になります。また、ペンダントライトを計画する場合はメンテナンスや動線を考えたペンダントライトの長さを考えることが必要です。光量が少ないペンダントライトの場合は昇口と降り口の段差部分にフットライトを追加して明るさを確保しましょう。
②ブラケット灯
デザイン性のあるおしゃれな壁付けのブラケットを1灯ではなく2灯集中して配灯してみましょう。ブラケット2灯を分散させず一か所に集中させて配灯することがポイントです。ひとつの壁面にコンパクトなブラケットを上下もしくは左右に並べて設置すると空間のアクセントになります。
特に狭い階段にブラケット2灯を分散して異なる高さで配灯するとバランスも悪く雑多な印象になってしまうので注意しましょう。あくまでも集中して並べることが大切なポイントです。
階段におすすめの照明器具
◎スフィアシリーズ ブラケットライトMBK034
階段の集中配灯ブラケットとしておすすめです。大きさもコンパクトなので階段の上り下りの邪魔にもならずおすすめです。丸形の優しいデザインが階段空間のアクセントとなり演出できます。大きな階段など登り口降り口の明るさが足りない場合は足元灯などを追加して計画しましょう。
【スフィアシリーズ】 球状のランプが可愛い 直径Φ100mm ブラケットライト MBK034
内玄関・廊下・階段のポイントになるブラケットライト。新築・リフォーム・店舗照明として人気がある商品です。
◎【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト MPN034‐2 MPN034D-2
スフィアシリーズのペンダント灯で階段に複数灯、長さを変えて設置すると空間のポイントになります。乳白のフロストガラスとあたたかみのある電球色のあかりで癒しの空間を演出します。設置する場合は階段の上り下りの時に邪魔にならないような長さと位置を検討するように注意しましょう。ブラケットと同様にあかるさが足りない場合は足元灯のあかりなどをプラスして計画することをおすすめします。
【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト
アシンメトリーに配置した乳白色のガラスグローブが、柔らかな光のリズムを演出する「スフィアシリーズ」のペンダントライトです。高さを変えて複数台をレイアウトすれば、明かりをちりばめたような華やな空間づくりにお使いいただけます。
まとめ
ただの上り下りのための空間ではなくちょっとした工夫で階段もおしゃれに演出できることが理解いただけたのではないかと思います。せっかくのお家づくりに階段にもこだわってぜひ計画してみてください。