一人暮らしの部屋では1Kやワンルーム、1DKや1LDKが人気の間取りです。
1DKや1LDKの場合には、食卓やリビングなどの空間と寝室で分ける使い方が一般的です。
ここでは、1Kやワンルームなどの間取りにおすすめな、一人暮らしの模様替えのコツやおすすめレイアウトをご紹介します。
模様替え前の準備
イメージや色のテーマを決める
部屋の広さや間取りなどに関係なく、理想や好みを反映することができるのが「イメージや色のテーマ決め」です。
クールで大人っぽい印象の部屋にしたい、落ち着けるカントリーインテリアが好み、おしゃれな北欧風のお部屋をめざしたい、など目標や理想としてイメージされる部屋のテーマを決めましょう。
雑誌やネット、SNSなどでイメージを探す場合には、ご自身のお部屋の環境に近い条件で検索するとより解像度が高く想像できるので、⚪️畳ワンルームなどで検索するのもおすすめです。
模様替え前に部屋のテーマをある程度さだめておくと、おおよそのゴールがイメージされるので効率的に模様替えを進めることができます。
上記でご紹介したようなインテリアのテイスト別でイメージを絞り込む方法の他に、お好きな色や流行りのインテリアカラーなどをテーマカラーにするのもおすすめです。
また、お気に入りのカーテン、憧れの照明や家具などを部屋のメインアイテムと定めて、それらを軸としてインテリアのテイストやイメージを決める方法も人気です。
レイアウトや生活動線を想定
どんな雰囲気の部屋にしたいのかイメージできたら、次に具体的なレイアウトを想定してみましょう。
模様替えで家具を実際に動かす前に、窓の位置や生活動線、ベッドなどの大きな家具が配置可能かなどをイメージしましょう。
採寸してみたらベッドの位置が変更不可能であったり、窓との位置関係でテレビやモニターが見えづらくなってしまったりといったことにも注意が必要です。
部屋の間取りと家具のサイズを採寸するとよりイメージがしやすくなります。
コンセントやテレビ線の場所もチェック
模様替えのレイアウトを決める際には、コンセントやテレビ線の位置も確認しましょう。
テレビの位置は、ソファーやベッド、ダイニングの配置にも関係します。
コンセントやテレビ線の位置に合わせた家具配置がおすすめです。
断捨離や家具の見直し
模様替えのイメージが具体化したら、次に不要なもののチェックをしましょう。
これを機会として断捨離で不要なものを減らして、部屋の空間をより広くすることもできます。
一人暮らしの1Kやワンルームなどで広さにそこまで余裕がない場合には、マルチウェイや多機能な家具などを選ぶのもおすすめです。
例えば、ソファーベッドや昇降式デスクなど、2通りの用途で使える家具を選ぶ方法もあります。
また、天井照明も明るさの色や光量を変えられる調光タイプや多機能タイプも、一人暮らしのお部屋におすすめです。
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一人暮らしの模様替え・失敗しないコツは?
優先順位別にイメージを作る
一人暮らしのお部屋では、同居人がいないので自分自身にとっての使いやすさや快適性を優先することができます。
そのため、意外な場所に思いがけない家具が合ったり、一見して見慣れない配置であったとしても、当人にとってつかいやすければそれが最善とも言えます。
そのため、まずは「自分にとっての優先順位」について考えをまとめることで、失敗を減らせます。
趣味のための空間確保
ストレッチやヨガ、筋トレなどを自宅でしたい方にとっては、空間が確保できない場合もあります。
そういった趣味がある方の場合には、家具の配置に加えて、床のスペースにゆとりを持ったレイアウトを意識しましょう。
雑誌やネット、SNSなどで見かけたおしゃれなイメージの配置を真似したものの、広さや家具のサイズによっては、思いがけずにタイトなレイアウトになってしまうこともあります。
趣味のための空間を確保したい場合には、「絶対に削れない余白のスペース」を考慮した上での家具配置で模様替えをしましょう。
デスクや食卓の有無
上記でご説明した「趣味のための空間確保」と同様に、デスクや食卓などの有無も模様替えにおいて重要なポイントです。
一人暮らしのお部屋では、ダイニングテーブルを持たずにローテーブルをちゃぶ台のように食卓として利用する方もいますし、生活スタイルに応じて個人差があります。
また、在宅でのテレワークでパソコン用のデスクが必要であったり、ダイニングテーブルをパソコンや勉強スペースと兼用する方も少なくありません。
デスクや食卓がある場合には、明るさの確保も必要になってきますので、天井照明の位置との兼ね合いも考慮しなくてはいけません。
実用性を踏まえて配置が固定されやすい家具を優先し、それ以外の模様替えを行うと失敗しづらいです。
例えば、デスクを窓際に配置したことによってモニターが見えづらくなったり、寒くて集中力がキレやすくなってしまうこともあります。
そういった必要不可欠な家具に合わせて、コンセントや天井照明、窓の位置とのバランスを考慮する必要があります。
天井照明との位置関係
ワンルームの場合には、天井照明のシーリングが一つであることも少なくありません。
天井照明の下になるスペースには明るさを要する家具(食卓や作業スペース)などがくるように模様替えすると失敗が少なくなります。
模様替えで配置を考える上でダイニングテーブルの有無や食卓スペースの位置関係を考慮しなくてはいけないのも、そういった理由からです。
ダイニングや食卓スペース上に天井照明、ベッドサイドにスタンド、作業スペースにはデスクライトと複数の照明器具を上手に使い分けるのがおすすめです。
言い換えれば、ソファーサイドやベッドサイド、デスクまわりなどは、天井照明以外の照明でも明るさをプラスすることができます。
円筒形の布のフロアスタンド[MST020]
スタンド部分がすべて布で覆われた円筒形のフロアスタンドライト。床に近いスタンド部分からも光が漏れるため、落ち着きのある癒しの空間をつくってくれます。
心機一転!部屋の印象をイメージチェンジ
一人暮らしのお部屋では、大掛かりな模様替えは家具の移動などの点でもハードルが高いと感じるなら、以下の方法がおすすめです。一人暮らしのお部屋であっても、手軽に部屋の印象をイメージチェンジできます。
印象を大きく変えるにはカーテン
部屋の印象を大きく変えるには、空間に対して大きな割合を占めるアイテムを変える方法もおすすめです。
例えばカーテンやベッドカバーなどを変えるだけでもがらりと印象が変わります。
それだけでカラーコーディネートを一新することもできます。
例えばカーテンからブラインドに変更するだけでも部屋のテイストを変えられます。
動線変更で気分一新
模様替えをしたいと感じるきっかけの一つに「飽きたから」というものがあります。
テイストをガラッと変えて気分一新も楽しいですが、家具を全て買い換えるとなると時間や費用もかかります。
手軽にできる大胆イメージチェンジとしては、生活動線を変える方法もおすすめです。
壁に向いていたデスクを窓向きにしたり、キッチンを向いていたテーブルを窓際に移動させたりと、これまでの生活動線から大きく変化をつけると、同じ部屋でもフレッシュな気持ちになるのが、模様替えの魅力の一つです。
今ある家具で模様替えを成功するコツは?
心機一転・大きなイメージチェンジとなる模様替えの場合には、家具を買い替えたりといった選択肢もありますが、お気に入りの今ある家具などそのままでも模様替えはもちろん可能です。
窓との空間バランス
窓に対しての家具配置のバランスも、部屋の印象を大きく変えます。
窓全体が見えているのか、それとも家具などで一部が遮られているのかで、部屋の奥行きや光の抜け方が変わります。
窓からの光の動きに変化が起こることで、部屋の中のゾーニングも変わります。
例えば、窓のそばにベッドを配置するのか、それとも食卓やデスクを置くのかでも、同じ空間でも見える視界や過ごし方が変わり、新しい感覚で過ごせます。
壁面家具の前面を揃えてすっきり
部屋をスッキリと見せるレイアウトテクニックとして、凸凹がすくなくラインが揃っていることでスッキリ見せる方法があります。
同じ家具でも並べ方やバランスで空間に広がりも与えてくれるので、模様替えの際には参考にしてみてください。
まとめ
模様替えでの家具の配置などは、間取りや方角によってもおすすめは異なります。
また、イメージしているインテリアのテイストによっても違うので、一概には言えません。
ここでは、1Kやワンルームなど、一人暮らしに人気なコンパクトなお部屋での模様替えにも取り入れやすいレイアウト術や模様替えのプランについてご紹介しました。
最初にするべき準備や失敗しないコツ、盲点になりやすいコンセントや天井照明と家具のバランスなどは、そんな間取りにも共通しているので、参考にしてみてください。