アメリカンインテリアと聞くと、どんなインテリアをイメージするでしょうか?ポップなデザインに代表される派手でにぎやかな雰囲気、古着屋のようなレトロ感あふれる雰囲気、年代物の味わい深い家具を取り入れたヴィンテージ感あふれる雰囲気、シックで落ち着いた色味で歴史を感じるアンティークに囲まれた雰囲気など、様々な表情をもつアメリカンインテリア。先程触れた古着屋以外にも、日本でいう大衆食堂を表すアメリカンダイナーと呼ばれる派手なハンバーガーショップやおしゃれなカフェ、ニューヨークの街並みでよく見られるネオン、ポップなデザインアートを展示する美術館、ヴィンテージやアンティークの家具・雑貨を扱うショップなど様々な場所でアメリカンインテリアは取り入れられています。今回はそのようなアメリカンインテリアにおすすめの照明器具を紹介します。
目次
[アメリカンインテリアの家]コツ① 内装に無骨なデザインの照明器具を取り入れる
無骨なデザインはアメリカンインテリアに必要な雰囲気を出してくれる
照明器具は、暗闇に明かりをもたらす大切な存在です。夜自宅に帰った後、パッと明るくなる雰囲気にホッとしたり、リラックスするためにテレビを見たり、お腹が空いたら彩り豊かな料理に舌鼓をうったり。その存在と機能は、私達に安心と安全をもたらし、暗い夜でも不便なく思いのままの活動が可能となります。
しかし毎日目にする照明器具。シンプルなデザインは空間の中で主張せず、ひっそりと日常に溶け込みますが、一方空間に変化が生まれず平凡な雰囲気ともなりがちです。
メリハリという言葉がありますが、空間にもメリハリがあると、空間が変化し命が吹き込まれます。
例えば、部屋に植物を一鉢置くだけで、植物の緑が住む人の目を引き、空間に意味が出てきます。このことは、照明器具にも言えることです。照明は夜や暗い空間の中で機能を充分に発揮しますが、日中は特に明かりを必要としません。インテリアの一部となるのです。その照明器具のデザインが平凡だと、住む人の目にとまらず、存在は無いに等しくなります。そこに例えば、アメリカンインテリアの象徴である無骨なデザインの照明器具を設置してみてください。その空間は一気に生まれ変わり、落ち着いた雰囲気を醸し出すとともに空間にアクセントが生じます。住む人が気にしなかった空間に目が行き、視線を捉えるのです。それは住む人の心にも刺激を与えてくれます。
おすすめのスタンドライト:サビ風黒色塗装ワークライト
サビ風加工でヴィンテージ感を追求したワークライト。その佇まいはインダストリアルデザインのインテリアと相性がよく、アメリカンインテリアにもぴったりです。
3か所ある自在器によって、セード・アーム部分を思いのままに調節可能です。照射角度を調整して必要な場所を明るくするだけでなく、意図的に壁に照らして反射する光を楽しんだり、置物を照らしてスポットライトのようにすることも可能です。
サビ風黒色塗装ワークライト[MST023]
無骨で味のあるワークライト。点灯していないときもインテリアの一部として存在感があります。インダストリアルデザインのインテリアとも相性がよく、流行りの男前インテリアにもぴったりです。
おすすめのペンダントライト:黒いワイヤーがおしゃれな1灯LEDペンダントライト
見る角度によって表情が変わる幾何学的なデザインが特徴。ワイヤーには鋼板を使用しており、アメリカンインテリアにぴったりなペンダントライトです。ペンダントライトが照らす家具や雑貨などもワイヤーが使用されていると、インテリアの統一感が増します。
[アメリカンインテリアの家]コツ② 内装に鋼板素材の照明器具を取り入れる
アメリカンインテリアを象徴する素材が鋼板素材である
素材は雰囲気を演出します。例えば半透明のアクリル素材を使用した照明器具は軽くて扱いやすく、照らしたい場所もしっかりと照らし、デザインも丸みを帯びたものも数多くあり、優しい雰囲気も感じられます。こういったことから、アクリル素材の照明器具は、洗練された人工的なデザインのものが多く見られます。
一方鋼板は少し重心が低く感じられる印象から落ち着いた雰囲気をもたらすとともに、いい意味で洗練されていない印象を与えます。電球もむき出しのデザインの照明器具も多く見られます。天井や壁などがコンクリートではなく木材やそれ以外でも鋼板を取り入れることで、アメリカンインテリアに様変わりすることが可能です。さらに小物類もブリキやトタンといった素材も取り入れることでインテリアの統一感が増します。
おすすめのスタンドライト:真鍮古美メッキが美しいレトロなテーブルライト
1940年から1960年頃に流行したミッドセンチュリーを彷彿とさせるヴィンテージ感あふれるデザインに真鍮古美メッキを施し、使い込まれた風合いを出したスタンドライトです。あたたかみのある色は、アンティーク調のインテリアにもマッチ。鋼板素材ですがデザインが円形のため、円形や丸みを帯びた小物を近くに置いてもインテリアに統一感が出るとともに、それらに照明を当てても空間が絵になります。
真鍮古美メッキが美しいレトロなテーブルライト[MST11]
1940年代の雰囲気が感じられるフォルムに真鍮古美メッキ仕上げを施し、使い込まれたテーブルライトの風合いをだしたデザイン。自在器は堅労性に優れた部品でアームを保持し、可動域内での角度調節が可能です。あたたかみのある真鍮色は無骨さを軽減させ、ヴィンテージテイストのみならずアンティーク調のお部屋や家具にもマッチします。
おすすめのペンダントライト:黒サビ風セード 真鍮ソケット ペンダントライト
気取り過ぎないシックなデザインのペンダントライトです。ざらざらとしたセード表面のサビ風黒色塗装・ソケット部分の真鍮ブロンズメッキ仕上げの素材感は、落ち着いた雰囲気のアメリカンインテリアの演出にぴったり。電球も全てセードで覆っていないため、目線の高さから見ても電球が見えるレトロなデザインです。ランプのあたたかみのある光が下方向だけでなく、横方向にもやさしく照らしてくれます。
黒サビ風セード 真鍮ソケット ペンダントライト 電球有り/無し 引掛シーリング MPN044
気取りすぎないシックなデザインのペンダントライト。落ち着いた色調のインテリアにマッチするよう、ザラザラとしたセード表面のサビ風黒色塗装・ソケット部分の真鍮ブロンズメッキ仕上げの素材感にこだわりました。
[アメリカンインテリアの家]コツ③ 内装に天井や床を照らして明かりを足してくれる照明器具を取り入れる
天井や床も照らす多方向型照明器具がフロアライトである
アメリカンインテリアの照明器具は、ペンダントライトの電球がセードで覆われていないのが特徴的。それが落ち着いた雰囲気を醸し出すのですが、一方でもう少し明かりが欲しいと思うこともあります。
スタンドライトだけで明かりが不足していると感じた場合、フロアライトを加えることで目線の位置や天井といった上方向にも光を照らすことができ、光を当てた場所から光が反射されることで明るさが増します。
また逆に床や下方向に光を向けると、落ち着いた雰囲気がさらに増します。イメージとしては上映が始まって床にだけ、かすかな光が灯っている映画館のような感じです。
上方向にも下方向にも光を向けることで、さらにお部屋に奥行きが生まれますので、お部屋のスペースにゆとりがある場合、ぜひフロアライトも取り入れてみてはいかがでしょうか。
おすすめのフロアライト:1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト
2つの灯部に自在器があることにより、様々な空間演出が可能。一方はソファやベッド横を照らし、もう一方は灯部を天井やコーナー、床に向けて使用するなど1台の照明で2つの使い方が選べます。
デザインも黒色サテン塗装により表面に凹凸感を出しつつ、マット感も加え高級感をプラスしています。
1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト[MST09]
灯部が2つあることにより、様々な空間演出が可能。一方は机上やソファ横などを照らし、もう一方は灯部を上に向け空間を照らすアッパーライトとして使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。
まとめ:[アメリカンインテリアの家]内装に取り入れるべき照明器具選び 3つのコツ
これまで[アメリカンインテリアの家]にするための3つのコツをお伝えしながら、内装に取り入れるべきおすすめの照明器具を紹介してきました。
お部屋全体を照らすペンダントライト、明かりがもっと欲しい箇所や不足していると感じる箇所に設置するスタンドライトやフロアライト。そして無骨なデザインや鋼板素材はアメリカンインテリアを演出してくれます。それぞれの照明器具の特徴、デザイン、素材を踏まえながら必要な照明器具を取り入れて、理想のアメリカンインテリアの家づくりにトライしてみてください。