シャンデリアは取り付けるだけで部屋をゴージャスに照らしてくれる高級感のある照明です。シャンデリアは、一部では使用しないタイプもありますが、シャンデリア用の電球が使われています。ここでは、そんなシャンデリア用電球の特徴や魅力、シャンデリアの歴史について解説しています。また、最近ではシャンデリア用の電球にもLED電球が使われているのはご存知でしょうか。そんなLED電球の魅力についても解説していますので、どうぞご覧ください。
目次
シャンデリア用電球の特徴
シャンデリア用の電球の特徴は、電球の先が尖った形をしている点です。蝋燭の光のような形をしており、アンティークでクラシックなシャンデリアにはよく似合います。シャンデリアにはLED電球をはじめ、さまざまな電球が使われていますが特によく見かけるのはハロゲン電球です。ハロゲン電球は、光に奥行きがあり点灯すると触れないほど熱くなります。LED電球よりも消費電力は7.5倍も消費し、寿命は1/13も短いとされているため、最近では省エネのためにもLED電球がよく使われるようになってきています。
アシメントリーでおしゃれな6灯のLEDシャンデリア GCH003-6
緩やかな放物線を描いたアームの先に真球ガラスがついたシャンデリア。空間を華やかに演出します。真鍮メッキと乳白色ガラスの組み合わせにより、高級感の中に安らぎを感じさせます。
シャンデリア用電球の魅力
シャンデリアは部屋をエレガントに演出してくれます。
シャンデリア用の電球は、上向きに取り付けられていることが多いので光が直接目に入ることはなく眩しく感じることはありません。
柔らかい明かりを灯すので、寝室やリビングなどリラックスしたい空間にぴったりです。
このように優しい光を灯すのがシャンデリア用の電球の特徴ですが、部屋の明るさを確保するには不十分です。
あくまでも補助照明として使い、部屋の明るさはシーリングライトやダウンライトで確保する必要があります。
シャンデリアにも使われるLED電球の魅力
最近では、シャンデリアにもLED電球が使われることが一般的になっています。その理由は、LED電球にはさまざまな魅力があるからです。まず、LED照明は省エネ効果が非常に高いです。少ない電力で明るい光を発しながら、蛍光灯などよりも消費電力が少ないため年間の電気代も安くなります。さらにはCO2の排出量を大幅に削減できるので環境にも優しいです。
2つ目の魅力は、長寿命である点です。
一般的に、白熱電球は約1,000〜2,000時間、ハロゲン電球は約3,000〜4,000時間。蛍光灯やHID電球は約9,000〜12,000時間が寿命といわれています。一方でLED電球は、なんと約40,000時間ととても長持ちです。そのため、電球を交換する手間も省けてメンテナンスもとても楽になります。
3つ目の魅力は、赤外線や紫外線を発する量が少ないことです。
電球を灯すと、発熱したり虫が寄って来たりといったことがありますよね。LED電球は発熱量が少ないため、従来の電球よりも熱くなりにくいです。また、赤外線や紫外線を発する量が少ないと、虫も寄ってくる心配も少ないです。LED電球にはさまざまな魅力があり、シャンデリアにも使われるような尖った形のLED電球もたくさん売り出されています。
失敗しないシャンデリアの選び方
ここからはシャンデリアの選び方について解説していきます。
- デザイン・色で選ぶ
- 大きさで選ぶ
- 電球で選ぶ
それぞれの選び方を詳しくみていきましょう。
デザイン・色で選ぶ
シャンデリアを選ぶ際には、どんな空間にしたいのかを考えてデザイン、そしてアームの部分など本体の色を意識しましょう。色によってシャンデリアのイメージはガラッと変わってきます。
例えば、ホワイトは可愛らしくガーリーな部屋にしたい場合におすすめです。シンプルなホワイトは、部屋の雰囲気を邪魔せずに空間に馴染みやすく、上品な印象になります。ブラウンは、無難で部屋に溶け込みやすい色です。どんな部屋にも馴染みやすく、部屋のアクセントにもなります。
ブラックは、部屋を引き締まった印象にしたい場合におすすめです。シックな黒のシャンデリアは、空間にメリハリを出してくれます。また、シャンデリアには様々なデザインがあります。
例えば、アイアン製のシャンデリアはアンティークなデザインのものが多く、レトロな雰囲気が魅力的です。アーム部分が黒なら、空間全体にメリハリを与えてくれるでしょう。本格的なシャンデリアにしたいなら、ガラス製のシャンデリアがおすすめです。キラキラしたパーツが電球の光で輝き、見た目にもゴージャスです。煌びやかで重厚感のあるので、ホテルやお店のホールで使われることがよくあります。他に安価で軽量なアクリル製のものや、見た目に温かみが感じられる木目のデザインのものもあります。どんな部屋にしたいかによってシャンデリアのデザインを選んでいきましょう。
大きさで選ぶ
部屋の広さによって、シャンデリアの大きさを考慮するようにしましょう。狭い部屋に大きなシャンデリアは圧迫感を感じ、反対に広い部屋に小さいシャンデリアを設置するとアンバランスに感じます。また、シャンデリアは天井から吊り下げて使用するものです。天井の高さも考慮し、視界の邪魔にならない程度の長さに調整する必要があるでしょう。
電球で選ぶ
シャンデリアには、派手なデザインのものからシンプルなものまでデザインの幅が広いです。ただ、それらに共通していることは、シャンデリアはどれも電球の数が多いことです。白熱電球を使用したシャンデリアの場合、交換する手間がかかります。また、明るさも落ちるため、部屋が薄暗く感じる可能性もあるでしょう。部屋の明るさをしっかりと確保しながら、メンテナンスを楽にしたいならLED電球がおすすめです。毎月の光熱費を抑え、明るさも十分に確保できます。
シャンデリアの歴史
ゴージャスな見た目のシャンデリアですが、シャンデリアが誕生したのは紀元前のギリシャと言われています。修道院や教会などの宗教施設や宮殿などで使用されていました。しかし、そこで使われていたシャンデリアは現代のもののようにゴージャスなものではなく簡素な見た目でした。シャンデリアがゴージャスなものになったのは、11世紀に入ってからだそうです。
近代のシャンデリアは「高級感」の象徴?
古代のシャンデリアは質素なもので、宗教施設などに使われており厳かな印象があります。しかし、近代のシャンデリアは「高級感」を象徴するインテリアと言われています。これは、シャンデリアの売れ行きが上がるのは、景気が向上している時だというデータがあると言われています。バブル時代にも多くのシャンデリアが売れていて、天井を煌びやかにゴージャスに飾っ値たそうです。
シャンデリアのお手入れの仕方
装飾が多く美しいシャンデリアですが、装飾が汚れてしまうと美しい輝きも損なわれてしまいます。シャンデリアは天井に吊るして使うものなので、天井からのホコリが溜まりやすくなります。掃除をしないと、汚れが溜まり明るさも低下してしまうでしょう。そうならないためにも定期的にお手入れをするようにしてください。
お手入れの仕方は、シャンデリアの取扱説明書にも書かれています。
器具の素材によってお手入れが異なることもあるため、しっかりと内容を確認してからお手入れるようにしましょう。ここでは、シャンデリアのお手入れの一例を紹介します。
まずは、必ずシャンデリアの照明は消灯するようにしましょう。
これは、シャンデリアに使われている電球に熱がこもっており、それが火傷の危険性があるためです。
最近ではLED電球が使われることが多いので、火傷のリスクも軽減されていますが、それでも安全のためにも電気を消し、十分に熱が冷めるまで待つようにしましょう。シャンデリアの電球が十分に冷めたら、ハンディーワイパーなどで軽く叩いてホコリを落としていきます。
しっかりとお手入れしたいなら、電球を外して汚れを乾拭きしましょう。白く濁った汚れがついた電球は、軽く拭くだけでも全く印象が変わってきます。
他にも、本体やパーツも乾いた布で拭き掃除をしましょう。
百均でも売っている白手袋を手にはめてパーツを1つずつ触りながら拭き掃除をすると楽なので、おすすめです。シャンデリアに使われているガラスの曇りが上手く取れない時は、ガラスクリーナーを使って綺麗に掃除をしましょう。それでもパーツの汚れが落ちない場合は、洗剤を使って水洗いをしましょう。パーツが傷つかないように洗面器やトレイのそこに布を敷いてお手入れすると汚れを綺麗に落とせますよ。
ただ、器具の素材によってはガラスクリーナーや洗剤が使えないものもあります。
必ず取扱説明書を確認の上、掃除をするようにしてください。
まとめ
シャンデリア用の電球の魅力や特徴、LED電球の魅力について解説しました。シャンデリアの選び方やお手入れ方法にも触れましたが、参考になりましたでしょうか。シャンデリアはゴージャスな見た目が魅力的です。自分の家にもぜひシャンデリアを飾りたいという方は、これまでの内容を参考に自分好みのシャンデリアを見つけてみてくださいね。