新しく家を建てる際に、インテリアや家具のテイストにこだわるという方は多いと思います。自分好みのインテリアテイストにすることで、おしゃれで優雅な気分になります。また、気分転換にインテリアのテイストを変えることもあるのではないでしょうか。
ただ、おしゃれなテイストが多くジャンルが分からない、どんな特徴があるのか把握していない方もいると思います。どうやってコーディネートすればいいか分からないと、中途半端なテイストになって家具に統一感がなくなることもあります。
ここでは、インテリアのテイスト別の特徴やコーディネート、選び方を紹介します。自分の好みやおしゃれだと思うものを優先しつつ、インテリアのテイストを選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。
インテリアのテイスト別の特徴を紹介
ここでは、インテリアのテイスト別に特徴を紹介します。テイストごとのスタイルが分からないという方は、参考にしてください。
ナチュラルテイスト
ナチュラルテイストは、自然素材を使用したもので、ベージュやホワイトなど優しい色合いを基調としたデザインです。柔らかい雰囲気を演出することが可能で、落ち着きやすい空間になります。
自然を感じられるので、家でリラックスした空間を求めている方におすすめです。
アメリカンテイスト
レトロで個性的なデザインは、アメリカンテイストとされています。アメリカンテイストは、西海岸やブルックリン、カフェ風といったように、時代や地域によって若干テイストが異なります。
ポップなデザインもあれば、シックでスタイリッシュなものもあります。アメリカンテイストとまとめてもいくつか種類があるので、テーマを明確にしておくとコーディネートがしやすくなります。
北欧テイスト
スウェーデンやノルウェーなどのヨーロッパ北部で生まれたテイストで、快適性が重視された温かみのあるデザインが特徴です。シンプルな色や木製の家具で、統一された柔らかい空間になります。
デザイン性が高くおしゃれに演出できるので、若者からも人気を集めています。比較的コーディネートもしやすいので、インテリアのテイストに迷った際におすすめのデザインです。
モダンテイスト
モダンテイストは近代的・都会的な印象のテイストを指します。直線的で洗練された雰囲気があり、スタイリッシュな部屋を作りたい方におすすめです。
配色もホワイトやブラック、グレーを基調としているので、高級感のある部屋を実現できます。無駄がなく、装飾も少ないというのが特徴です。
ヴィンテージテイスト
ヴィンテージとは「年代物」という意味があり、使い込まれた感のあるデザインがノスタルジーな雰囲気を演出します。エイジング塗装などによって、家具や部屋全体を「使い込んだ」ような空間にすることでヴィンテージ感が出ます。
使い込まれたデザインは愛着が湧きやすいです。部屋のデザインにこだわりたい方には、ヴィンテージテイストもおすすめです。
インダストリアルテイスト
インダストリアルには「工業的」という意味があり、機能性が重視されたものが多いため、インダストリアルテイストは無機質でシンプルという印象を与えます。
工場を思わせる無骨さがあり、シックでクールな部屋を演出します。ブラックやグレーなデザインが多く、大人っぽい上品な雰囲気になります。
和風テイスト
日本らしい和の印象があるのが、和風テイストです。和室や畳など、古く自然を感じられるデザインが特徴的です。
和風テイストに現代のモダンスタイルを融合させた和モダンは、和の重厚感を軽くして、開放的な印象を与えるテイストです。落ち着きがありながらおしゃれな雰囲気を演出します。
各インテリアテイストのコーディネートのコツ
各インテリアテイストを実現するには、コーディネートのポイントを抑える必要があります。各テイストの特徴を捉えたコーディネートのコツを紹介します。
ナチュラルテイスト
ナチュラルテイストは自然な雰囲気のある温かみがポイントなので、無垢材や自然素材といった、人工的ではない家具で揃えましょう。
また、色合いも重要です。ホワイトやベージュといった明るく優しいカラーを取り入れると、温もりを感じられる空間になります。リラックスできる、くつろげるような配色を目指しましょう。
マットな質感の磁器ペンダントライト
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を使用。磁器はひとつひとつ手作りです。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチ。昼間は磁器の白さ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋を素敵に照らします。
アメリカンテイスト
ブルックリンや西海岸、カフェ風などのさまざまなスタイルがあるアメリカンテイストは、共通して「開放的」というイメージが特徴です。快適な空間であることはどのテイストでも同じなので、オープンな印象のある部屋作りをしましょう。
加えて、西海岸であれば海を連想させるブルーのインテリア、ブルックリンであればインダストリアルな雰囲気にするなど、地域や年代に合わせて家具や小物、雑貨を置くことでテイストを明確にできます。
北欧テイスト
自然の優しい雰囲気が特徴の北欧テイストにする場合は、シンプルな配色を意識しましょう。比較的明るい色を採用しつつ、深みのある赤や青などを取り入れることで、アクセントとしておしゃれさを演出できます。
また、家具や小物は曲線のものがおすすめです。曲線デザインのものは優しい印象があり、北欧らしいテイストの空間にできます。
三角セード ペンダントライト 電球有り/無し MPN049 引掛シーリング
ダイニングテーブルにぴったりなペンダントライト。φ40㎝のセードは、シンプルながら存在感があります。セードの素材は鋼板のため、布やガラスのように光を透過せず、開口箇所から光が漏れます。こちらのペンダントライトは下方向(テーブル上)を集中的に照らすため、周囲の電気を消しペンダントライトのみをつけると、そこに灯りの溜まりができ、人々が灯りに集うような空間演出も可能です。
モダンテイスト
都会のようなイメージのあるモダンテイストでは、直線的なデザインを意識します。クラシックな印象を与えるには、無機質で生活感がないようにしましょう。
家具はスチールやガラスといった無機質な印象のある素材を使った物がおすすめです。ホテルのような部屋を意識すると、近代的なモダンテイストに近付きます。
ヴィンテージテイスト
古くもおしゃれなヴィンテージテイストのコーディネートは、家具の年代を統一しましょう。さまざまな年代のインテリアをミックスして取り入れると統一感がなくなり、おしゃれな雰囲気にはならないでしょう。
インテリアの年代に加えカラーも統一させることで、まとまった印象がありセンスの高い部屋になります。年代によってデザインは異なるので、ピンポイントに絞ってコーディネートしましょう。
レトロな感じがおしゃれ! ガラスセードのペンダントライトMPN053
リブ模様のガラスセードと鉄を真鍮ブロンズ色に仕上げたソケット部分・ガード部分がレトロさと無骨さを感じさせるペンダントライト。セードはプレス加工した肉厚なガラスに、さらにフチにガードがつけられているため強度が高く、ガラス表面の凹凸は光を拡散させる効果があるため、柔らかい光で空間を照らしてくれます。
インダストリアルテイスト
インダストリアルなテイストにするには、色のトーンを落とすのがポイントです。ブラウンやダークなどの配色にして、工場を思わせるデザインにしましょう。
インテリアはクールな印象にしたいので、スタイリッシュでシャープなデザインのものを選びましょう。無機質でかっこよさを意識すると、洗練された雰囲気を演出できます。
素材感へのこだわった黒サビ風セードの真鍮ソケット ペンダントライト MPN044
気取りすぎないシックなデザインのペンダントライト。落ち着いた色調のインテリアにマッチするよう、ザラザラとしたセード表面のサビ風黒色塗装・ソケット部分の真鍮ブロンズメッキ仕上げの素材感にこだわりました。
和風テイスト
和風テイストは「床に座って過ごす」というのが特徴です。ソファや椅子を設置しないケースもあるので、全体的に背の低いインテリアを選びます。高さを下げることで、圧迫感のない開放的な印象になります。
また、使用する素材も大切で、和紙や木材、竹など日本らしい和の素材を使います。家具や小物の素材を統一すれば、一体感が生まれてくつろぎやすい空間になります。
麻紐を使ったテーブルランプ
アジアンテイストや和モダンなどリゾートホテルのような空間にします。アジアンテイストや和モダンなどリゾートホテルのような空間にします。丸いフォルムからの暖かみのある光が癒されます。
インテリアテイストを選ぶ際の注意点
さまざまなインテリアテイストがありますが、部屋のテイストを変更する際はいくつか注意点があります。ここでは、インテリアテイストを選ぶ際の注意点を紹介します。
予算が高額になる可能性がある
インテリアのテイストを変えるとなると、費用がかかります。特にこれまでのテイストと大きく変える場合、インテリアを買い換えるなどすると高額になる可能性もあります。
一度こだわり始めると止まらなくなるかもしれないので、予算をあらかじめ決めておくのがおすすめです。上限を決めていれば、計画的にテイストを変えられます。
場合によってはリノベーションも検討する
インテリアなどの部分的なテイストだけでなく、部屋全体のデザインにもこだわりたい場合、リノベーションも検討しましょう。大規模な改修をすればテイストをガラッと変えられます。
ただし、リノベーションには高額な費用がかかります。部屋全体を工事するので、家具を買い揃えるのに比べて費用は高くなります。どれだけテイストを変えたいのかによって、リノベーションも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、テイストごとのインテリアの特徴やコーディネートのポイントを解説しました。
それぞれのテイストに特徴があるので、どれも魅力的に見えますが、重要なのは「自分によって快適か、過ごしやすいか」ということです。家ではリラックスしたい方も多いと思うので、快適さを重視した上でテイストにもこだわってみるといいでしょう。
今回紹介したインテリアテイストの中でおしゃれだと思うテイストがあれば、家の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。自分の好きなデザインを見つけて、理想の部屋を実現しましょう。