自分の手でお部屋に設置する!照明器具の取り付けのポイント

照明器具の取り付けは自分でできる?
種類別に簡単な方法を紹介!

照明器具は部屋の雰囲気や機能性に大きく影響する重要なインテリアの一つです。しかし、照明器具の取り付けは電気工事の専門知識が必要だと思っている人も多いでしょう。実は、照明器具の種類によっては、自分で簡単に取り付けることができるものもあります。今回は、照明器具の種類別に自分で取り付ける方法を紹介します。ただし、電気工事に関する法律や安全上の注意事項もありますので、必ず確認してから作業を行ってください。

照明器具は大きく分けて、シーリングライト、ダウンライト、ペンダントライト、スポットライト、フロアライトなどの種類があります。それぞれに特徴や取り付け方法が異なりますので、以下に説明します。

1)シーリングライト

シーリングライト

シーリングライトとは、天井に直接取り付ける照明器具のことです。部屋全体を明るく照らすことができます。シーリングライトは、デザインや機能が豊富で、リモコンやセンサーで操作できるものもあります。一般的に天井に引掛シーリングボディ設置されていればが自分で取り付けやすい照明器具ですが、重量やサイズに注意が必要です。※器具によって異なるため、ご購入前に確認ください。

ログシリーズシーリングライト

6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)

発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。

2)ダウンライト

ダウンライト

ダウンライトとは、天井に埋め込んだ照明器具から下向きに光を照射するタイプのものです。スポットライトと似ていますが、ダウンライトは部屋の大きさに合わせて複数台を設置して全体的な照明として使われることが多いです。ダウンライト設置するには電気工事士資格が必要ですので、お近くの電気工事業者にご依頼ください。

3)ペンダントライト

ペンダントライトMPN056

ペンダントライトとは、天井から吊り下げた照明器具のことです。デザイン性が高く、空間にアクセントをつけることができます。ペンダントライトは、天井に器具にあった配線器具(引掛シーリングやダクトレールなど)が設置されていれば自分で取り付けやすい照明器具ですが、重量やサイズに注意が必要です。引掛金具や天井が耐えられる重量かどうかを確認しましょう。また、高さ調節ができるものもあります。

ニッケルメッキワイヤー ペンダントライト 電球有り/無し MPN056 引掛シーリング

ニッケルメッキワイヤー ペンダントライト 電球有り/無し MPN056 引掛シーリング

シンプルなワイヤーフレームがおしゃれなペンダントライト。天井に引っ掛けシーリングボディが設置されていれば、自分で簡単に設置できます。電球はありかなしかを選べます。

4)スポットライト

ダクトレールタイプのスポットライト

スポットライトとは、照明器具から特定の方向に光を照射するタイプのものです。スポットライトは部分的な照明として使われることが多いです。スポットライトは電気工事が必要な場合もありますが、ダクトレールタイプでしたら自分で取り付け可能です。

ダクトレール用 木目調スポットライト MSP003D

木目調ダクトレール用スポットライト

丸みがあるシンプルな形状で、コンパクトなスポットライト。光の方向を自由に変えることができ、壁に飾ってある絵やオブジェを照らすことができます。部屋の一部やインテリアを引き立たせるように照らすことができるのが特徴の照明です。

5)フロアライト

フロアスタンド

フロアライトには、部分的に照らしたり、壁や天井・植物などに反射させて光を拡散するタイプのものです。柔らかく暖かい雰囲気を作ることができます。フロアライトはコンセントで設置できるものがほとんど、電気工事が必要がなく、自分で取り付けやすい照明器具です。

LEDフロアスタンドライト

フロアスタンドライト 直接光 MST02(-BK)

コンセントをつなぐだけで、玄関・廊下などちょっと暗いスペースを明るくします。広いリビングや玄関や廊下をもう少し明るくしたい!! と思うスペースありませんか?そういった空間を明るくするのに、おすすめです。

自分で照明器具を取り付けるメリットと注意点。シャンデリアや壁付照明は電気工事が必要?

照明器具を取りかえる前に確認する事項として、引掛シーリングタイプか直結式(端子台)、ダクトプラグタイプ(ダクトレール)かということがあります。以下にその違いと注意点について説明します:

引掛シーリングタイプ:天井にある引掛シーリングボディに照明器具をひっかけるタイプのものです。シーリングライトやペンダントライトなどが該当します。引掛シーリングタイプの照明器具は、天井の配線器具「引掛シーリングボディ」が設置されていれば、自分で取り付けることはできます。器具によっては「引掛シーリングボディ」の種類によっても設置できなかったりします。購入前に天井の配線器具の形状を確認しましょう。また、高さ調節ができ、カバー内に収納できるものもあります。

直結式:天井から電源コードを直接つなげるタイプのものです。ブラケットや重量が重いシャンデリアやペンダントライトなどが該当します。直結式の照明器具は、電気工事士資格が必要です。また、重量やサイズに注意が必要です。電源コードの長さや天井が耐えられる重量かどうかを確認しましょう。

ダクトプラグタイプ(ダクトプラグ):天井のレール状の配線器具につなげられるタイプです。ダクトレール用またはダクトプラグタイプのペンダントライトが該当します。ダクトレール自体は電気工事をして設置します。カフェなどでよく見かけられる照明器具の設置方法で、複数台の照明を設置できます。ダクトレールの耐荷重、電気容量を確認の上、設置しましょう。

以上のように、引掛シーリングタイプと直結タイプ、ダクトプラグタイプの照明器具は取り付け方法や特徴が異なります。照明器具を取り換える前には、自分の部屋の天井に設置されている配線器具に合ったタイプを選びましょう。

・メリット

コスト節約:天井の配線器具が引っ掛けシーリングボディやダクトレールの場合は自分で取り付けることでコストを節約できます。電気工事が必要な器具(直結タイプ、端子台の器具)や高い位置に照明器具を設置する場合は安全面を考えてプロの電気工事に依頼をしましょう。

・注意点

1)安全確保:電気工事は危険が伴うため、必ず電源を切ってから作業を始めてください。また、必要な保護具を着用し、安全に作業を行うことが重要です。

2)適切な工具:照明器具の取り付けには適切な工具が必要です。間違った工具を使用すると、器具を壊したり、自身を怪我したりする可能性があります。

3)法規制:電気工事は資格が必要な場合があります。法律に違反しないように、自分で行える作業と専門家に依頼すべき作業を理解しておくことが重要です。

壁付照明やシャンデリアは電気工事が必要?

ブラケットライト
工事が必要なブラケットライト

壁付け照明(ブラケットライトやウォールライト)や重いシャンデリアやの取り付けは、通常、専門的な知識と技術を必要とします。これらの照明器具は高い位置に取り付けられることが多く、また電気配線の接続も必要です。そのため、これらの作業は専門的な知識と技術を持つ電気工事士に依頼することをお勧めします。安全に作業を行うためにも、専門家に任せることを強く推奨します。シャンデリアは器具によっては引掛シーリングタイプがございます。

電気工事に関する法律や安全上の注意事項

電気工事が必要な器具の取り付けは必ず電気工事士資格を持った専門家に依頼してください。また以下に挙げる場合も同様にご依頼が必要です。

・配線やコンセントの増設や変更が必要な場合

・防水性が必要な場所(浴室やキッチンなど)での作業が必要な場合

・作業中に感電や火災などの危険がある場合

照明器具の寿命は10年?交換時期の目安

照明器具の寿命は、その種類と使用状況によります。一般的に、LED照明器具は約40,000時間、蛍光灯は約15年が耐用の限度、白熱灯は約1,000〜2,000時間の寿命があります。これを日常的な使用時間に換算すると、LED照明器具は約10年、蛍光灯は約15年、白熱灯は約1年の寿命となります。

注意点として、照明器具によっては光源寿命が40,000時間ないものもあり、その場合10年もたないことがあります。また、設置場所が熱いなど設置場所の環境によっても寿命は左右されます。光源が40,000時間のものは目安として8〜10年ぐらいと考えられます。

なお、これらの数値はあくまで一般的なものであり、具体的な寿命は製品や使用環境により異なることをご理解ください。また、これらはあくまで設計寿命であり、この寿命を保証するものではありません。

しかし、寿命だけでなく、以下のような症状が現れた場合も交換時期の目安として考慮する必要があります:

・光量の低下:照明器具が十分な光量を提供しなくなった場合、交換の時期かもしれません。

・点滅や色の変化:照明器具が点滅したり、色が変わったりする場合、それは故障の兆候かもしれません。

・異音や異臭:照明器具から異音や異臭がする場合、それは内部で何か問題が発生している可能性があります。

これらの症状が現れた場合は、早めに専門家に相談し、必要であれば新しい照明器具に交換することをお勧めします。

適正交換時期を過ぎると、照明器具の内部の部品や配線が劣化し、発煙や発火などの危険な状態になる可能性が高くなります。また、カバーやソケットなどの外観も変色や変形、ひび割れなどが起こりやすくなります。これらの現象は、見た目だけでなく、性能や安全性にも影響します。例えば、カバーが変形すると光量が低下したり、ソケットがひび割れるとランプが落下したりする恐れがあります。

そこで、照明器具の寿命を確認する方法を紹介します。まず、照明器具に貼られている銘板(ラベル)を見てください。銘板には、「製造年」や「製造ロット」が記載されています。製造年からはそのまま製造された年が分かります。製造ロットからは、メーカーに問い合わせることで製造された年を知ることができます。

銘板から製造された年を知ったら、次に安全点検を行ってください。安全点検では、以下の項目をチェックします。

・スイッチを入れても時々点灯しないときがある

・プラグやコードや本体を動かすと点滅する

・プラグやコードなどが異常に熱い

・こげくさい臭いがする

・点灯時にブレーカーが動作することがある

・コードやソケットや配線部品に傷みやひび割れや変形がある

・カバーやパネルなどに変色や変形やひび割れがある

・塗装面にふくれやひび割れがある、もしくはさびが出ている

・器具取付け部に変形やガタツキやゆるみがある

・極端に明るさが低下している

・ちらつきが頻繁に生じる

これらの項目のうち、一つでも該当するものがあれば、危険な状態になっている可能性があります。その場合は、すぐに使用を中止し、新しい照明器具に交換してください。

まとめ

照明器具の取り付けは、天井に引掛シーリングボディやダクトレールが設置されていて、対応器具を設置する場合は、自分で設置できます。直付けや取り付けが端子台と表記されている場合は、自分では設置できませんので電気工事士に依頼が必要です。電気工事に関する法律や安全上の注意事項もありますので、必ず確認してから作業を行ってください。

ペンダントライトは取り付け方法を知っていれば、思ったより簡単に自分で取り付けることができ、部屋の雰囲気や機能性を自由に変えることができます。ぜひ、照明器具の取り付けに挑戦してみてください。

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