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レール用照明ってどんなもの?
住宅のお部屋の天井にレールの様なものが付いているのを見たことがありませんか?それはダクトレールや、ライティングレールと言われているもので、レールの範囲であれば照明器具を設置して使用することができます。その照明器具の総称を「レール用照明」といいます。ここでは、おすすめのレール用照明から意外な活用方法までをご紹介します!
ダクトレールのおすすめ設置場所
レール用照明を使用するには、ダクトレールが必要です。ダクトレールを用いたレール用照明の利点の1つは、照明の位置を自由に変更できるという点です。まずは、おすすめのダクトレール設置場所をご紹介します。
リビングダイニング
リビングダイニングは家族の成長などにより、家具の配置や必要な照明が異なる場所です。
例えば、夫婦2人の際には小さかったダイニングテーブルが家族が増えることによって大きく変化したり、別で子供の机をリビングに置くこともあるでしょう。もし、照明を夫婦二人の生活の時から変更できないと、インテリアとずれたちぐはぐな照明の位置になってしまい、必要な明るさの確保もできない可能性があります。その点、ダクトレールはレール範囲内であればどこでもレール用照明を設置することができます。また、1つのダクトレールに対しておおよそ15Aまで設置可能ですので、100W相当の照明器具であれば15灯設置することができます。これだけ設置出来れば、明るさが足りないということは少ないでしょう。
アイランドキッチン
アイランドキッチン用にダクトレールを設置することにより、作業する手元を確実に照らすことができます。また、インテリア要素の強いペンダントライトを設置することで、部屋のデザイン性が高まるというメリットもあります。アイランドキッチンのリビング側にハイチェアなどを配置すれば、ペンダントライトと相まって、ご自宅の中にバーカウンターのような空間が生まれるでしょう。ただ、ペンダントライトは明るさを重視する照明ではないため、サブ照明として設置し、メインの照明は別で設けることをおすすめします。
おすすめレール用照明
レール用照明の中でも吊り下げるタイプのペンダントライトは種類が豊富にあります。お好きなインテリアと雰囲気が合うものを選んで、デザインを楽しんでみましょう。
スタイリッシュタイプ
LEDアクリルカバー付き 円筒ペンダントライト
金属製のシンプルな円筒形と、光を発するアクリル部分の組み合わせがスタイリッシュな照明です。直径5.5㎝と細身ながら、光を拡散してくれるアクリルパーツ部分の効果で、想像以上の明るさを実現することができます。光は内側の円錐形をした部分から発せられますが、フロスト加工をしているため、決してまぶしさを感じることは無く、優しい光が空間を照らしてくれます。光の色は落ち着いた電球色を採用しており、リラックスした雰囲気を演出することに適しています。
オプティカルパーツがワンポイントのペンダントライト
ミニマルな円筒形LEDペンダントライト。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
シンプルタイプ
北欧テイスト 円盤ペンダントライト
アイボリーカラーが優しい印象を与えてくれる、シンプルな円盤系のペンダントライトです。直径190㎜としっかり明るさを確保しつつ、55㎜の薄さですので、空間に圧迫感を与えることなくインテリアになじみます。また、ガラスボールなどにお好きなエアプランツなどを入れ、ライトの中央に吊り下げることも可能ですので、グリーンインテリアに興味のある方にもおすすめです。
テラリウムを楽しめる 円盤ペンダントライト
円盤ペンダントライトは、植物ポットをぶらせげてエアプランツなどお好きな植物や砂をガラスの植物ポットにいれて、灯部真ん中に吊るしてテラリウムを楽しめます。植物ポット3個付きと植物ポット無しのどちらかを選べます。
個性派タイプ
細かい模様が個性的な磁器ペンダントライト
自然由来の磁器素材を使ったペンダントライトは、職人の手でひとつひとつ丁寧に作られたシェードが使われています。昼は白く艶のあるテクスチャーがお部屋に清潔感のある印象を与えてくれ、夜は提灯の様な優しい光で照らしてくれます。丸みを帯びた形状と色なので、お部屋の中で特別大きな存在感を放つことはありませんが、空間自体を優しく演出する効果があり、ナチュラルなインテリアによりなじみやすいデザインとなっています。Motomの磁器ペンダントライトは8種類あり、どれも個性的なデザインです。質感は艶とマットタイプがあるので、空間に合わせて選んでみてください。
細かい模様が個性的な磁器ペンダントライト 引掛シーリング MPN18
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いたシリーズ。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
ダクトレールが無くても大丈夫!
ダクト用照明を設置してみたいけれど、ご自宅にはダクトレール無い!そんな方でも大丈夫です。
次にご紹介することを行えば、今ダクトレールが設置されていなくても、レール用照明を取り付けることが可能になります。
引掛シーリングボディに設置できる簡易型ダクトレールがある
ダクトレールは無くても、引っ掛けシーリングボディが天井についているご自宅は多いでしょう。ダクトレールには、この引っ掛けシーリングボディに取り付けられる簡易型ダクトレールがあります。取り付けることで、ダクト用照明を問題なく設置することが可能になります。また、簡易型ダクトレールは引っ掛けシーリングボディを中心に回転することで、照明の設置方向を変更したり、中心をずらすことで一方に光を届きやすくできるタイプもあります。お部屋についている引っ掛けシーリングボディの位置を確認して、適切な商品を選び、ダクト用照明を楽しみましょう。
手持ちのお気に入りの照明を設置したい!
ダクトレールはあるけれども、手持ちの照明器具が引っ掛けシーリングボディ用で取り付けに困っている場合もあるでしょう。この場合、せっかくの照明器具を買い替えなければならないのでしょうか。もちろん、そのような場合も次の方法で対応可能です。
変換対応プラグがある
引っ掛けシーリングボディ用の照明を、ダクトレールに変更できるプラグがあります。こちらをお手持ちの照明に設置すれば、買い替えることなく照明を設置することができます。ただし、ダクトレールの耐荷重は設置方法により5㎏~20㎏と決まっているため、重たい照明を持っている場合は重さをと、ダクトレールの設置方法を確認してから取り付けましょう。
ダクトレールの意外な活用方法を紹介
ダクトレールには照明を設置すること以外にも、楽しめる使い方があります。これを知っておけば、照明との組み合わせで、よりインテリアを楽しむことができるでしょう。
植物を吊るそう!
ダクトレールには照明器具だけでなく、フックを取り付けることができる部品があります。こちらを取り付けることにより、簡単に植物を吊るすことができます。植物は床やテーブルの上に置くと掃除の手間や、小さなお子様がいる場合はいたずらされてしまう可能性がありますが、天井に吊るしておけば安心です。最近ではエアプランツなど、土が無くても育つ植物がありますので、そういった物を選べば、万が一天井から落ちてしまっても床が汚れることはありません。レール用照明と植物の高さや色合いを工夫することで、空間がより豊かなものになるでしょう。
天井インテリアを楽しもう!
ダクトレールに取り付けられるフックは、植物だけでなくチェーンと板材を組み合わせて、棚を作ることもできます。家具として置いている棚は日常のものでいっぱいになってしまい、なかなか物を飾る空間は残りづらいですが、空中に設けられた棚であれば、飾り棚として好きなものを飾る空間になるでしょう。スポット照明と合わせることで、飾ったものをより際立たせることも可能です。ただし、ダクトレールには耐荷重がありますので、置く物の重さには注意しましょう。
まとめ
レール用照明は、様々な種類があり、私たちの住空間を演出してくれる大切なアイテムだということが分かりました。また、ダクトレールがなくても合わせた対応商品があるなど、柔軟性もある照明です。インテリアを検討する際、置き家具だけでなく、レール用照明も1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。