主に就寝前や夜中に使うためのベッド用照明は、部屋の主照明とは別に、枕元で補助的に使うものです。ベッド用照明というと、サイドテーブルに置くおしゃれなスタンドライトや背の高いフロアライトなどをまず思い浮かべるかもしれません。
ベッド用照明は色々なタイプがあります。おしゃれなデザインも良いですが、更に操作性や機能性も見て選ぶことがおすすめです。
ベッド用照明を検討している人や、必要が無いと思っている人にも、ベッド用照明の役割や選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。
ベッド用照明の役割とは?
ベッド用照明は、手元や枕元を照らすためのものです。寝る時は真っ暗で寝たいという人は、主照明があればベッド用照明は必ずしも必要なものではないと思うかもしれません。しかし、ベッド用照明があった場合には快適に過ごせる場面が色々とあります。
●ベッド用照明があると健康に良い
目から入った光は、脳に信号を送り、人の体内時計を調整すると言われています。
現代人は、屋内で過ごす時間が長く、夜遅くまで活動している人も多いです。更にスマートフォンやパソコンなどの長時間使用などでも目が疲れやすく、脳はいつまでも日中だと勘違いしてしまい体内時計の調整が難しくなっています。健康を維持し、夜の寝つき、朝の目覚めを良くするためにも、寝る前は強い光を浴びないようにするのが良いです。
ベッド用照明は暖色系の目にやさしい明かりで、就寝前や夜中でもリラックスしやすい環境をつくってくれます。
●就寝前での役割
・就寝前にアロマや軽い読書、ストレッチなどをするのに丁度良い明るさ
・就寝時に手元で照明スイッチを切ることができるので安全。
●夜中での役割
・寝ている間トイレに立ちたい時
・赤ちゃんの夜間の授乳やおむつ替え、夜泣きなどの対応をする時
・真っ暗が苦手な人で常夜灯が欲しい人
・一緒に寝ている家族を起こさず明かりが欲しい時
改めて考えると、結構使う場面があるんだなと気が付きますね。逆に、ベッド用照明がない場合は、どうしているでしょうか?真っ暗なまま歩くか、主照明を使うか、スマホを探すなどになります。少しでも安全に、快適にと思うと、ベッド用照明を用意するのがおすすめです。
ショートボディタイプ 読書灯 MBK023
特定の箇所を照らせるから心地よく作業できるリーディングライトとは、ベッドのヘッドボードに設置する照明でワンランク上のベッドルームを演出するのにのにぴったりです。上質な質感とお部屋との合わせやすさを重視してデザインしました。
ベッド用照明の種類は?操作性に注目
家族構成や生活パターン、家具配置などによって、それぞれに合ったベッド用照明があります。まず、どうやって点灯させるのかですが、それによって操作方法も変わります。それぞれの特徴を知って、自分に合うタイプを選びましょう。
●建物に直接取り付けるタイプ
ベッドのヘッドボード付近の壁面にスイッチを配線し、そのスイッチを押すと建物構造と一体化した間接照明やブラケットライト(壁付照明)がON/OFFするタイプです。
更にホタルスイッチという小さなランプの付いたスイッチなら、暗がりでもスイッチの場所がすぐに分かって便利です。
見栄えがよくすっきりするため、新築や改築の計画の際には取り入れるのがおすすめです。
壁に穴を開けたり、直接電気配線をする工事が必要です。ハウスメーカーや工務店に依頼し、電気工事士の免許のある人に作業をしてもらうようにしましょう。
●ベッドのヘッドボードに照明があるタイプ
ベッドを購入する際、ヘッドボードに最初から照明やコンセント、スイッチ、棚などが取り付けられている商品もあります。こちらはベッド背面から出る電源コードがあるため、近くにコンセントが必要です。
また、ベッドのヘッドボードに後付けもできるブラケットライトもあるので、DIYでヘッドボードに穴を開けて背面から電源コードを通すようにするなどもおすすめです。
●卓上or床置きコンセントタイプ
デザインが豊富で、安定した給電が可能です。電源スイッチが電源コードの中間にあるモデルが多いため、電源スイッチ位置の確認をしましょう。コンセント差し込み部分に布団が掛かってしまったり、埃が入らないように注意が必要です。また、ベッドから降りる時などにコードで脚を引掛けるといけないため、サイドテーブルの上や、部屋の隅などにコンセントがある場合におすすめです。
●卓上USB充電タイプ
使いたい位置付近にコンセントが無かったり、持ち運んで家族が多用途に使いたい場合などに便利です。ランプ本体にスイッチがあるため、暗がりでも操作しやすいです。
充電が少なくなってきた時に、明かりが段々弱くなってくるモデルが一般的です。
・卓上電池交換タイプ
電池を交換する必要がありますが、持ち運びができる小さいモデルが多いため、気軽にキャンプやアウトドアなどと兼用で使うこともできます。
フラット型リーディングライト(読書灯)MBK027
フラットに収納できるベッドのヘッドボードに取り付ける読書灯。使用しないときは、すっきりフラットに収納できます。フラットに収納できるため、ふとした拍子に体をぶつけたり、お子様がけがをする心配がありません。器具の開閉だけでオンオフ操作ができる、シンプルな使いやすさが特徴です。
ベッド用照明の種類は?機能性に注目
●局部照明として使う
寝る前に軽い読書をしたい、子どもに絵本を読みたい、そんな時に便利なのが局部照明タイプです。スポットライトのように、部屋全体ではなく明かりが必要な方向にだけに配光を絞ってくれます。また、光と影の明暗がはっきりするため、光の向きを変えれば他の家族には明かりが当たらないようにすることもできます。
●間接照明として使う
光源が見えないデザインや、光を透過させる素材のセード(笠)だったりすると、やわらかい光がその付近をまぶしくない程度に明るくしてくれます。
また、局部照明は壁や天井に向かって当てて、その反射光によって間接照明として使うこともできます。
●その他用途に応じた最新機能
・調光・調色機能
光の色を変えたり、明かりの量を調節できるモデルもあります。
朝の目覚め、読書、就寝時などそれぞれの用途や気分に合わせて明かりの色や量を調節できます。
・タイマー機能で自動消灯・自動起床
就寝時は電球色(オレンジ色の明かり)、起床時は昼白色(白色の明かり)など、タイマー機能でON/OFFや超光、調色してくれるモデルもあります。
・持ち運び型
トイレに立つ時やキャンプの時などに便利です。置き型でありながらも、持ち運びできると、災害時にもおすすめです。
ベッド用照明のインテリア性
質の高い睡眠を得るためにも、寝室の家具や寝具は落ち着いた色のもので揃えると良いと言われています。しかし一方で、寝室は物が少なく、殺風景になりやすい面があります。
他の部屋とのインテリアテイストを揃え、ベッド用照明の光と影の出方、デザインなども選ぶポイントにしましょう。ベッド用照明をアクセントにすると、より温かみのある部屋になります。
●雰囲気を重視するならフロアランプ
置き場所に余裕があれば、フロアランプが圧倒的な存在感とデザイン性がありおしゃれです。ベッド用照明といっても、フロアランプの場合は背が高い分、照らす範囲も広くなります。明暗の広がりが大きくなり、メリハリが出ます。部屋の隅に置くことで、反射光で寝室全体に更に立体感が生まれます。
●インテリアのテイストに合ったデザインを選ぼう
アンティークテイスト、インダストリアルテイスト、北欧テイストなど、寝室や他の部屋のインテリアテイストにも合わせてベッド用照明を選びましょう。
・アンティークテイスト…真鍮やガラス、布セードがおすすめ。ソケット部分も真鍮や木製のものだとよりレトロ感があります。
・インダストリアルテイスト…電球が剥き出しの、金属セードがおすすめ。アルミ性や鋼板製で錆びれた感があるものがおすすめ。あえて電源コードを見せるのもおしゃれです。
・北欧テイスト…布セードか木製セードで、光源が見えない間接照明タイプがおすすめ。サイズの小さなタイプならカラフルな色を選んでも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ベッド用照明の種類を、操作性や機能面を中心にご紹介しました。最新の機能も知っておく一方で、インテリアテイストを整えてあげるのも大切です。それぞれの商品の特徴をしっかり見てから、ご自宅の寝室をよりおしゃれに、快適に使えるようにしたいですね。