洗面鏡については、既に取り付けられている鏡を使用している人が多いかと思います。しかし、注文住宅などでは、「造作洗面所」という既製品ではなく自分で洗面所を作ることもできます。自分好みの洗面所を設計できるので、おしゃれな空間に仕上げられます。
造作洗面所を作る上で重要なピースとなるのが、鏡です。鏡は洗面所に占める割合が多いのでデザイン性によって洗面所の印象にも影響します。おしゃれな洗面所を作るためには、鏡選びが重要になるのです。また、高品質な洗面鏡を選べば長く使い続けることもできます。
この記事では、洗面鏡の種類や選ぶポイント、おすすめの鏡を紹介します。洗面所をおしゃれにしたい、長く使える鏡を選びたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
ポーランド〈Miior社〉デザインの鏡が手前に引き出せるライト付き鏡GBK024-S
女性でも片手で軽々引き出せるLEDライト付き鏡。ミラーを顔のそばに引き寄せることで、より明るくクローズアップして使用できます。メイクアップの時やお年寄りの方、身体の不自由な方、メガネをかけているお客様に人気があります。革新的なデザインと機能性とモダンさんで海外の高級ホテルに採用されています。
目次
洗面鏡にはどんな種類のものがあるのか?
洗面所の鏡にはいくつか種類があります。デザインや鏡の大きさに注目してしまいがちですが、洗面鏡の種類を知っておくことでおしゃれかつ使い勝手の良い洗面所になります。
1.一面鏡
洗面所の真ん中に鏡が1枚だけ設置されたタイプです。最もオーソドックスな形で、既製品などでも一面鏡が使用されているケースが多いです。シンプルなデザインなのでコンパクトな印象になります。
ただ、一面鏡といっても円形や正方形、長方形、楕円形といった形から、フレームや鏡の大きさなどによって印象が変わります。シンプルな造りだからこそバリエーションが豊富で、自分好みの洗面鏡を選ぶことができます。
2.二面鏡
鏡が2枚並んで設置されたタイプです。洗面所が広い場合に使用されることがあり、2枚の鏡が並んでいるので洗面所を広く感じることができます。
二面鏡は収納可能なものもあり、扉がついていれば裏側にメイク道具や歯ブラシ、ひげ剃りなどを収納できます。2枚とも扉になっていて開けるものもあれば、1枚だけ開けるものもあります。
二面鏡はシンプルな一面鏡と比べて洗面所を広く演出しますし、2枚の鏡がおしゃれな雰囲気にしてくれますが、広さがないと設置できないのが難点です。
3.三面鏡
鏡が3枚並んでいるのが三面鏡です。二面鏡よりさらに広いスペースを使って鏡を設置するので、広く高級感のある洗面所になります。
三面鏡は裏側に収納スペースが確保されているケースが多く、3枚全ての裏側が収納スペースになっている場合ほとんどの洗面所周りのものを収納することができ、ものが散らかることもなくなります。
また、鏡をスライドして角度を変えられるタイプであれば正面を見ながら横顔も同時にチェックすることができ、身だしなみの確認に適しています。身だしなみを気に掛ける人や人に見られる機会の多い人におすすめです。
ただし、3枚の鏡を並べるので相当広い洗面所でなければ三面鏡は設置できません。三面鏡の設置を検討する場合は鏡や洗面所のサイズを測り設置できるかどうかを確認しておきましょう。
前面光・間接光 600×900ミリ LED一体型ミラーライト(曇り止めヒーター付き) 4000K GBK029
2種類の光で照らすスタイリッシュなミラーライト。鏡面からの直接光と背面をほんのり照らす間接光がラグジュアリーな空間へとライトアップします。
洗面鏡を選ぶポイント
洗面鏡を選ぶ際には、選ぶポイントがいくつかあります。洗面所は身だしなみの確認をするために日常的に利用します。加えて水回りに近い場所に設置するので汚れやすく、長持ちさせるにはポイントを抑えて選ぶ必要があります。
1.防水・防湿対策されているか
洗面鏡を選ぶ上で重要となるのが、防水・防湿対策です。洗面鏡は水回りの多い場所に設置するため、ガラスに水がかかったり湿気が溜まったりします。そのため、対策がされていないとカビやサビができてしまう可能性があります。
防水・防湿対策を重視して洗面鏡を選ぶ際は、カビ防止のコーティングが施されている洗面鏡を選びましょう。コーティングがされている洗面鏡なら水がかかったり湿気が溜まったりしてもカビやサビを防いでくれます。お手入れの頻度も減らせるので、洗面鏡を選ぶ上では重視したいポイントです。
ただし、コーティングする範囲が広くなるほど洗面鏡の値段も高くなるので設置場所ごとの水の利用量や湿気を考慮しましょう。例えば比較的水がかかる心配のないトイレの洗面鏡に防湿コーティングをしても効果が期待できません。逆に脱水所の洗面鏡に防湿コーティングをしていないとカビができやすくなってしまいます。
設置場所ではどれくらい水が跳ねるか、湿気が多いかどうかを検討した上で、防水・防湿対策のコーティングが必要な箇所を確認して洗面鏡を選びましょう。
2.鏡の大きさ
全身の身だしなみを鏡に映すためには、鏡の大きさも重要です。身だしなみを確認できる最適な大きさの洗面鏡を選びましょう。
例えばトイレに設置するものであれば、コンパクトで小さめの洗面鏡でも十分です。一方で脱水所や洗面所では、鏡の前に立ったときに上半身が映るような大きさの洗面鏡であれば身だしなみのチェックや化粧をするのにも適しているといえます。
設置場所や鏡との距離などを考慮して、洗面鏡の大きさの目安を決めることでスムーズに洗面鏡を選ぶことができます。
3.デザイン
洗面鏡を選ぶ際は自分好みのデザインのものであるかも重要です。
防水・防湿対策が十分な洗面鏡でも納得のいくデザインでなければ、洗面鏡の前に立つたびに違和感を覚えてしまうかもしれません。自分好みのデザインの鏡を選ぶことは気分を高めるために必要なので、デザイン性も重視して洗面鏡を選びましょう。
洗面鏡でデザイン性を見極める部分は、鏡のフレーム部分です。フレームの色や素材によって洗面所の印象は大きく変わるので、デザイン性を重視する際はフレーム部分にもこだわってみましょう。
自分でもできる防水・防湿対策
洗面鏡を長く使うには、防水・防湿対策が欠かせません。洗面所は毎日利用するので水が跳ねて水垢になってカビができてしまう可能性があります。
そうしたリスクを回避する方法としてカビ防止のコーティングを紹介しましたが、コーティングに頼るのではなく自分で手入れすることも大事です。定期的に鏡を掃除することで、清潔な洗面所を保つことができます。
手入れの方法は、基本的に鏡全体を水拭きした後に乾拭きする程度で十分です。水拭きして水が鏡に残らないように乾いた布で水分をしっかり拭き取ってください。この手入れをできれば毎日行うとキレイな鏡を維持できます。
水垢の汚れがある場合は、クエン酸スプレーを使って汚れをおとしましょう。水垢はアルカリ性なので酸性の洗剤が効果的です。クエン酸スプレーを鏡に吹きかけ、15分ほどしてから水拭き・乾拭きをすることで水垢を拭き取ることができます。
また、湿気対策としては洗面所の換気も有効です。溜まった湿気の逃げ道を作ることで空気が循環し、洗面所内の湿気を減らすことができます。それによって湿気によるガラスへのダメージも軽減できます。
防水や防湿のコーティング費用を抑えたい人は、自分で防水・防湿対策を行うこともできます。掃除や換気はなるべく毎日行い、キレイな鏡を保ちましょう。
おすすめの洗面鏡を紹介!
お気に入りの洗面鏡を探そうとなると、様々な形やデザインのものがあるので迷ってしまいがちです。ここではおすすめの洗面鏡を3つ紹介します。
1.LED一体型ミラーライト MBK011-W
こちらは鏡の中にライトフラットが埋め込んである洗面鏡です。近接スイッチに手を近づければライトがつき、正面からライトアップされるので鏡を見たときに影で見えにくいといったことがなくなります。
また、小口防湿加工や曇り止めヒーターなどによって防水・防湿対策も万全です。シンプルでスタイリッシュなデザインなのでどんな部屋にも似合うオーソドックスな洗面鏡です。
2.〈AVIOR〉LEDミラーライト800×1000 GBK027B
LEDライトがフレームの内側に配されており、おしゃれな雰囲気を演出するデザイン性のある洗面鏡です。黒のフレームがあることでスタイリッシュで大人な雰囲気を醸し出してくれます。
ただし、フレームに水がかかってしまうと危険なので、こちらの洗面鏡を設置する際は高さに注意しましょう。水が跳ねやすい高さだとフレームの内側に入ってしまう可能性があるので、高さの調整は入念に行いましょう。
3.〈Miior社〉Fit.シリーズ LED一体可動型ミラーライト(横型) GBK024-S
横幅が広く引き出し可能な洗面鏡です。鏡を引き出して自分の見やすい位置まで持ってくることができるので、メイクのときにしっかり自分の顔を確認できます。また、お年寄りの方や身体が不自由の方、視力の悪い方でも見えやすい位置まで引き出して鏡を使うことができます。
誰でも簡単に使える機能性とモダンなデザインが特徴的で、高級感を演出してくれます。
まとめ
この記事では、洗面鏡の種類や選ぶポイント、おすすめの洗面鏡について紹介しました。
水回りの場所で使う機会が多い洗面鏡を選ぶ際は、防水・防湿対策を考慮しながらデザイン、鏡の大きさなどを基準にお気に入りの洗面鏡を選んでみましょう。毎日使う洗面所の鏡がおしゃれで使い勝手が良いと、自然と気分を上向かせてくれます。既製品で済ませやすい洗面鏡にこだわってみましょう。