新築の家を建てる際、キッチンやリビング、寝室といった主要な部屋については詳細なプランニングが行われますが、洗面室については意外と見落としがちです。
しかし、日常生活において、洗面室は重要な役割を果たしています。洗面室は、出かける準備やリラックスタイム、身だしなみをチェックするためなど、一日の中で何度も訪れる場所です。
だからこそ、洗面室はおしゃれで快適な空間にしたいですよね。そこで大切なのが、照明選びです。照明はただ部屋を明るくするだけでなく、空間の雰囲気を大きく左右するもの。照明の色や明るさ、位置や形状によって、洗面室はガラリと雰囲気を変えることができます。しかし、洗面室の照明選びは、一見すると簡単そうに見えて意外と複雑。一体、どのように選べば良いのでしょうか。
本記事では、新築の洗面室をおしゃれで快適な空間にするための照明選びについて、具体的なポイントを紹介します。新築の洗面室を計画中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
フレーム内側から光るライト付き鏡 GBK027B
イタリアのデザイナーがデザインしたライト付き鏡。イタリアのデザイナーによるスタイリッシュなLEDフレーム付ミラーライト。フレームの内側にLEDを配し、シャープな印象を与えるデザイン。空間をよりスタイリッシュに演出します。
洗面室の照明を選ぶ前に知っておきたい!
照明の色がもたらす効果?とは
照明は部屋の雰囲気に影響するもので、特に照明の色によって印象は大きく変わります。では、「照明の色」とは何なのでしょうか。
照明の色は「色温度」という単位で表され、「色温度」が高いほど青白く、低いほど赤みを帯びた色になります。そしてこの色温度が、空間の雰囲気を作り出しているのです。
では、照明の色には、具体的にどのような効果があるのでしょうか。まず、色温度が高い(青白い)照明は、集中力を高めたり、目覚めを促す効果があると言われています。
その理由は、昼間の明るい自然光のような色だからだそうです。そのため、仕事や勉強など集中力を必要とする場面では、色温度の高い照明を選ぶと良いでしょう。
一方、色温度が低い(黄色やオレンジに近い)照明は、リラックス効果があると言われています。キャンドルの光のような暖色系の色なので、穏やかな気分になりますよね。そのため、寝室やリビングなど、落ち着いた雰囲気を作り出したい場所には暖色系の照明が適しています。
そして、これらの効果を理解した上で照明の色を選ぶと、空間をより効果的に演出することが可能になるのです。例えば、仕事をする場所には色温度の高い照明、リラックスしたいリビングには色温度の低い照明を選ぶといった具体的な選択ができます。
また、色温度を変えることで、同じ空間でもさまざまな雰囲気を楽しむことができますよ。
洗面室にはどの色の照明がいい?
一日の始まりと終わりに過ごす洗面室は、家の中でも大切な空間。だからこそ、新築の家を建てる際はこだわりを持って作るべき場所でもあります。
そして、前述のとおり照明は空間の雰囲気を左右するものなので、心地よく過ごせる洗面室にするために、照明の色選びは大切です。
まず、洗面室の照明の色を決める際には、洗面室がどのような用途で使われるかということを考えましょう。
例えば、メイクやスキンケアなどを行う場合は肌の状態や化粧品の色味などがはっきり見えた方がいいですよね。そのため、本来の色に近い色味を確認できる、自然光に近い中間色の照明が最適です。この照明なら、洗面室でメイクした状態と外出先の自然光の下での見え方が変わらず、理想のメイクを実現しやすくなります。
また、洗面室をくつろげる環境にしたい方は、暖色系の照明がおすすめです。暖色系の照明は、温かみのある光を放ち、リラックスした雰囲気を作り出します。
そして、シャープで洗練された雰囲気を好む方には、寒色系の照明が向いています。寒色系の照明は、広く明るく見えるので、狭い洗面室でも広々と感じることができるという利点もあるのです。
このように、洗面室の照明の色選びは、その空間で何を重視するかによって異なります。ライフスタイルに合わせて色温度を選び、理想の洗面室を作りましょう。
astro 鏡の上に設置するミラーライト 5灯 GBK020 4灯 GBK021
デザインと品質・こだわりを持ったイギリスのブランド〈Astro〉のミラーライト。クロームメッキの銅板に、電球を模したガラスグローブが等間隔で付いているシンプルで高級感あふれるデザイン。新築のパウダールームや、ご家庭の洗面台の照明としてお使いいただけます。メイクのときに使うとまるで女優のような気分を味わうことができます。
洗面室の照明の種類
洗面室の照明選びは、快適な生活を実現するための重要なポイントです。では、洗面室にはどのような照明が適しているのでしょうか。
それぞれの特性を理解し、自分のライフスタイルや洗面室のレイアウト等に合った照明を選ぶことがポイントです。また、下記の照明は組み合わせて使用することで、より洗面室の雰囲気を引き立てることができますよ。
ダウンライト
ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明。光を下方向に照らすので、洗面室全体を明るく照らせます。シンプルなデザインが多いので、どのようなインテリアにも合わせやすいです。
スポットライト
スポットライトは、光を特定の場所に集中して照らす照明で、洗面台の鏡部分など特定の箇所を明るく照らせます。メイクやスキンケア時にピンポイントで光を当てられるのが特徴です。また、デザイン性も高く、洗面室にアクセントを加えることができます。
ペンダントライト
ペンダントライトは、天井から吊るすタイプの照明。照明自体がインテリアの一部となり、洗面室をおしゃれな雰囲気に演出できます。ただし、光が広がる範囲が限定的なため、他の照明と組み合わせるのがおすすめです。
ウォールライト
壁に取り付ける照明で、間接照明としても活用できます。洗面室の雰囲気作りにぴったりです。
ミラーライト
ミラーライトとは、鏡の周りやLEDライトが一体型になった照明のことを言います。メイクやスキンケアの際に顔全体を均一に明るく照らすことができます。また、洗面台のスペースが限られている場合でも取り付けやすいです。
新築の洗面室の照明の選び方
新築の洗面室の照明は、色温度や照明器具のタイプなど、さまざまな視点で選ぶことが大切ですが、選ぶポイントが多すぎて何から選べば良いのか悩んでしまいますよね。
新築の洗面室の照明は、下記のポイントを踏まえると選びやすいでしょう。
用途に合わせて選ぶ
照明を選ぶ際の基本は、その用途に合わせることです。例えば、メイクやスキンケアを行うなら、色味を正確に見るために自然光に近い色の照明が適しています。特に、メイクをする場合には演色性が良いミラーライトも選ぶと良いでしょう。
また、リラックスする時間を重視するなら、暖色系の照明がおすすめです。
洗面室の大きさで選ぶ
洗面室の広さも照明選びに影響します。広い洗面室では、ダウンライトやペンダントライトで全体を明るく照らすことができます。一方、狭い洗面室では、スポットライトやウォールライトを駆使して、必要な場所だけを照らすことで空間を有効に使うことができるでしょう。
デザインで選ぶ
洗面室の照明は、単なる機能性だけでなく、空間のデザインにも大きく影響します。ペンダントライトやウォールライトなど、デザイン性の高い照明を選ぶと、洗面室をおしゃれな空間に仕上げることができますよ。
新築の洗面室を照明で彩ろう
洗面室は、日々の生活の中で欠かせない場所です。一日の始まりを迎え、一日の終わりを締めくくる洗面室だからこそ、快適でおしゃれな空間にすることが大切。そのためのポイントは、照明選びにあるのです。
照明はただ部屋を明るくするだけではなく、空間全体の雰囲気を左右し、快適な暮らしができるかどうかにも影響します。例えば、暖かい色の照明は洗面室をリラックスできる空間にし、明るい自然光に近い色の照明はメイクやスキンケアなどに向いているなど、用途によっても選ぶ色は変わってくるもの。
また、選ぶ照明の種類や配置によっては、洗面室をより機能的で使いやすい空間に変えることも可能です。
このように、新築の家を建てる際には、洗面室の照明選びは重要なポイント。ライフスタイルや洗面室での過ごし方に合った照明を選び、洗面室をおしゃれで快適な空間にしましょう。