家や部屋をおしゃれにしたいな・・・という時、壁紙や家具だけでなく、照明計画が重要になります。照明の種類も色々とありますが、中でも「ブラケットライト」をご存じでしょうか?壁付け照明・ウォールライトなどとも呼ばれる事がありますが、壁に取り付けるタイプの照明の事です。おしゃれなインテリアづくりにはブラケットライトがおすすめです。
こちらの記事では、ブラケットライトがインテリアをおしゃれにする理由や、その選び方をご紹介します。
目次
ブラケットライトがインテリアにおすすめな理由
照明計画を立てる中で行いたいのは、そこにどれだけの明かりが必要か、どんな種類の照明が適しているかです。そこから見えてくるおすすめなブラケットライトの使い方をご紹介します。
●そこにどれだけの明かりが必要か?
近年はLEDランプが普及し、その明るさの目安単位として「光束=ルーメン(lm)」が用いられるようになってきました。明かりが必要な空間にどれ位の明るさの照明が必要なのかは、下記を参考にしてみてください。
適用畳数 | 定格光束の範囲lm(ルーメン) |
~4.5畳(約7㎡) | 2,200~3199 |
~6畳(約10㎡) | 2,700~3,699 |
~8畳(約13㎡) | 3,300~4,299 |
~10畳(約17㎡) | 3,900~4,899 |
(参考:JIMA一般社団法人日本照明工業会 LED照明器具の適用畳数について)
LED照明器具の適用畳数について | LED照明ナビ | JLMA 一般社団法人日本照明工業会
ここで注意なのが、ルーメンは光源から出る光の量の単位なので、光源を覆っているセード(笠)のデザインや素材の影響を受けて明るさは変わります。
ではブラケットライトはどういう場所で使うのか?
住宅用ブラケットライトの明るさがどれ位なのか、商品説明にルーメンの記載があるので見てみましょう。少ないもので200ルーメン位、多いもので500ルーメン位のものが一般的です。
この数値と先程の表を見てみると、ブラケットライトは広い範囲を照らすには明るさが足りない事が分かります。
つまりブラケットライトは、補助照明としてインテリアにアクセントとなる照明とするか、狭い範囲を照らすのに向いています。
●そこにどんな種類の照明が良いのか?
ブラケットライトを取り付ける場所=補助照明としてアクセントにしたい場所と考えると
・全般照明とは別に特別に照らしたい対象がある
・大きな照明を付ける程ではないけれど、アクセントにして雰囲気を出したい
ブラケットライトを取り付ける場所=狭い範囲を明るくしたい場所と考えると
・玄関先や内玄関・ホール
・階段
・階段下収納
・廊下
・トイレ
・天井がない・吹き抜け
例えばこれらのような場所に、壁さえあれば取付られるブラケットライトがおすすめです。
また、大きさ自体も小さいものも多いので、取り付ける場所によって、空間を広く使う事もできます。さらにそのデザインや光の出方によって空間のアクセントにもなります。
寝室のベッドボードに後付けできるリーディングライト 読書灯
工事不要で、好きなところに木ネジや両面テープを使って簡単に設置することができます。台座裏と本体の裏部分はマグネット式になっています。マグネットが付く場所はどこでも、それ以外の所には両面テープか木ネジで台座を固定できます。
工事不要ブラケットライトという選択肢もあり
ブラケットライトを取り付けたい時に注意したい事があります。
ブラケットライトには、電気工事が必要なタイプと、コンセントタイプの2タイプのモデルがあります。
●電気工事が必要となるモデル
ブラケットライトの背面の壁に穴を空けて、スイッチと合わせて配線工事をします。
電気工事士の資格がある人しかブラケットライトは取付できないので、電気施工会社や建築会社に相談して行ってもらうようにしましょう。
賃貸物件に取り付けたい場合は、管理会社に相談なく勝手に工事依頼をしないようにしましょう。後からトラブルになりかねません。
壁にしっかり取り付けられるのですっきりしますし、モデルの種類もかなり沢山あるのでお気に入りのデザインが見つかりやすいです。
●コンセントタイプ
コンセントにコードを挿してそのまま使うか、または充電してから使うタイプです。
壁に固定する方法に、クリップで止めるものや、強力なマグネットで止めるものなどがあります。
工事が必要なタイプに比べるとコードが丸見えになる、しっかり固定されないなどの面もありますが、工事が不要なので賃貸物件でも手軽に取り付けられます。
長い目で考えた時に、どちらのタイプがご自身の住まいに適しているか考えて選ぶようにしましょう。
ブラケットライトの光の出方の種類
ブラケットライトを選ぶ時は、用途に合わせて光の出方を選びます。
①狭い空間でもできるだけ明るくしたい
②ほんわりと周囲を明るくしたい
③アクセントになるために、くっきりとした光と影を出したい
などの場合がありますが、光の出方を左右するセードの素材も合わせてご紹介します。
①狭い空間でもできるだけ明るくしたい
上下左右に光が出るガラスセードがおすすめ
光の透過性の高いガラスセードのブラケットライトなら、光源からの明かりを遮る事も少なく、周囲を明るくしてくれます。
この時、出来るだけ数値の大きい光束(ルーメン)を選ぶようにしましょう。
また、ガラスの形状や凹凸により影の出方が大きくなる場合があります。
取り付ける位置によって明かりや影が煩わしくなる事もあるので、取り付ける位置には注意しましょう。
②ほんわりと周囲を明るくしたい
程よく光を遮る乳白色ガラスやアクリル製のセードがおすすめ
乳白色ガラスはよく天井付のシーリングライトに使われている素材です。直接光源が見えないのでまぶしくなく、周囲をやさしく明るくします。
こちらも、セードで覆われており明かりが遮られるので、出来るだけ数値の大きい光束(ルーメン)を選ぶようにしましょう。
暗がりで見ても目にやさしいので、玄関や寝室で使用するのがおすすめです。
③アクセントにするために、くっきりとした光と影を出したい
下方だけ明るく照らす金属製セードがおすすめ
銅やステンレスなどの金属製セードは光を透過しないので、スポットライトのように使えます。
光源が見えてまぶしい場合があるので、ルーメンの数値が小さいものにする、取付位置に注意するなどしましょう。
インテリアのテイストに合ったブラケットライト選び
インテリアのテイストを揃える事は、おしゃれなインテリアづくりで重要です。
アンティーク・シンプルモダン・インダストリアル・北欧・和モダンなどのインテリアに合うセードの素材があります。こちらでは、MotoMのおすすめブラケットライトと合わせてご紹介します。
●アンティーク・インダストリアルテイストなどに
LEDブラケットライト GBK002
鋼板の真鍮メッキカラー塗装のソケット・フランジに、ビンテージテイストのクリアガラスセードのブラケットライトはイギリスデザイナーによるものです。
高級感と懐かしさがあり、落ち着いた明かりがほんわり広がります。
●シンプルモダン・北欧・ナチュラルなどに
Φ65×1灯ブラケットライト MBK035
小さめな乳白フロストガラスセードのブラケットライトは、鋼板で上品な印象です。
まぶしくないやさしい光の出方が合う北欧インテリアや、シンプルながらもアクセントになるモダン・ナチュラルなテイストにおすすめです。
【スフィアシリーズ】 球状のランプが可愛い 直径Φ65mm ブラケットライト MBK035
内玄関・廊下・階段のポイントになるブラケットライト。新築・リフォーム・店舗照明として人気がある商品です。
●和室・和モダンなどには
竹製・麻紐製・和紙製などがおすすめです。和テイストは自然を感じさせる素材で、光源の見えないやさしい光の出方をするタイプがおすすめです。
まとめ
これからインテリアをおしゃれにしたい方は、是非ブラケットライトを取り入れてみませんか?インテリアの照明計画において、必ずしもブラケットライトが必要な訳ではないですが、何か足りないなと思う場所や、狭いけどおしゃれな照明が欲しいなという場所に、おしゃれなブラケットライトをプラスしてみてはいかがでしょうか。その豊富なデザインと素材の存在感だけでなく、光と影がアクセントになり素敵なインテリアづくりに欠かせないものになりますよ。