ペンダントライトのコードは長さ調整可能？便利なアイテムも紹介！

ペンダントライトは空間をおしゃれに演出してくれる照明ですが、吊り下げる時のポイントになるのがコードの長さです。コードの長短で明るさや見た目の印象も変わってくるので、使うシーンによって長さ調整が必要になります。今回は適切なコードの長さについて部屋別で解説。コードの長さ調整可能なアイテムや、収納タイプのペンダントライト3点を紹介します。

「部屋別」長さ調整可能なペンダントライトのベストな高さ

天井高とペンダントライトの全長を知っておこう

ペンダントライトはコード、セード（電球の傘）で構成されており、天井から吊り下げて使います。部分的な場所を照らしたい、空間に明暗をつけてメリハリを出したい、ペンダントライトをインテリアとして使いたい方向けです。

ペンダントライトの長さを決める前に、床から天井までの高さ（天井高）や、ペンダントライト全体の長さについて知っておきましょう。日本の住宅（戸建て・マンション）の天井高は2.2〜2.4ｍが多いのですが、リビング・ダイニングは高め、寝室や居室、トイレはリラックスできるように低めになっているのが一般的です。また、すでに天井に引掛けシーリングが設置されている部屋は、器具から床上までの高さを天井高として考えます。

ペンダントライト全体の長さはコード（全長）＋セードの高さで計算します。落ち着いた雰囲気にしたい時はコードを短くして光源を遠ざけ、手元を明るくしたい時はコードを長めにするなど調節しましょう。

取付場所で変わるペンダントコードの長さ

リビング

リビングでソファーに座った時、大型サイズのペンダントライトを低く設置すると、圧迫感が出てしまう場合があります。これを避けるにはコードの全長30cm、床上からでは190㎝〜200㎝ぐらいの高さにセードの下部がくるようにすると、圧迫感もなく空間全体のバランスも良く見えます。背の高い家族が行き来しても、照明器具に頭をぶつける心配はありません。

ペンダントライトのデザイン性を強調したい場合は、コードの全長を60cmぐらいで調整してみてください。ソファーやテーブルの上にペンダントライトを取り付ける場合は、ソファーに座る方の頭上にくる位置、コードの全長100cmを目安にしましょう。

ダイニング

テーブルから60〜80cm上の位置にペンダントライトのセードの下部がくるように調整します。テーブルから上の位置がわかりにくい場合は、コードの全長を60〜80cmの間で調整してみてください。

テーブルまでの高さが80cmあれば、椅子に座って食事をしていても、照明器具が邪魔になったり、明かりが眩しくて気になることもありません。テーブルでお子さまが宿題をしたり、家族が作業をしたりする機会が多いご家庭では、テーブルからセードの下部までの距離を60cmぐらいにすると手元が明るく照らされます。

北欧風におしゃれにしたい方はテーブルから60〜70cmの高さを目安に、低めを意識して取り付けてみてください。

キッチンカウンター

天井高が240cmの場合のキッチンカウンターでは、コードの全長50cm、天井からでは60〜70cmの高さを目安にして取り付けます。ペンダントライトをおしゃれに見せ、調理中にも邪魔にならない高さです。

寝室・居室

ソファー、サイドテーブルの上にペンダントライトを設置する時は、コードの全長100cmを目安にします。ペンダントライトの下に家具がなく、その下を行き来する場合は、部屋を使う人が頭をぶつけない高さに設置しましょう。

寝室・居室・和室は天井の高さが低めが多く、レイアウトを時々変更したい、身長が伸びる子ども部屋の場合は、長さ調整可能なペンダントライトやアイテムで調整してみてください。

便利アイテムでペンダントライトの長さ調整可能にしよう

シーリングカバー

ペンダントライトの中にはシーリングカバー付きのものがあり、この中に余分なコードを収納しておけます。シーリングカバー自体は別売りもしており、後付けも可能です。外見がすっきりとした印象になるので、おすすめのアイテムです。

コードアジャスター

別売りになりますが、コードの長さ調整可能なコードアジャスターもあります。アジャスター本体にコードを通して固定するだけで、長さ調整可能になるアイテムです。ホームセンターや電気店、通販などで販売しており、手に入りやすくて安価な点がメリットと言えます。ただし、余ったコードが見えてしまうため、見た目が気になる方もいますよね。そのような場合はシーリングカバー、コードリールがおすすめです。

コードリール

コードリールに余ったコードを巻いたり丸めたりして長さを調整します。おしゃれで綺麗なデザインのコードリールが多いので、ペンダントライトの雰囲気に合うものを選んで、見せるアイテムとして使っても楽しいですよ。

コードの長さが足らず延長したい場合

一度短くしてしまったコード。ほかの部屋で使おうと思ったら、ペンダントライトの長さが足りないというケースもありえます。そのような時は、引掛けシーリング延長コードを使えば長さ調整可能です。市販されているため、すぐにコードを延長したい場合に使ってみるのも良いでしょう。

しかし、種類の違う2つのコードが繋がっているため、見た目がすっきりとしません。さらに、地震の際にはペンダントライトの揺れ幅が大きくなる、延長コードの耐荷重を考える必要があるなどデメリットもあります。

できれば長さ調節可能な器具を選ぶ、シーリングカバーやコードリールなどのアイテムを活用するなどして、余分なコードはそのまま保存しておくことをおすすめします。

ペンダントライトの長さ調整可能な照明器具3選

【カバーにコードが収納できるペンダント】

円筒ペンダントライト

シンプル ミニマルデザイン 円筒ペンダントライト 直径5.5cm 電球色 MPN04 MPN05 引掛シーリング/ダクトプラグ

長さ調整可能で、コードをシーリングカバーに収納できるLEDペンダントライト。直径5.5cmの円筒型ライトで、シルバー、黒、白のカラーバリエーションの中から選べます。シンプルな形とカラーは、モダン、インダストリアル、西欧風など、さまざまなテイストに合うデザインです。

円筒ペンダントライトの設置場所で一番のおすすめは、家族が集まるダイニング。テーブルの大きさに合わせて、2灯、3灯とライトの数を増やしていき、同色で揃えたり、それぞれ異なる色で変化をつけたりしてもおしゃれです。さらに、3灯のライトの高さを変えれば、空間にリズム感が生まれます。

1灯ではテーブル上を照らすのは暗めなので、ダウンライトを併用するか、狭い範囲を照らすスポットライトのような使い方がおすすめです。温かみのある電球色によって、リラックスした雰囲気が生まれ、料理が美味しそうに見えるメリットもあります。LED照明により、1日10時間点灯したとしても、約10年間使える長寿命です。

アシメントリー 真鍮メッキ６灯ペンダントライト GCH002-6

アシメントリー 真鍮メッキ６灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング

1本の支柱にスリムな3本のアームを交差させた、スタイリッシュなフォルムが印象的な6灯ペンダントライト。3本のアームの長さを揃えずに重ねており、近代アートを思わせる斬新な形です。真鍮古美メッキを施したアームからは華やか過ぎない大人レトロ感があり、空間を落ち着いた雰囲気で包んでくれます。ストレートに伸びたアームの先にあるのは、くびれたラインがきれいな丸型の電球。点灯時にはフィラメントがキラキラと輝きます。

 コードは30〜1400mmまで長さ調整可能なタイプ。天井近くに設置してアームの陰影を楽しんだり、コードを伸ばして空間のインテリア性を高めたりするなど、さまざまな楽しみ方ができます。ペンダントライトの最大幅は93cmですが、スリムなアームからは空間が見えて抜け感があるため圧迫感はありません。

コードハンガーが同梱されているので、家具のレイアウト変更時には、ペンダントライトの設置も調整可能です。余分なコードは収納可能で、スタイリッシュな雰囲気を壊しません。省エネ・長寿命のLED電球で、お手入れに手間がかからず、長期間美しいシルエットを楽しめます。

マットな質感 磁器ペンダントライト MPN20

マットな質感 磁器ペンダントライト 直径φ11cm 引掛シーリング MPN20 ダクトプラグ MPN20D【梱包60サイズ】

滑らかな曲線が優美さを感じさせる磁器ペンダントライトです。職人が自然由来の素材を用いて、丁寧に仕上げた磁器をセードにしました。消灯時は磁器本来の美しい白で、空間を爽やかな印象に。点灯時には磁器を通して温かみのある色になり、落ち着いた雰囲気に変えてくれます。

磁器ペンダントライトのデザインは全部で8種。艶を抑えた素焼きタイプと、光沢のある有子釉薬仕上げの2タイプから選べます。自然を感じさせる風合いは、ナチュラル、和風モダンの空間に馴染み、ダイニングや和洋室におすすめです。

余分なコードはカバー内に収納でき、磁器ペンダントが作る穏やかな雰囲気を邪魔することはありません。また、E17口金のLED電球付きで、朝８時から夜12時まで16時間点灯しても、１ヵ月（31日）の電気料はわずか約60円という点もかなり魅力的です。「※1kWh単価27円で計算」

まとめ

ペンダントライトは明かりを届けるだけでなく、インテリアとしても役立つ照明です。しかし、コードの長さが合っていなければ、必要な明かりが得られず、インテリアとしての魅力も減少してしまいます。長さ調整可能なペンダントライトを選ぶか、便利なアイテムを活用するなどして、イメージする空間を演出しましょう。