照明の種類に「ブラケットライト」という器具があります。
皆さんはどういったものかご存じでしょうか?
名前は聞いたことあるけど、詳しいことは分からない!
そんな方のためにブラケットライトについて詳しくご説明します。
ぜひ、照明選びの参考にしてください。
①おすすめ ブラケットライトとは?
壁や柱に取り付ける照明のことをいいます。
ウォールライトとも呼びます。
通常の天井から吊るすタイプの照明とは異なり、壁も一緒に照らしてくれたり、足元を照らしてくれたり、スポットライトのように目立たせたいポイントを際立たせてくれたりとさまざまな役割を担ってくれます。幅広い雰囲気づくりに活用することが出来ます。
基本的にはメインの照明ではなく、サブの照明として選ばれます。お部屋全体を照らすシーリングライトにブラケットライトを追加することで、グッとおしゃれ度があがったお部屋を演出出来ます。
レトロな感じがおしゃれ! ガラスセードのペンダントライトMPN053
リブ模様のガラスセードと鉄を真鍮ブロンズ色に仕上げたソケット部分・ガード部分がレトロさと無骨さを感じさせるペンダントライト。セードはプレス加工した肉厚なガラスに、さらにフチにガードがつけられているため強度が高く、ガラス表面の凹凸は光を拡散させる効果があるため、柔らかい光で空間を照らしてくれます。
②ブラケットライトが人気の理由
近頃、ブラケットライトを採用される方が増えてきました。
その理由は何なのでしょうか?解説していきます。
日本では天井の照明器具1つで部屋全体の明るさをまかなう「一室一灯」が一般的ですが、欧州では天井の照明に合わせてスタンド照明、間接照明など複数の光で部屋を照らす「一室多灯」が一般的です。
日本の文化に凝り固まらず、北欧・フレンチ・アメリカンなど、色々な国の文化を取り入れたお部屋作りが最近の流行となっています。
そんな理由から、お部屋の1つの照明としてブラケットライトが採用されています。
また、ブラケットライトは壁が明るく照らされ、直接的な灯りでないことから部屋に広がりがうまれたり、柔らかい空間を演出してくれます。陰影を作り出せることから、部屋の表情が豊かになり、くつろぎ・リラックス出来る空間が生まれます。まるで高級ホテルのような、贅沢な空間演出が可能です。その他にも、おしゃれなブラケットライトがたくさん出てきたこと、床にスペースが必要なくスッキリ見えることなども今注目されている理由と言えるでしょう。
③ブラケットライト オススメ3選
ブラケットライト オススメ3選をご紹介致します。
ブラケットライトとは言っても、壁からの距離(アームの長さで異なる)・光の広がり具合・灯す角度などによって用途が変わってきます。
オススメのご紹介と合わせてどういった用途に適してるか説明していきます。
〇スフィアシリーズ 100φ МBK034
球状にほんのり光る灯りがお部屋のあたたかさを演出してくれます。
電気を付けていない状態でもぽっこりした可愛らしさがあり人気の高い商品です。
この球状のカバーはガラスで出来ていますが、熱さが伝わりにくくなっているので安心です。
こちらは廊下や階段での使用が特におすすめです。
等間隔に並べて設置してもしつこくなく、優しい印象となります。
〇ビンテージテイスト クリアガラス GBK002
ビンテージ風やレトロが好きな方に、とても愛されている商品です。
こちらは柔らかい光で壁も照らしてくれるので、あたたかみを作りながら、際立たせたいポイントに使える照明です。
真鍮のメッキと電球の相性がよく、一気におしゃれさを演出してくれます。
アームで角度の調整が可能なので、壁に寄せて光を壁に反射させるもよし。
真下を照らして使うもよし。その日の気分で向きを変えられます。
こちらは、玄関や寝室の一角などによく使われています。
最近では、玄関側に小さな手洗いスペースを設けることが多くなりました。
そういったスペースの照明としても可愛らしいものです。
〇ベッドボードブラケット МBK032-DIM
ホテルライクなお家を目指したい方によく選ばれている照明です。
メインのシーリングライトやダウンライトとは別にベッドのヘッドボードにつけることで寝る前はブラケット照明の灯りだけ利用し、やわらかいリラックスした空間で過ごすことが出来ます。
更に、こちらは調光付きタイプもあり時間帯やその時の心の状態に応じて光の量を変えることが出来ます。
朝目を覚まし、夜眠る。この体内リズムは健康維持に必要不可欠なものであり、その中で 光はもっとも重要な要素となります。
適切な時間に適切な量の光を浴びることで体内リズムが整い、睡眠を促すホルモンである メラトニンが正常に分泌されます。
眠りの質を向上させる目的としてもこの調光タイプはご好評頂いています。
木目調ダクトレール用スポットライト
丸みがあるシンプルな形状で、コンパクトなスポットライト。光の方向を自由に変えることができ、壁に飾ってある絵やオブジェを照らすことができます。部屋の一部やインテリアを引き立たせるように照らすことができるのが特徴の照明です。
④利用場所別 選ぶときのポイント
〇廊下・階段
・柔らかい光のものを選びましょう。
光が強すぎると、かえって見えにくくなってしまうことがあります。40ワット程度の光がおすすめです。
・光の広がり方次第でまぶしく見えることがあります。
照明正面だけでなく、横からの見え方、下からの見え方もチェックするようにしましょう。
<廊下>
・廊下に設置する際は照明の奥行を確認しましょう。
照明の出っ張りが際立って廊下が狭く見えたり、圧迫感を感じてしまうことがあります。
<階段>
・階段に設置する場合、位置が高く掃除が大変な場合があります。
位置的にどうしようもない場合もございます。
その際は伸縮性のある掃除ツールなどを利用しての掃除をご提案しているのですが
凹凸のある照明器具やコップ型になっていたりすると掃除ツールを使っても
難しい場合があります。細かいお話となりますが、
日々のストレスを軽減する為にも器具選定の際は掃除面も考慮して選ぶとよいです。
〇外玄関・ベランダ
・一先ず機能性を確認しましょう。
雨や水気に当たる場所は必ず、「防雨・防湿タイプ」を選びます。
・光源の向きは、全方向型 or 上下方向型がおすすめです。
上方向型、下方向型のみの明かりだと暗く感じてしまいます。
・場所によっては人感センサー付を選びましょう。
オンオフも不要となりますし、何より防犯対策にもなります。
〇寝室
・直接光が目に入らない淡い灯りを選ぶことをおすすめします。
良質な眠りを得るためには、温白色(オレンジ系統の灯り)がよいとされています。
目に優しいリラックスできる光を選ぶようにしましょう。
・調光調色可能なタイプがおすすめです。
〇リビング
・まずどのような目的でブラケットライトを設置するのか明確にしましょう。
①リビング全体の雰囲気を演出するのに使う場合
光源の向きは、上方向型 or 上下方向型 がおすすめです。
壁を柔らかく照らすことで、お部屋全体をあたたかい空間にしてくれます。
②本・絵画などスポットライトとして使う場合
光源の向きは、下方向型 がおすすめです。
模様替えや当てたい対象を変えたい場合も鑑みて、光源の方向が変えられるタイプを選んでおくとよりよいです。
⑤ブラケットライト 設置するにあたって注意点
最後に、設置するときの注意点をご説明致します。
1番重要なことは、ブラケットライトは基本的に電気工事士の資格を持つ方による取付が必要になります。
よって、業者に工事依頼する照明となりますので注意しましょう。
数は少ないですが、コンセントで使用できるタイプもあります。
こちらはご自身で簡単に設置可能です。
取り付けたい壁の近くにコンセントがある場合は検討することが出来ます。
但し、コードが露出し見た目に影響が出るので足元照明など目立たないところで使用するのをおすすめします。
ブラケットライトは廊下から居室に入った時に、暗いと感じない明るさがおすすめです。
光の色や広がり方はお好みで選びましょう。
自動で入り切り可能な人感センサー付きタイプなど便利機能搭載のものもあります。
いかがでしたでしょうか?
照明はただ明るさのためにつけるのではありません。
その空間をどんな雰囲気にしたいのか。
照明をONにしていなくてもインテリアとしてよい役割を担ってくれるか。
なども考慮しつつ選定することが重要になります。
ブラケットはメインの照明ではなく、影のサポーターとして使われることがほとんどです。
メインのW数との兼ね合い、光の色が統一されているかなども検討しつつぜひ取り入れてみてください。