シーリングライトは蛍光灯からLEDへ。LEDに変えて快適な暮らしを叶えよう！

シーリングライトは一般家庭でよく取り付けられている、天井に直接くっつけて設置するタイプの照明です。ちょっと前までは蛍光灯タイプのシーリングライトが主流でしたが、現在はLEDの時代です。

照明としての役割だけでなく、インテリア性を重視したものや、最新機能付きのものなど、LEDシーリングライトにも色々な種類があります。

ここではLEDシーリングライトの特徴やメリット、選び方を紹介します。

LEDシーリングライトとは？

シーリングライトは高い位置から空間全体に光を届けることができる照明です。1つで十分な明るさを確保でき、シンプルなデザインのため、多くの家庭でメインの照明として取り付けられています。

しかし、シーリングライトは従来の蛍光灯タイプからLEDへとシフトしてきています。LEDシーリングライトとはどのような照明なのでしょうか？

LEDシーリングライトの特徴

LEDとはLight Emitting Diodeの略で、日本語で「発光ダイオード」のことです。電気エネルギーを光エネルギーに変換することで発光します。

蛍光灯は人体や環境に良くない水銀を使用しているものがあり、これからのサステナブルな社会にはそぐわないと考えられるようになりました。そこで、省エネで地球環境を配慮したLEDが注目されているのです。

LEDシーリングライトは、照明器具とランプ部分が一体化しているのが特徴的です。従来の蛍光灯タイプのシーリングライトは、ランプ部分の蛍光灯が切れたら新しい蛍光灯に交換すればOKでした。

しかし、LEDシーリングライトはランプ部分だけを交換することができない器具が多く、ランプがつかなくなってきたら、照明器具ごと交換しなければなりません。

LEDシーリングライトを取り付けるには？

LEDシーリングライトも蛍光灯タイプのシーリングライトと同じで、天井に引掛シーリングや引掛ローゼットと呼ばれる配線器具があれば取り付けることができます。

LEDシーリングライトのメリット

LEDシーリングライトに変えると、どんなメリットがあるのでしょうか？

寿命が長い

LEDシーリングライトは蛍光灯と比べて、圧倒的に長寿命です。蛍光灯の寿命が6,000～12,000時間ほどですが、LEDの寿命はなんと一般的には40,000時間！1日8時間使用すると仮定すると、蛍光灯が2年から4年持つのに対し、LEDは13年も持つ計算になります。

照明器具自体の寿命は一般的に10年と言われているため、10年経つ頃には照明器具を交換する必要があります。従来の蛍光灯でも10年経つ頃には器具自体交換しなければならないとなると、一度も電球交換しなくても使うことができるLEDはお得だと思いませんか？

電気料金がお得

光源の発光効率を確認する指標として「lm/W(ルーメンワット）」という値があります。明るさ（光源 lm）に対して、どのくらいの消費電力がかかるかを表します。一般的な蛍光灯で 70 lm/W程、LEDでは 130 lm/W程度ですので、LEDが1Wあたりより明るく省エネです。

消費電力で電気料金が変わってくるので、LEDの方が電気料金が安くなります。LEDの方が、だいたい半分から1/3程度まで下がります。

LEDシーリングライトの選び方

LEDシーリングライトは何を基準にして選べばいいのでしょうか？明るさや機能、デザインに注目してみましょう。

明るさは大丈夫？

シーリングライトを選ぶ際に、明るさは大切ですよね。LEDの明るさの単位は、ルーメン(㏐)で表されます。その空間に合った明るさが「適用畳数」によって示されています。

【適用畳数】
～6畳　　2,700lm〜3,699lm
～8畳　　3,300lm～4,299lm
～10畳 3,900lm～4,899lm
～12畳 4,500lm〜5,499lm
～14畳 5,100lm〜6,099lm

暗すぎると視力低下の恐れがあり、明るすぎると目に負担がかかってしまいます。
この適用畳数を目安に、照明を選びましょう。

調光機能付きのタイプだと明るさを調節することができるので、購入してから暗すぎる…もしくは眩しすぎる…ということを防ぐことができます。

調色機能がある？

調色機能とは光の色合いを変えることができる機能です。
光の色合いは色温度K(ケルビン)で表されていて、数値が高ければ青白い色合いの昼光色に、数値が低ければオレンジ色に近い電球色に近くなります。

デザインがおしゃれ？

LEDシーリングライトはシンプルな丸型のものが主流です。この他にもスクエア型やフレーム部分が木製のものなど、実はデザインも豊富です。

「もっとデザイン性にこだわりたい！」という方は、バーにスポットライトが複数取り付けられたシーリングスポットライトがオススメです。バーが1本でストレートなタイプや、2本のバーがクロスしたタイプもあります。

また、シーリングライトに空気を循環させるファンがついたシーリングファンライトもオシャレです♪
素材やデザインによって、モダン、北欧、アンティークと様々な印象を演出することができます。

最新機能搭載！

LEDシーリングライトにはスマホと連動することで、遠隔操作ができるものがあります。
また、スピーカー搭載のシーリングライトは、スマホとBluetoothでペアリングすることで、天井から降り注ぐ音楽を楽しむことができます。

テレビと連携できるタイプだと、テレビで映像を楽しみながら音を天井から感じられるため、スポーツ観戦やアーティストのライブ映像は、家にいながら臨場感を楽しむことができます。

LEDシーリングライトの取り付け方は？

LEDシーリングライトに変えるには手間がかかって大変そう…と思っているかたはいらっしゃいませんか？LEDシーリングライトは取り外しも取り付けも簡単です。

事前に確認しておくこと

LEDシーリングライトを取り付ける前に、天井に配線器具が取り付けられているかを確認しましょう。配線器具には形や取り付けることができる重さで引掛シーリングと引掛ローゼットに分かれます。

【引掛シーリング】～5㎏まで
■角型引掛シーリング
■丸型引掛シーリング
■丸型フル引掛シーリング

【引掛ローゼット】～10㎏まで
■フル引掛ローゼット
■埋込引掛ローゼット

LEDシーリングライトの取り付け方

①天井の配線器具に、LED専用アダプタを取り付けます。

②シーリングライト本体の中央に空いた穴部分を、先ほど取り付けたアダプタにはめ込むように取り付けます。上に押し上げるとカチッと固定されます。

③LED専用アダプタにあるコネクタ(配線コード)をLEDシーリングライトにはめ込みます。

④カバーを取り付けて完成です！

まとめ

シーリングライトは蛍光灯からLEDへとシフトしてきています。LEDシーリングライトは、長寿命で電気代も安いというメリットがあり大変お得です。

また調光機能や調色機能によって、生活スタイルに合わせて自由に明るさや光の色合いを変えられるタイプもあり、私たちの生活を快適にしてくれること間違いなしです。

シンプルな丸型が主流ですが、デザインに凝ったタイプもあり、スピーカー搭載など最新機能付きのものもあります。LEDシーリングライトの取り付けは、天井に配線器具があれば、女性でも行うことができます。

みなさんもLEDシーリングライトを取り入れて、お得で快適な暮らしを叶えませんか？