玄関をおしゃれに仕上げたいのであれば、北欧風に仕上げてみてはいかがでしょうか。ここでは、北欧の玄関アプローチの特徴や日本との違いなどを紹介します。
北欧の玄関アプローチの特徴
北欧のインテリアや住宅のデザインなどは日本でも人気となっていますが、玄関アプローチまで注目している人は少なく、北欧の玄関アプローチと聞かされてもピンとこないことも多いです。次に、北欧の玄関アプローチの特徴を紹介します。
タイルが使用されている
北欧の玄関アプローチはタイルで仕上げられていることが多いです。北欧のタイルのデザインは無地の場合もありますが、一枚一枚にデザインが描かれていることが多いです。また、カラーはモノトーンのカラーも多いですが、ブルー系のカラーが使用されていることも多く、清潔さを感じることもできます。
植物がある
北欧の玄関アプローチに近づけたいのであれば、植物を活用するようにしましょう。北欧では自然を大切にする考えがあるため、玄関アプローチに植物が取り入れられていることが多いです。北欧の玄関アプローチには植物がたくさん植えられていて樹木だけではなく、草花なども植えられ、緑がいっぱいで華やかな特徴があります。
ウッドフェンスがある
北欧ではウッドフェンスが玄関アプローチに取り付けられている場合が多く、日本でいう塀の役割をしていたり、玄関が外から見えないようにする役割があります。ウッドフェンスは名前の通り素材が木なので植物との相性がよく、北欧の緑がたくさん植えられた玄関アプローチにぴったりですね。
北欧と日本の玄関アプローチの違い
北欧と日本の玄関アプローチには共通している部分もありますが、違いもあります。次に、北欧と日本の玄関アプローチの違いを紹介します。
踏み石がない
日本の家の玄関アプローチには踏み石が設置されていることが多いです。踏み石は昔の家づくりの頃から取り入れられている特徴があり、当時は本物の石を使っていました。現在では加工されている石を設置して踏み石として使われていることが多いです。踏み石があることで雨が降ったときに靴などが汚れてしまうことを防ぐ役割があります。一方、北欧の玄関アプローチには踏み石はありません。その代わり全てタイル張りされていることが多いです。踏み石は日本らしい素敵な意匠ですが、北欧のような玄関アプローチにしたい場合は不向きかもしれません。
植物の植え方
北欧の玄関アプローチの特徴で述べましたが、北欧は植物をたくさん玄関前に植えていて華やかです。しかし日本は樹木が1本しかなかったり、緑がないということも珍しくなく、あまり玄関アプローチを緑で囲んでいる家庭はみかけません。
玄関正面や住宅正面に駐車場がないことがある
現在の日本の家の駐車場は玄関前に用意されていることが多いです。一方、北欧では専用のガレージが用意されたり、住宅の前に駐車場がない場合もあります。その理由は日本の住宅と比べて敷地面積が広いからかもしれません。
玄関ドアの種類
北欧の玄関ドアは木製であり、片開きのドアが採用されていることが多いです。木材を大切にする北欧ならではの特徴かもしれませんね。日本の玄関のドアで木製の物が使用されることはほとんどありません。
北欧風の玄関アプローチにしたことで得られること
一般的な玄関アプローチではなく、北欧の玄関アプローチを取り入れることでさまざまな効果を得ることが期待できます。北欧の玄関アプローチにしようと考えているのであれば、得られる効果も把握しておきましょう。次に、北欧の玄関アプローチにすることで得られることを紹介します。
おしゃれなアプローチは気分もアップ
北欧の玄関アプローチを取り入れることで玄関先がおしゃれになり、外出するときもお家に帰ったときも気分をあげてくれることでしょう。
北欧の玄関アプローチはあたたかみも感じられるようなデザインが多く、帰ってきたときにほっと感じられるアプローチは素敵ですね。
自然を感じることができる
北欧の玄関アプローチには植物が植えられていることが多いため、自然を感じることができます。自然を感じることができればリラックスすることが期待でき、癒しを感じることもできるのではないでしょうか。玄関アプローチで緑を感じたり、自然を感じたいと考えているのであれば、北欧の玄関アプローチのように緑を植えることをおすすめします。
他の家と差別化ができる
北欧の玄関アプローチを取り入れることで他の家とのデザインが変わってくるため、隣家との差別化を図ることができます。日本の住宅のデザインはさまざまですが、メーカーによってはデザインが似てしまうことも少なくありません。
北欧の玄関アプローチを取り入れることができれば、家のデザインは隣家と似てしまっても玄関先を変えることができ、おしゃれな雰囲気を出すことができます。
北欧風の玄関アプローチにするときの注意点
上記では北欧の玄関アプローチにすることで得られることやメリットを紹介しましたが、注意しなければならないこともあります。施工後に後悔しないためにも注意点を把握しておくことは重要です。次に、北欧の玄関アプローチを取り入れる時の注意点を紹介します。
ある程度広さが必要になる
北欧の玄関アプローチは開放感がある仕上がりになっていることが多いため、どうしても広さが必要になってしまいます。限られた広さでも北欧の玄関アプローチを取り入れることは可能ですが、本格的な仕上がりになりにくいです。敷地面積が広くとれるようであれば、玄関まわりを広くとってみてはいかがでしょうか。
しかし、集合住宅に住んでいる方や玄関アプローチを広くしてしまうと駐車スペースを確保することができなかったり、家自体の面積が狭くなってしまって広くとることが難しい方もいらっしゃいます。本格的な北欧の玄関アプローチは厳しくとも、スペースに合う鉢植えを置いてみたり、タイル調の玄関マット置いてみたりなど、ちょっとしたDIYやインテリアを工夫することで北欧らしさを取り入れることは可能です。
庭木や草花の手入れをしなければならない
上記でも紹介したように北欧の玄関アプローチには植物が取り入れられていることが多いです。しかし、植物を植えることで手入れをしなければならないデメリットがあります。土いじりや植物の世話が好きな人であれば趣味として行うことができますが、植物に興味が無かったり、世話をした経験がないのであれば、手入れの方法や、自分の今の生活の中で手入れの時間をとれるのかなど考えてから取り入れるかどうか判断しましょう。
まとめ
北欧の玄関アプローチはおしゃれであり、日本の玄関アプローチとは違うところが多いです。注意しなければならないこともありますが、うまく北欧の玄関アプローチを取り入れることで住宅全体の雰囲気を変えることもできます。玄関アプローチは住宅の顔でもあるため、北欧感を取り入れおしゃれに仕上げてみてはいかがでしょうか。