シーリングライトの取り付けは自分で行うことができるのを知っているでしょうか。工事が必要になる場合もありますが、ここで紹介することを知ってシーリングライトを自分で取り付けてみましょう。
シーリングライトを自分で取り付けするポイント
シーリングライトを取り付けることは自分で行うことができます。ただし、条件によっては素人では取り付けることができない場合もあるため、素人でもできるのかを見分けることも大切です。次に、シーリングライトを自分で取り付けるときに確認することや用意するものを紹介していきます。
アダプターの形状を確認する
シーリングライトを取り付けるためには引掛けシーリングという接続機器が無ければ取り付けることができません。そのため、まずは天井に引掛シーリングがあるのか確認するようにしましょう。もしあれば簡単に接続することができますが、無ければ引っ掛けシーリングを取り付けなければなりません。しかし、引っ掛けシーリングは素人では取り付けることができないので業者に依頼する必要があります。また、引掛けシーリングの種類によって支えることができる重量にも違いが出るため、気をつけましょう気をつけましょう。
脚立を用意する
シーリングライトは天井に取り付けられているライトであるため、取り付けるためには足場でもある脚立が必要不可欠になります。家具のテーブルや椅子の上に乗ってシーリングライトに届くのであれば、脚立は必要ありませんが、安全面も考慮して家具などを足場にするよりも脚立のほうがおすすめです。しかし、天井が高い場合はいくら脚立を用意しても届かなかったり、バランスを崩して転倒してしまう恐れがあります。そのような場合は無理せず業者の人に依頼することをおすすめします。
二人作業で行うことが理想
シーリングライトを取り付ける場合は1人でも行うことができますが、理想は二人で作業することをおすすめします。その理由はシーリングライトを取り付ける人と脚立が倒れないように抑える人がいるからです。また、シーリングライトの大きさによって重くなるため、両手でシーリングライトを持ちながら脚立に登ることはバランスを崩してしまいやすく危険です。しかし、下から脚立の上にいる人にシーリングライト本体を渡すことができれば、バランスを崩しにくいです。
特に力が弱い女性の人や高齢者の方がシーリングライトを交換するのであれば、二人作業は必須と考えましょう。
シーリングライトの取り付けの流れ
シーリングライトの取り付け方を知りたいのであれば、どのような流れで取り付け作業を行うのかを知っておきましょう。次に、シーリングライトの取り付けるときの流れを紹介します。
引掛けシーリングと接続させる
まずは、シーリングライトのコネクターと天井に取り付けられている引掛けシーリングを接続させましょう。特に道具などは必要に無いため、足場さえあれば誰でも取り付けることができます。シーリングライトのコネクターをシーリングライトの穴に差し込むようにすれば接続したことになります。形状によって多少異なりますが、カチッと音がしてストッパーが作動するため、正常に取り付けられているのかを確認しましょう。
本体を取り付ける
シーリングライトのコネクターと本体は分離していることが多く、コネクターを接続した後に本体を取り付けるようにしましょう。本体の真ん中は空いており、コネクターがその間に入るように上に押し込むようにします。そうすればカチッと音がするため、固定されているのかを確認しましょう。また、コネクターと本体には配線が取り付けられており、それらを接続し、邪魔にならないように隙間に入れるようにすることがポイントです。
あと、電球を別に取り付ける必要があればこのときに取り付けるようにしましょう。しかし、最近のLEDシーリングライトは照明器具本体と電球が一体化されていることも多いので、本体を取り付けるだけで良い場合も多いです。
カバーを取り付ける
カバーの取り付け方にはさまざまな方法がありますが、一般的にはターン式のカバーです。ターン式のカバーの取り付け方はまず、位置合わせマークを探しましょう。メーカーによって目印がない場合もありますが、大抵分かるようになっています。カバーだけではなく、シーリングライト本体にも位置合わせマークがあり、それぞれのマークの位置が合うようにカバーを本体に付けます。後は少し上にカバーを押し上げながら時計回りに回すようにしましょう。
これもメーカーや型式によって違いますが、正確にカバーを取り付けることができれいればカチッと音がします。音がしない場合でもこれ以上時計回りに回すことができないようになるため、分かります。カバーを取り付ける場合も最後にしっかり取り付けられているのかを確認するためにグラつきがないかや引っ張ってもズレないかを確認しましょう。
シーリングライトを取り付ける時の注意点
シーリングライトの取り付け方を身に付けるだけではなく、注意点についても知っておきましょう。注意点を知らずに取り付けようとしてしまうとトラブルの原因になります。次に、シーリングライトを取り付けるときの注意点を紹介します。
工事が必要になる場合もある
条件をクリアしていればシーリングライトを交換することは業者を呼ばなくても行うことができますが、場合によっては業者に依頼しなければならないことがあります。例えば、引掛けシーリングが設置されていない天井にシーリングライトを取り付ける場合や引っ掛けシーリングの形状が合わず、接続することができない場合です。この場合は電気工事業者に天井に引掛シーリングを設置することを依頼しなければなりません。
サイズに注意する
シーリングライトの大きさや重量によっては引掛けシーリングとコネクターだけの接続では支えきれない場合があります。そのようなシーリングライトの場合は支えるための金具やワイヤーなどが付属として付いている場合があり、それら金具を天井に取り付け、ワイヤーで本体を金具で固定しなければなりません。そのため、大きさのあるシーリングライトを取り付けようと考えているのであれば、取り付けることにひと手間かかってしまう可能性があることを理解しましょう。
シーリングライトの取り付けができない場所
シーリングライトは天井であればどこでも取り付けることができるわけではありません。そのため、シーリングライトの取り付け方だけではなく、取り付けることができない場所も予め知っておきましょう。
天井が頑丈ではない場所
天井でも頑丈に作られていなければ、シーリングライトを取り付けることができません。最近建てられた住宅や店舗であれば、天井の頑丈さに問題がないため、ほぼ確実に取り付けることができるのではないでしょうか。しかし、昔に建築された建物の天井は頑丈に作られていない可能性があり、手で押して簡単に押し上げることができるような天井ではシーリングライトを取り付けることができない場合が多いです。
格子天井
こちらも最近ではあまり見かけない天井ですが、格子天井になっていると取り付けることができない可能性があります。格子天井とは格子のデザインであり、凹凸もあります。シーリングライトは平坦な場所にしか取り付けることができないため、格子天井のように凹凸があるような天井のデザインになっているのであれば取り付けることができるのかを確認しましょう。
平たんではない場所
上記でも紹介したようにシーリングライトは平たんではない場所に取り付けることができません。また、天井が斜めになっている場合も取り付けることができないので注意しましょう。最近の住宅は外観のデザインにこだわる傾向があるため、天井がフラットで平たんに仕上がっていない可能性もあり、シーリングライトを取り付けることができるのかを建築当時に考えておかなければいけません。
まとめ
シーリングライトは素人でも取り付けることはできますが、状況に応じて業者に依頼する必要もあります。また、天井であれば必ずシーリングライトを取り付けることができるわけではないことも知っておきましょう。