個人経営のエステサロン開業は、自分のペースで運営できるなどの魅力があります。
おしゃれなエステサロンにすれば、リピーターもつきやすくなるでしょう。
本記事では、おしゃれなエステサロンにする内装のポイントについて取り上げます。
エステサロンにはデザインのおしゃれ感が不可欠
エステサロンでは、施術内容はもちろん重要です。
そしてそれと同じぐらい、サロンの雰囲気が大事になってきます。
その理由について考えてみましょう。
リラックスするための空間
エステサロンは、単に施術を受けるためだけの場所ではありません。
お客様はエステサロンでの時間を、ゆったりとリラックスして過ごしたいと思っています。
エステサロンで心も体も癒され、リフレッシュしたいのです。
サロンに対しては施術だけでなく、癒しにつながるような空間の提供も求められていると考えましょう。
店舗全体がお客様をおもてなしするために、十分考えられたものになっている必要があるのです。
特別感を味わう場所
エステサロンは、多くのお客様にとって「プチ贅沢」です。
サロンでの時間をちょっと贅沢に過ごすことで、非日常感を楽しみ充足感を得られます。
逆に言うと、サロンには贅沢を味わうための高級感が求められるということです。
この場合の高級感は、特別感に置き換えてもよいでしょう。
必ずしも高い調度品や高価なラグジュアリーを揃えなくても、贅沢を感じられる特別感は工夫によって演出可能です。
その工夫のひとつとして、内装デザインがあります。
内装については後述しますが、日常の延長であるようなデザインはエステサロンとしてはあまりふさわしくないと言えるでしょう。
意外と重要なSNS映え
自分の行動を、画像付きでSNSへ投稿する人が多い時代です。
旅行や外食をする先を探すのも、ガイド用のサイトではなくSNSの投稿画像からという人が増えているのです。
エステサロンについても例外ではありません。
これからサロンを開業・改装する場合は、SNS映えを意識するべきでしょう。
それはSNSへ投稿されれば宣伝になるから、という理由だけではありません。
投稿者にとってはSNS映えする場所へ行くこと自体が、大きな行動目的になるからです。
リピーターを確保するためには、SNS映えするようなおしゃれな場所であるべきと言えます。
おしゃれな内装デザインのエステサロンにするには
おしゃれな空間とすることが、エステサロンにとっては重要です。
エステサロンをおしゃれにするためには、内装などでどのようなことに気を付けたらよいでしょうか。
コンセプトを明確にする
どういうサロンにしたいか、というコンセプトを明確にしましょう。
これはエステサロンに限らず、来店数を増やしたい店舗全般に当てはまります。
経営者が目指している店舗のコンセプトが伝わり共感を呼ぶことで、その店ならではの付加価値をお客様に提供することができます。
このようにお店のテーマを表現することを、店舗ブランディングと言います。
コンセプトがあやふやだと、どういう雰囲気を目指しているのかお客様にも伝わらず共感を得にくくなってしまいます。
エステサロン以外でもよいので他店舗などを参考にコンセプトを定め、具体的なイメージを決めていきましょう。
清潔感は必須
お客様の体に触れ施術を行うエステサロンでは、清潔感は特に大切です。
内装デザインを考えるうえでも、おしゃれであると同時に清潔感を重視しましょう。
清潔感を出すには、シンプルなデザインがおすすめです。
複雑な意匠が多いと実際には清潔にしていても、「埃がたまりそう」「掃除が大変そう」と見た目で損をしてしまいます。
また空間全体の色調を合わせることも、清潔な印象につながります。
カラフルでポップなデザインは、エステサロンにおいては避けた方が無難です。
照明を上手に使う
エステサロンの照明には、一定の明るさが求められます。
お客様の肌の状態などをしっかり見る必要がありますので、薄暗い照明はエステサロンには向いていません。
とは言え手術室のような強烈な照明では、お客様はリラックスできません。
全体を一律に明るく照らすのではなく、複数の照明を組み合わせて柔らかい光が室内各所へしっかり当たるような工夫が必要です。
たとえば天井にダクトレールを設置すると、ペンダントライトなど複数の照明を吊るすことができるので便利です。
カウンセリングの時と施術の時で、光量や照明器具を切り替えられるようにするのもよいでしょう。
エステサロンの内装デザインでテイストが変わる
エステサロンの内装は、おしゃれなデザインが向いています。
ただし一口におしゃれと言っても、色々なテイストが考えられます。
おしゃれなエステサロンの内装には、どんなデザイン例があるのでしょうか。
アジアンリゾート風
リラックスできるリゾート地と言えば、プーケット・セブ・バリなどを思い浮かべる人も多いでしょう。
そんなアジアのリゾート地をイメージしたサロンは、いかがでしょうか。
アジアンリゾート風の内装にするポイントが、いくつかあります。
・濃い目の茶色を基調とした木材の使用
・パーティションなど随所に竹や籐製品を配置
・インテリアはロースタイル
ベースとなる内装がきっちり決まれば、ハンドメイドの雑貨などをさりげなくディスプレイすることで、リゾート地のようなラグジュアリーな雰囲気を演出することができます。
北欧風
インテリアなどでよく目にする北欧風デザインは、スタイリッシュな中にも温かみを感じられます。
そんな北欧風デザインは、エステサロンの内装にもぴったりです。
北欧風の内装デザインにするには、以下のような特徴を押さえるようにしましょう。
・白っぽい色味を基調とした木材の使用
・自然をモチーフとした幾何学模様
・所々に明るいパステルカラーを配色
デザインが大胆でおしゃれな北欧雑貨は人気があり、様々なお店で扱っています。
内装に加えて小物も北欧雑貨で統一すれば、快適にくつろげる場所としての完成度が高まるでしょう。
ハイセンスなリピーターの獲得が期待できます。
アンティーク調
昔のヨーロッパを感じさせるアンティーク調の内装は、ゴージャスな雰囲気を盛り上げてくれます。
そんなアンティーク調デザインのエステサロンも、お客様にリッチな気分を提供することでしょう。
アンティーク調の内装デザインにするには、いくつかのコツがあります。
・くすみのある色使い
・重厚感のあるインテリア
・温かみのある部分照明の組み合わせ
BGMで静かなクラシック音楽が似合いそうな雰囲気をイメージすると、より具体的なデザインが浮かんできます。
シックで落ち着いたアンティーク調のエステサロンは、高級感を求めるお客様にきっと喜ばれることでしょう。
まとめ
以上で本記事を終わります。
お客様はエステサロンに特別感を求めています。
特別感を提供するために、おしゃれな内装デザインにしましょう。
おしゃれ感を出すにはデザインのコンセプトを明確にする必要があります。
色々なテイストのデザインの中から、自分の店にぴったりの内装を探してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。