カフェのオープンまでにかかる費用ってどんなもの?気になるお金の話

カフェのオープンを目指している方にとって、オープンにかかる費用の問題は避けて通れない話です。
「カフェをオープンするのに費用ってどのくらいかかるの?」という疑問を解決しないままスタートしてしまうと、後で思いもかけない出費で困ったことになってしまうかも。

今回はカフェをオープンするためにかかる費用の中でも特に大きな3つの問題である
●物件取得費用
●内外装工事費用
●厨房設備費用
についてまとめてみました。
お金のことは大きな問題!しっかり押さえて素敵なカフェをオープンさせましょう!

カフェのオープンにかかる物件取得費用はどのくらい?

カフェ

カフェのオーナーさんによっては物件取得にかかる費用が0円という場合もあることをご存じでしょうか。
カフェのオープンにかかる費用の中で一番金額に差が出てくるのは物件取得費用です。
どうしてそんなに費用に差が出るの?
まずは一番お金がかかってしまう物件取得費用の謎について確認していきましょう。

カフェのオープンにかかる費用は店舗の形態によって変わる

カフェのオープンをするにあたって「どこでカフェをオープンさせるのか」というのはとても大きな問題です。

●自宅などを改装する
●カフェのオープン用に物件を購入する
●賃貸物件を借りる
●キッチンカーなどで移動式カフェをオープンする
などいくつかの選択肢があります。
最も費用が掛からないのは自宅。
どこでカフェをオープンさせるのか、オープンするカフェの形態によっても費用は大きく変わってきます

賃貸物件はカフェをオープンする地域によって費用に差が出る

賃貸物件を借りてカフェをオープンさせる場合、部屋を借りるのと同様に地域によって賃貸用に大きな差が出てきます。

2016年の調査によると、例えば
●有楽町 約34,000円
●渋谷  約30,000円
●六本木 約28,000円
東京都内でも坪単価にこれだけの差があるようです。
同じエリア内でも駅に近いかどうか、繁華街に近いかどうかによっても差が出てきます。

カフェオープンの賃貸契約にはいくらかかる?

アパートなどの賃貸物件を借りる場合の費用は、
●敷金
●礼金
●前家賃1か月分
●仲介定数量
●その他経費
など合わせて家賃の4~6か月分程度が相場と言われています。

一方、カフェなどの店舗をオープンさせるための賃貸物件を借りるための費用は
●敷金
●礼金
●前家賃2~10か月分
●仲介定数量
●その他経費
と、一般の賃貸物件とは前家賃の部分が大きく変わっていきますので、家賃の10~12か月が相場と言われます。
カフェをオープンするための店舗の家賃が10万円だとすると、100~120万円。
家賃が30万円だとすると300~360万円は用意しておく必要があるということになりますね。

カフェのオープンにかかる内外装工事費用はどのくらい?

カフェの店舗の外装と店内の内装の工事費用も大きくお金がかかる問題です。
内外装工事費用はオープンのために用意した物件によっても大きく違いが出てきます。
ゼロから店舗を作り上げていくとなるとその費用は天井知らず。
次にカフェをオープンするための内外装工事費用はどんなところにお金がかかってくるのかについて確認していきましょう。

カフェをオープンするための内外装工事とは?

カフェをオープンするために店舗の中や外の工事をしてもらうのが内外装工事です。

具体的には
●内装工事:壁紙や床の張替え(塗り替え)、店舗のインテリア作りなど
●設備工事:空調、照明、水回りの工事
●外装工事:駐車場整備、壁の塗り替え、テラスの工事など
このような内容が含まれます。

カフェの内外装工事費用は小規模店舗の方が高い

カフェをオープンするための内外装工事にかかる費用は、平均で坪単価20~40万円が相場といわれています。
こちらもあくまで相場であって、賃貸物件の費用と同様に地域によって差が出てくることもあるようです。
カフェの店舗の場合、大きくても小さくても厨房やトイレなどは必要になりますので、店舗が小さければ小さいほど坪単価は高くなってしまいます。
人件費なども店舗の大きさにあまり関係がないので「自分のオープンするカフェは小さめだから費用は安く済むかも?」と思うのは危険です。

カフェの内外装費用を抑えたいなら居抜き物件もアリ!

カフェをオープンするための内外装工事費用を抑えたいなら元飲食店の居抜き物件を探してみましょう。
元レストランや元カフェだった賃貸物件の場合、大きな工事を行わなくてもオープンできるという物件もあります。
賃貸物件の場合、契約を終了するときに原状回復をするように言われるところも多いです。
ここでたくさんの費用をかけてしまうと、契約終了時にも大きな費用が掛かってくる可能性が考えられます。
前のお店の評判や辞めた理由などもしっかり確認する必要はありますが、居抜き物件はおすすめですよ。

カフェの内外装のDIYは費用以上に時間がかかる

「業者に頼むと費用がかさむからDIYで好みのカフェに仕上げたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにDIYは人件費などがかからないため、費用を安く抑えることは可能です。
自宅を改装してカフェをオープンする予定の方は時間がかかっても自分で仕上げた方が費用は掛からないかもしれません。
しかし、賃貸物件を借りてカフェをオープンさせる予定の方はどうでしょうか?
物件の工事をしている間も賃貸費用は発生し続けますので、オープンまでに時間がかかると営業していない期間の賃貸費用を何か月も払い続けることになってしまいますね。
DIYで出来るところと業者に任せるところをうまく使い分けることで、上手に費用と時間を節約する方法を考えてみましょう。

カフェのオープンにかかる厨房設備費用はどのくらい?

コンロや冷蔵庫、シンクなどカフェのオープンのためには厨房で使う設備をたくさん揃える必要がありますね。
その他にも店内の空調設備やテーブル・椅子、食器など備品の購入まで計算したら数百万の費用が掛かってきます。
では設備費用中で大きな金額になるのはいったいどんなものなのでしょうか。
ここでキッチンカー以外の店舗型のカフェをオープンさせる場合での設備費用について確認しておきましょう。

カフェをオープンさせるために必要な厨房設備って?

カフェや飲食店で働いた経験があるという方はご存じだと思いますが、カフェの厨房には様々な調理器具や設備が置いてあります。

皆さんがカフェをオープンする場合
●冷蔵庫
●食洗器
●コンロ
●シンク
●コーヒーマシン
●作業台
●製氷機
●オーブンレンジ
●水道設備
最低でもこのくらいは揃える必要があります。
その他にもカフェで提供するメニューによって購入するものは変わってきます。

カフェの厨房設備費用はコーヒーマシンの金額で変わる?

ゼロの状態からカフェをオープンさせるために購入すべきものがなんとなくわかったところで、やはり気になるのは費用のことですね。
厨房設備を全て新品で購入した場合、10坪程度の小さめのカフェでも150万円はかかると想定してください。
これはあくまで最低ラインの話で、費用を大きく左右するのはコーヒーマシンの金額です。
小さめの業務用コーヒーマシンであれば10万円程度から購入できるものもありますが、大き目のエスプレッソマシンになると100万円以上するものも出てきます。
どんなコーヒーをカフェで提供したいかでお金のかけどころも変わってきます。
味や使い勝手も考えてしっかり吟味していきましょう。

カフェオープンのための費用を抑えたいなら中古品をチェック!

皆さんは街のリサイクルショップに買い物に行ったことがありますか?
一般の方が買い物に行くリサイクルショップにも冷蔵庫やコンロ、レンジなどは置いてありますが、大きな厨房機器を扱っているというところは少ないです。

カフェオープンのための費用をできるだけ抑えたいならば、
●業務用厨房機器を取り扱ってる専門のリサイクルショップ
●オフィス用品を取り扱ってる専門のリサイクルショップ
などを探してみましょう。
厨房機器はお客さんの目に触れるものではありませんので、無理に新品で揃える必要はありません。
中古品は状態の良し悪しがありますが、新品の半額以下で手に入るもののたくさんあります。
ネットでもいろいろなお店の中から商品を検索することが出来ますよ。

さいごに

いかがでしたか?
カフェをオープンさせるのには意外と費用がかかるようですね。
このほかにもいろいろな物を買い揃えたり、オープンに必要な資格取得や各種申請、宣伝など様々な古米費用が発生します。
カフェはオープンしてからもいろんな費用が掛かります。
すてきなお店をオープンさせたい!という気持ちが大きすぎて初期費用の使い過ぎには要注意!
細かいものまで一度書き出して整理をすることで費用のことをしっかり把握しておくことは大切です。
費用の管理もしっかりとして素敵なカフェのオープンを目指しましょう!

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