「懐かしくて新しい」と現在注目を集めている“昭和レトロ”。昭和の世界へタイムスリップしたような、そんな内装の喫茶店があったら素敵ですよね。
今、喫茶店を開きたいと考えているなら、あえて“昭和レトロ”な内装にしてみるのも方法の一つです。
ここでは、昭和レトロな内装の喫茶店の特徴や、家具、照明選びのコツなどを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
レトロな感じがおしゃれ! ガラスセードのペンダントライトMPN053
リブ模様のガラスセードと鉄を真鍮ブロンズ色に仕上げたソケット部分・ガード部分がレトロさと無骨さを感じさせるペンダントライト。セードはプレス加工した肉厚なガラスに、さらにフチにガードがつけられているため強度が高く、ガラス表面の凹凸は光を拡散させる効果があるため、柔らかい光で空間を照らしてくれます。
目次
昭和レトロな内装の喫茶店の特徴とは?
近年ブームになっている“昭和レトロ”スタイルは、昭和生まれの人たちにとっては懐かしく、平成生まれの人たちにとっては新鮮で、世代を問わず楽しむことができます。
SNSでも注目を集めている“昭和レトロ”な喫茶店について、詳しくみてみましょう。
喫茶店とカフェの違い
喫茶店ってそもそも何?カフェとは何が違うの?と感じている方も多いのではないでしょうか。現在は、喫茶店もカフェも営業するには「飲食店営業許可」が必要になり、明確な違いはありません。しかし、令和3年5月31日以前までは、喫茶店とカフェは営業許可の形態が違っていました。
■喫茶店
「喫茶店営業許可」が必要。
アルコール類の提供はNG。
調理全般はNG。
■カフェ
「飲食店営業許可」が必要。
アルコール類の提供はOK。
調理全般OK。
※名称は営業許可と違って「◯◯喫茶」「◯◯カフェ」でも問題はありません。
現在は喫茶店営業許可が飲食店営業許可に統合され、既存の喫茶店も更新のタイミングで飲食店営業許可に移行しなければいけません。
喫茶店とカフェの明確な違いはなく、コーヒーと軽食を楽しめる落ち着いた雰囲気のお店が喫茶店、食事も楽しめるオシャレな雰囲気のお店がカフェというように、イメージの違いでしかありません。
昭和レトロってどんな雰囲気?
昭和レトロな喫茶店と言ったら“純喫茶”を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?純喫茶とは「純粋な喫茶店」のことで、コーヒーなどのドリンクとトーストやクッキーなどの軽食を楽しむことができるお店です。
落ち着いた明かりに包まれた空間に、クラシックやジャズなどゆっくりした音楽が流れている…そんな大人の雰囲気が漂うのが純喫茶のイメージです。
昭和レトロな内装の特徴
昭和レトロな喫茶店の内装は、落ち着いた色合いのレトロな家具で作られているのが特徴的です。カフェのように明るく開放的な空間というよりは、温かみがありクラシカルな印象の空間です。
【昭和レトロな喫茶店の内装】壁材の選び方
昭和レトロな喫茶店はレンガやタイルを使っているのが特徴的です。壁全体をレンガやタイルで覆ってしまうと堅いイメージになってしまうため、腰壁として取り入れたり、壁一面だけに取り入れるのがオススメです。カウンター下や壁の一部、柱として木材を使うことで、内装のワンポイントにもなり、柔らかい印象をプラスすることができます。
また、壁紙を貼る場合はアイボリーやベージュがオススメ。真っ白よりは、昔から存在していたかのように思わせられるような色味の方がレトロな印象にピッタリです。
【昭和レトロ喫茶店の内装】ダークブラウンの家具
レトロな喫茶店にはダークブラウンの木製の家具を選びましょう。ダークブラウンは重厚感があり、落ち着いた空間を演出するのに向いています。また、脚部分に挽物細工が施されたデザインの椅子やテーブルは、より一層レトロな雰囲気を高めることができます。
テーブルや椅子、食器棚、本棚をダークブラウンでまとめて統一感を出しましょう。
【昭和レトロ喫茶店の内装】オープンカウンター
コーヒーが抽出されている様子や香りを楽しむことができるオープンカウンター席は、喫茶店の醍醐味。何度も通ううちに店員さんや他の常連さんとも顔見知りになり、カウンター席で会話を楽しむこともできます。
カウンター席は、お客さまへのドリンクやフードの提供も手間がかからないため、効率がいいというメリットもあります。
ソケット部分の曲線が美しいペンダントコードMPN042
ソケット部分の曲線が無骨さを軽減させ、上品な雰囲気も感じられるデザイン。裸電球照明はレンガやアイアンなどのインテリアを彷彿とさせますが、上品なデザインのため、インダストリアルテイスト以外のテイストにも合わせやすいです。洗練されたシンプルデザイン。
【昭和レトロ喫茶店の内装】布張りの椅子
昭和レトロな空間を演出するなら、布張りの椅子がオススメです。素材はベルベットなどの赤やオレンジ、モスグリーンなど深い色味を選ぶことで、温かみのあるレトロな空間に仕上げることができます。
また、椅子を1脚ずつ置くのではなく、存在感のあるベルベット素材のソファーを置くことで、より重厚感のあるクラシカルな印象を高めることができます。ソファータイプではなくても、座面や背もたれが布張りのタイプでもOKです。
【昭和レトロな喫茶店の内装】ダマスク模様
昭和レトロな喫茶店に多くみられるのが、内装や家具にダマスク模様を取り入れたコーディネートです。布張りの椅子やテーブルクロス、壁紙にダマスク模様を取り入れることで、レトロで懐かしい雰囲気を演出することができます。
【昭和レトロ喫茶店の内装】床材の選び方
床の色は店内の雰囲気を左右します。昭和レトロな喫茶店では、床の色は深みのある色を選びましょう。
■木材
ダークブラウンがオススメ。
深みがあり、落ち着いた高級感のある印象に。
■石材
落ち着いた色合いのレンガやタイルもピッタリ。
深みのある赤やブラウンがオススメ。
■絨毯
床全体に絨毯を敷くと、優雅で落ち着いた印象に。
深みのある赤や青がオススメ。
【昭和レトロ喫茶店の内装】レトロな照明器具
喫茶店特有の大人びた落ち着きのある雰囲気は、内装はもちろんですが照明使いも大きなポイントです。昭和レトロな喫茶店には、どんな照明を選べばいいのでしょうか?
電球色がマスト
喫茶店の中に入ると、優しく温かい色味の光が店内に広がっている感じがしませんか?光の色味は色温度(K)で表すことができ、色温度が低いほどオレンジ色に近い温かい光に、高いほど青白い爽やかな光になります。
昭和レトロな喫茶店の雰囲気を作るには、色温度が低めの「電球色」の明かりがマストです。温かく落ち着きのある空間を演出することができます。
オススメの照明器具
照明器具自体のデザインによっても、空間の雰囲気はガラッと変わります。では、どんな照明器具が、昭和レトロな喫茶店には合うのでしょうか?
■ペンダントライト
天井からコードやチェーンで吊り下げられた照明器具。広範囲を照らすというよりは、照らしたいところをピンポイントで照らすため、明暗がはっきりし、コントラストを楽しむことができます。
■ブラケットライト
壁に取り付けられた照明器具。空間を照らすというよりは、壁などを照らすことで陰影を楽しむことができます。壁のインテリアとしてもオススメです。
まとめ
世代を問わず注目を集めている昭和レトロな喫茶店。喫茶店独特の大人びた落ち着きのある空間にするには、内装を落ち着いた色味でまとめるのがポイントです。また、家具はダークブラウンをベースにして、挽物細工が施されたデザインや、椅子は布張りのものを選びましょう。
照明は電球色の光を利用することで、温かみを感じる喫茶店の雰囲気を演出することができます。ペンダントライトやブラケットライトのような、空間の明暗を楽しむことができる照明器具がオススメです。
内装一つ一つこだわって、昭和レトロな喫茶店を叶えましょう♪