みなさんは食事の正しい配置を知っていますか?学校の給食の配置を思い出して、なんとなくこんな感じかな?と想像はつくけれど、しっかりと理解できている方は少ないのではないでしょうか?
特に和食は「一汁三菜」が基本とされていて、それぞれ配置が決められています。食事の配置はマナーにもつながる大切なポイント。食事の正しい配置を覚えて、周りと差をつけましょう♪
【食事の配置】和食の一汁三菜とは?
和食の基本は、ごはんと汁物、3種類のおかずを組み合わせた献立が基本とされています。これを「一汁三菜」といい、主に主食、汁物、主菜、副菜を組み合わせたものをさします。
①主食
主食には炭水化物が多く含まれていて、体や脳のエネルギー源になる重要な栄養素です。和食ではお米が基本ですが、パンや麺類も主食に含まれます。
炭水化物が不足すると、疲労感や集中力の低下、めまいや便秘などを引き起こす恐れがあります。また、摂取しすぎると、糖尿病や生活習慣病のリスクの増加、皮下脂肪、内臓脂肪がつきやすくなるというリスクもあります。
②汁物
水分補給にもなる汁物をさします。和食の場合は味噌汁やお吸い物が一般的です。野菜やワカメなどの海藻を入れることで、さらに栄養バランスが良くなります。
味噌にはイソフラボンやビタミンEが豊富に含まれているため、エイジング効果やストレス軽減効果もあると言われています。また、生活習慣病の予防効果も期待できます。
③主菜
主菜とは食事のメインになるおかずのことをいい、タンパク質を多く含む、肉や魚、卵や豆腐を使用した料理が基本です。タンパク質は、筋肉や血液など、体を作るために必要な栄養素です。ハンバーグや生姜焼き、焼き魚はもちろん、卵焼きや冷奴も主菜に含まれます。
タンパク質が不足すると、筋力の低下や貧血を引き起こす恐れがあるため、注意しましょう。逆に摂りすぎてしまうと、代謝異常や肥満の原因になります。
④副菜
副菜とは野菜や海藻がメインのおかずのことをいいます。サラダや煮物、野菜炒め、きんぴら、酢の物などが副菜に含まれます。主菜で不足しがちな食物繊維やミネラルなどの栄養素を補うように献立を考える必要があります。
⑤副々菜
副々菜とは他のおかずでは補うことができない栄養をプラスするためのおかずです。おひたしやあえ物、海藻類を中心とした小鉢に盛り付けるようなちょっとしたメニューが副副菜に含まれます。副々菜は果物でもOKです。
お漬物(香の物)はおかずの一品として数えず、三菜には含まれませんので覚えておきましょう。
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【食事の配置】和食の基本的な並べ方は?
SNSなどで料理の写真を投稿する時に、配置を間違っていてはせっかくの美味しそうな料理も台無しです。和食の基本について覚えたところで、次は正しい配置についてみてみましょう。
ご飯は左、汁物は右に
学校の給食の時の配置を思い出してみてください。ご飯が左手前に、汁物が右手前に配置されていますよね。このように、私たちは小さい頃から「ご飯が左」という感覚が身についています。しかし、なぜご飯が左なのかは知らない方が多いと思います。
日本では古くから「右より左が上位」という思想があり、ご飯が左、汁物が右という配置になったようです。
間違って逆に配置してしまうと、仏壇へのお供えになってしまうので注意しましょう。
三菜の配置は?
「三菜」と聞くと、おかずは必ず3品用意しなければいけないの?と思う方もいらっしゃると思います。しかし、3品なくても栄養のバランスがしっかり取れていれば、1品でも2品でもOKです。
三菜を配置する際は、右奥に肉料理や魚料理などの主菜、左側に煮物などの副菜、真ん中に小鉢の副々菜を配置します。
お漬物はどこに置く?
先述した通り、お漬物(香の物)はおかずの一品としてはカウントされません。お漬物を献立に含む場合は、ごはんと味噌汁、おかずに囲まれた真ん中に配置します。
おかずの盛り付け方の注意点
ここで一つ覚えていただきたいのが、盛り付ける際の注意点です。焼き魚をお皿の上に盛り付ける際には、頭が左側、尾が右側、腹が手前に来るように盛り付けましょう。頭がない魚の場合は、幅が広い方を左側、皮の部分を奥になるよう盛り付けます。
また、小鉢に盛り付ける崩れやすいおかずは、平らにして盛り付けるのではなく、山のような形になるように高さを出して盛り付けましょう。
飲み物・デザートの位置は?
食事と一緒にお茶などの飲み物をいただく場合、飲み物は主菜の右側に配置します。お酒を飲む場合は、ごはんの位置にお酒を置き、ごはんものは最後にいただきます。ごはんもお酒も両方楽しむ場合は、ご飯は定位置に、グラスは主菜の右隣に配置するようにしましょう。
一方、デザートは飲み物の反対側、左の奥に配置します。
箸の置き方は?
箸は食事の一番手前に横にして配置します。右利きの場合は右側に、左利きの場合は左側に持ち手が来るように配置しましょう。
左利きだからといって、ごはんが右に、汁物が左に配置することはありませんので、覚えておきましょう。
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【食事の配置】一汁二菜以下の献立の場合の配置は?
一食の献立で一汁三菜を毎回作るのはとても大変なことです。一汁二菜以下でも栄養バランスを考えた献立であれば、品数が少なくてもいいとされているため、その場合の配置についてみてみましょう。
一汁二菜の場合
一汁二菜とは、ごはん、汁物、主菜、副菜を組み合わせた献立のことです。一汁二菜の場合は、一汁三菜の時の配置から副々菜を除くだけでOKなので、その他の位置は変わりません。
一汁一菜の場合
一汁一菜とは、ごはん、汁物、主菜のみの献立のことをさします。栄養が不足してしまうのでは…と思うかもしれませんが、汁物や主菜に肉や魚、野菜やキノコ類、大豆製品をたっぷり含んだメニューにすることで、栄養を十分に摂ることができます。
この場合はごはんと汁物の位置は変えず、奥の真ん中に主菜を置き、三角形になるように配置しましょう。また、洗い物を減らすために、おかずをワンプレートに盛り付ける場合も、この配置と同じになります。
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まとめ
いかがでしたか?
和食は「一汁三菜」が基本とされて入れ、副菜や副々菜で他のメニューに不足する栄養素を補うように献立を考えます。食事の配置は、手前左側にごはん、右側に汁物、奥の右から主菜、副々菜、副菜というように配置します。漬物は三菜にカウントせず、ごはんと汁物の間に配置します。
必ずしも和食は一汁三菜にしなければいけないというわけではなく、他のメニューで十分に栄養が摂れているなら、一汁一菜でもかまいません。おかずの数が減っても、ごはんが左、汁物が右、おかずが奥という基本の配置は変わりません。
和食の正しい配置を覚えていれば、SNSに料理の写真をアップする際や、お姑さんのお手伝いをする際など、いざという時必ず役に立ちます。ぜひ、ここで覚えたことを配膳の際に活かしてみてくださいね。