屋外センサー照明は、暗い庭を明るく照らして安全を確保するだけではなく、防犯対策にも役立ちます。
暗い中自宅に帰ってきた時にパッと点灯してくれると、周りがよく見えて安心ですよね。
もし不審者が侵入しようとしたとしても、照明がついて明るく照らされることで目立ってしまうため、侵入を思い止まる傾向にあります。
毎日をもっと安心・安全に過ごせるように、屋外センサー照明を検討して見てはいかがでしょうか?
屋外センサー照明の選び方
屋外センサー照明にはどんなタイプのものがあるのでしょうか?
それぞれのメリットやデメリットも考慮して、どんなタイプのものがいいのか見ていきましょう。
電源のタイプで選ぶ
まず一番にチェックしていただきたいのは、屋外にコンセントがあるかということです。
コンセントがあれば選べる照明の幅も広がります。
もしない場合でも、ソーラーパネルや乾電池タイプのものであれば取り付けることができます。
電源別に詳しく見ていきましょう。
・コンセント式
コンセント式のセンサー照明は、屋外コンセントがあれば、照明のプラグをコンセントに差し込むだけで使用することができます。
もしコードの長さが足りなくても、耐水性に優れた延長コードを使えば問題ありません。
日照時間や電池切れを気にせず使えることが、最大のメリットです。
・ソーラーパネル式
太陽光をエネルギーとして発電するソーラーパネル式のセンサー照明は、電気代がかからないのでお得です。
電池交換の手間もかからないので、メンテナンスの必要もほとんどありません。
日が当たる位置にソーラーパネルを設置しないと発電しないので、取り付ける位置には気をつけましょう。
・乾電池式
乾電池式のソーラーパネル照明は、屋外コンセントの位置や日当たりなど置く場所を気にしなくていいので、手軽に使えることが魅力です。
しかし、定期的に電池交換は必要になりますので、こまめに確認する必要があります。
電球の種類で選ぶ
初期コストを安く抑えたいのか、長持ちさせたいのか、明るさを重視するのかで、選ぶ電球も変わってきます。
屋外センサー照明で使われる電球の種類を見てみましょう。
・白熱電球
白熱電球は価格が手頃なことが一番のメリットです。柔らかく温かみのある色合いの光が特徴です。
熱をもちやすいので、取り付ける際は周りに燃えやすいものがないか注意しましょう。
また寿命が短いので、交換までのスパンは短めです。また白熱電球は紫外線を多く含んでいるので、虫が寄ってきてしまうというデメリットもあります。
・ハロゲンランプ
ハロゲンランプは広範囲を明るく照らすことが可能なので、より高い防犯効果を期待できます。
価格は高くはありませんが、消費電力が高いというデメリットがあります。
・LED電球
屋外センサー照明に一般的なのはLED電球です。LED電球は消費電力が低く、寿命が長いという特徴があります。
熱をもちにくく火災の心配も少ないというメリットもあります。
価格が少し高めですが、寿命が長いため、トータルではコストを抑えることができます。
センサーのタイプで選ぶ
何を感知して点灯するのか、センサーのタイプには2種類あります。
・人感センサー
動く人や物を感知して点灯するタイプです。
人が通ると点灯するので、防犯効果が期待できます。
・照度センサー
周りの明るさを察知して、周囲が暗くなった時に点灯するタイプです。
昼は点灯せず周りが暗い時だけ点灯するので、つけ忘れや消し忘れの心配もありません。
屋外センサー照明のおすすめ
屋外センサー照明の中には、調整機能を持ったもの、もっと防犯効果を高めてくれる機能、防水効果が高いものなど、便利な機能付のタイプがあります。
調節機能付きのセンサー照明
・センサーの感知範囲を調節
人感センサー照明の場合、人だけではなく車にも反応して点灯します。感知範囲があまりにも広すぎると、家の前の道路を歩行者や車が通るたびに点灯してしまいます。
常に照明がついた状態だと防犯効果も薄れてしまいますので、感知範囲を調節できる機能はありがたいですね。
・明るさを調節
実際にセンサー照明を取り付けてみてから、思っていたより明るすぎた、思っていたより暗いなど、明るさが想像と違うことがあります。
そういう場合に備えて、明るさを調節できる機能があるととても便利です。
防犯効果を高めたい場合は明るめに、電気代を抑えたい場合は暗めにとお好みの明るさに調節できます。
・点灯時間を調節
センサーで点灯しても、思ったより早く消えてしまっては困りますよね。
センサー照明の中には点灯時間を調整できるものがありますので、お好みの時間に設定できるものを選んでみるといいでしょう。
より高い防犯機能付のセンサー照明
・警報機能付きタイプ
警報機能付きのセンサー照明は、センサーで人の動きを感知して警報音を鳴らし、侵入者を威嚇します。
設置場所を選ばないと、誤作動で近所迷惑になるので気をつけましょう。
警報機能をオンオフ切り替えられるものは、使わない時警報機能を切ることができて便利です。
・録画機能付きタイプ
録画機能付きのセンサー照明は記録を残すことができるので、防犯効果が抜群です。
センサーで察知して点灯し、侵入者を照らして録画できれば、万が一の時も証拠を掴むことができます。
・フラッシュ機能付きタイプ
フラッシュ機能付照明は、侵入者を感知して照明がフラッシュして威嚇することによって、侵入者を追い払うことができます。
屋外センサー照明の設置のポイント
さまざまなタイプの屋外センサーライトを見てきましたが、取り付けはどうしたらいいのでしょうか?
取り付け場所によって取り付ける方法もさまざまです。
しっかり固定できる「ビス式」
ビス式は壁にビスを打ち込んで固定します。しっかり固定でき、外れる心配もありません。
しかし壁に穴を開けなければならず、設置できる場所も限られてしまいます。
家の外壁にビス打ちするのは簡単ではないので、業者の方にお願いしなければいけない場合もあります。
巻き付けて固定する「ステンレスバンド式」
カーポートのポールなどにステンレスのバンドを巻き付けて固定するタイプです。ビスを使用できない場所でも、柱状のところには設置できます。バンドをしっかり取り付けることができれば、簡単に設置することができますが、しっかり固定できないと照明が落下してしまうので気をつけましょう。
工事不要の「バイス式」「クランプ式」
バイスやクランプといった固定器具で取り付け場所を挟み込んで固定する方法です。穴を開けずに固定することができます。
ステンレスバンド式と同じで、しっかり固定しないと落下してしまう危険があるので、気をつけましょう。
磁石で固定する「マグネット式」
磁石を取り付けられる場所であれば、強力な磁石で固定するマグネット式がおすすめです。設置に手間をかけずに、しっかり固定することができます。
多少のことでは落下しないという安心感があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私たちが安心して安全に生活する上で、屋外センサー照明はとても役立ちます。
屋外コンセントがなくてもソーラーパネル式や乾電池式は手軽に取り入れることができます。
ビス固定できない場合でも取り付けることができるので、屋外照明はハードルが高いと感じていた方も是非検討してみてください。
取り付けてみてから、思っていたのと違ったということがないように、明るさや点灯時間、感知範囲を調節できるタイプがおすすめです。