ダイニングテーブルの上などにペンダントライトを何個か取り付けたインテリアを見かけたことはありませんか?ダクトレールというレールがあると、複数の照明を取り付けることができます。
ダクトレールを取り付けることで照明の多灯使いができ、照明によるインテリアを楽しむことができます。ペンダントライトの多灯使いでおしゃれな空間を演出してみませんか?
LEDアクリルカバー付き 円筒ペンダントライト MPN06
ミニマルな円筒形でオプティカルパーツがワンポイント。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
目次
ペンダントライトを取り付けるダクトレールって何?
ペンダントライトとは天井からコードなどで吊り下げられた照明のことです。1灯だけであれば天井の引っ掛けシーリングに取り付けることができますが、「ペンダントライトを3つ取り付けたい」など、複数の照明を取り付けたい時は「ダクトレール」を取り付けることで叶えることができます。
ダクトレールとは?
ダクトレールとは照明器具を取り付けるレール状の照明器具のことです。別名「ライティングレール」ともいいます。
レール自体に電流が流れていて、レール上であればどの位置にでも照明を取り付けることができます。なのでペンダントライトなどお好みの照明を組み合わせて、インテリアとして楽しむことができます。
カフェや美容室などおしゃれな空間でよく目にするダクトレールですが、最近では家庭でも取り入れるケースが増えてきています。
ダクトレールを取り付ける方法
ダクトレールの取り付けは電気工事士の資格を持った方にお願いしなければなりません。配線を取り扱う工事になるので、感電や火災を引き起こす可能性があり、無資格の人が行うことは大変危険です。
無資格で工事してしまうと、法律違反になってしまい、罰金刑や懲役刑になってしまう恐れがありますので、必ずプロの方にお願いしましょう。
しかし、賃貸住宅や後付けしたい場合、工事不要で取り付けられるものもありますので、のちほど紹介します!
ペンダントライトを取り付けられるダクトレールの種類
ダクトレールには取り付け方によって3つのタイプに分類できます。
埋込式ダクトレール
天井材をニ重貼りする等して、ダクトレールを天井に埋め込んで設置するタイプのものです。
天井面から突き出さずに設置できるため、スッキリした印象に仕上がります。インテリア性を重視する方にはおすすめです。ダクトレールがしっかり固定できるので、重さのある照明器具でも取り付けすることができます。
しかし天井に固定するため、取り付け位置を変えたい時に融通がきかないということと、取付費用が高額になってしまうというデメリットがあげられます。
新築やリフォームのタイミングであれば、デメリットも考慮した上で、思い切って埋込型を選んでみてもいいのではないでしょうか。
※取り付けは電気工事士の資格がないとできません。
直付式ダクトレール
天井にダクトレールを直接ネジで固定して取り付けるタイプです。こちらもしっかり固定できるので安定しており、少し重めの照明も取り付けることができます。
埋込型と違い天井面からレール部分が突き出してしまいますが、天井の配線器具の位置にとらわれずに自由にレールを配置できるメリットがあります。
天井にしっかり固定したいけど、切り込みまでは入れたくないという場合におすすめです。
しかし天井に穴を開けてしまうので、賃貸には使うことはできません。
※取り付けは電気工事士の資格がないとできません。
簡易取付式ダクトレール
天井についている引掛シーリングにレールを取り付けて設置するタイプです。
天井に引掛シーリングなどの配線器具があれば簡単に取り付けることができますので、賃貸でも取り付け可能です。もちろん電気工事も不要
です!
天井に直接固定しないため、レール部分を回転させて向きを変えることができますが、重めの照明を取り付けることはできません。また、天井の配線器具に取り付けるため、天井との間に隙間ができてしまいます。
簡易取付型は、ダクトレールを取り付けたいけど工事までは…という方でも、気軽に取り入れることができます。
ダクトレールにペンダントライトを取り付ける時の注意点
ダクトレールに照明を取り付ける際には、取り付けられる照明の重さと、ワット数に制限があります。
最大重量
ダクトレール1本に取り付けられる照明の重量には上限があります。複数取り付ける場合は、すべての照明の合計が最大重量を超えないように気をつけましょう。
ダクトレールによっては、片側に付ける照明の重量制限もありますので、説明書きをしっかり確認しておきましょう。
簡易取付タイプのダクトレールの場合、天井の引掛シーリングなどの配線器具にも重量の制限があるので、ダクトレールと照明も含めて制限重量内にしなければなりません。
天井の配線器具の種類と耐荷重
■引掛シーリング 〜5kgまで
■引掛ローゼット 〜10kgまで
※引掛シーリングの場合はダクトレール+取り付ける照明器具の合計が5kgまでとなります。
最大ワット数
ダクトレールは1本あたりに取り付けられる最大ワット数が決まっています。複数取り付ける場合は、すべての照明のワット数を合計して最大ワット数を超えないように気をつけましょう。
最大ワット数を超えて取り付けてしまうと、照明の故障や火災の原因となってしまいます。
天井に引掛シーリングボディしか設置されている場合に便利な簡易取付型ダクトレール
天井に設置されている配線器具が引掛シーリングで、ペンダントを複数台設置できなかったという方へ。この簡易取付型ダクトレールを設置すれば、ダクトレール対応器具が複数台設置できます。設置するペンダントライト(ダクトレール対応)は別途ご購入ください。
ダクトレールに取り付け可能なペンダントライトとは?
多くの照明は、天井にある引掛シーリングなどの配線器具に取り付けます。その場合、照明側についている「引掛シーリングキャップ」を配線器具側の「引掛シーリングボディ」にはめ込んで固定します。
しかしダクトレールには「引掛シーリングキャップ」をそのまま取り付けることはできません。
ダクトレールに取り付け可能なペンダントライトとはどんなものなのでしょうか。
ダクトプラグ付ペンダントライト
ペンダントライトを購入する時、「プラグタイプ」「ダクトプラグ付」「ダクトプラグタイプ」「ダクトレール式」と記載されているものが、ダクトレールに取り付けられるものです。
ダクトレールの規格はどのメーカーも共通しているので、上記のような表示があれば取り付けることができます。
ペンダントライトに付いているダクトプラグを、ダクトレールの溝にはめ込むようにして取り付け、固定します。固定の仕方は商品によって異なるので、説明書きをしっかり確認しましょう。
引掛シーリング対応ライトをダクトレールに取り付ける方法
販売されているペンダントライトのほとんどは引掛シーリング対応です。
せっかく気に入ったペンダントライトを見つけても、ダクトレール対応でない場合もあります。そんな時は「ダクトレール用変換プラグ」を使うと、引掛シーリング用の照明をダクトレールに取り付けることができます。
ダクトレール用変換プラグをダクトレールにはめ込み、そこにペンダントライト側のシーリングキャップを取り付けます。
これで選べるペンダントライトの幅がぐんと広がります!
白と黒から選べるダクトレール用引掛けシーリングボディ/1個
引掛シーリングタイプのペンダントライトに取り付けて、ダクトレール(ライティングレール)に設置できるようにするプラグです。ライティングレールVI形ライティングレール用引掛けシーリングボディ(白)と(黒)。色は天井の色や器具コードの色に合わせてお選びいただけます。
まとめ
ダクトレールを取り入れることでペンダントライトの多灯使いが可能になります。
ダクトレールは工事して取り付けることが一般的ですが、簡易取付式ダクトレールは天井にある引掛シーリングなどの配線器具に取り付けることができるので、賃貸でも取り入れることができます。
新築やリフォームのタイミングであれば、思い切って埋込型や直付型のダクトレールを取り入れてみるのもおすすめです。
ペンダントライトはデザイン性が高いものが多く、インテリアのアクセントにもなります。是非お気に入りのペンダントライトをダクトレールに取り付けて、おしゃれに空間を演出してみてください。