蛍光灯の製造停止により、シーリングライトもLEDが増えてきています。LEDは高い…というイメージがあると思いますが、最近は価格も意外と安いんです!
以前はLEDは高いというイメージでしたが、近年価格は下がってきています。また長期的にみても、寿命の長さや電気料金の安さでお得がいっぱい♪
シーリングライトをLEDタイプに変えて、お得を実感しましょう。
LEDシーリングライトは意外に安い♪
シーリングライトとは天井に直接取り付けられた照明で、高い位置から空間全体をまんべんなく照らすことができます。
これからは照明はLEDの時代。シーリングライトも蛍光灯からLEDタイプに変える人が増えてきています。
LEDって何?
LEDとはLight Emitting Diode(発光ダイオード)の略です。
蛍光灯は電気エネルギーを光エネルギーに変える際に、いったん熱エネルギーに変換しなければなりません。LEDは電気エネルギーを光エネルギーに直接変換できるので、その分電力を使わず効率的に発光できます。
熱エネルギーに変換しないため、発熱量は非常に少なく、長時間点灯していても熱くならないのが特徴的です。
照明のLED化の背景
内閣府の方針で、2030年までにLED照明などの次世代照明の100%化を目指すとされており、すでに一部の国内メーカーでは蛍光灯は製造が終了しています。照明器具自体はすでに生産終了しているため、これから照明器具を新しく購入する場合はLEDタイプを購入しましょう。
LEDシーリングライトとは?
LEDシーリングライトは、照明器具とランプ部分が一体化しているのが特徴的です。蛍光灯タイプのシーリングライトのように、ランプがつかなくなってきてもランプ部分だけを交換することはできません。そのため照明器具ごとの交換が必要になります。
かつてはLED照明は高いという印象でしたが、近年はどんどん低価格化してきており、6畳用のLEDシーリングライトで3,000円前後、12畳用で5,000〜6,000円と、手頃な価格で購入できるようになりました。思ったより安い!という印象ですよね。
長寿命で電気代も安い♪LEDシーリングライトはメリットがたくさん
LED照明はランプ部分の交換ができないと聞くと、「照明器具ごと交換となると費用がかかるんじゃないの?」「毎回照明器具ごと変えるのは面倒…」とマイナスなイメージをお持ちになると思います。しかし、LEDの寿命や電気料金が安くなることを考えると、長い目で見るとかなりお得なんです♪
寿命が蛍光灯の約4倍
蛍光灯とLEDの寿命を比較してみましょう。蛍光灯の寿命が6,000〜12,000時間といわれているのに対し、LEDの寿命はなんと40,000時間ほどです。
具体的に試算してみると、1日8時間の使用で蛍光灯は2〜4年、LEDは13年も持つ計算になります。これだけでもだいぶお得なのはわかりますよね♪
ここで注目して欲しいのが、照明器具そのものの寿命です。あまり認識されていないのですが、照明器具の寿命は10年とされています。10年経つと故障がグンと増え、まれに発煙事故を引き起こすこともあります。
蛍光灯タイプのシーリングライトだと、10年の間に2〜4回蛍光灯を交換して、10年経ったら照明器具も交換しなければいけません。一方、LEDタイプの場合はLEDの寿命の限り、10年以上何の交換もせずに使い続けることができます。12畳タイプだと10年間で照明器具代だけしか費用がかからないのです。維持費も安くお得ですよね。
省エネ&電気料金が安い
LEDは蛍光灯と比べて消費電力が半分ほどです。
電気料金は消費電力で変わってくるので、当然電気料金も安くなります。電気料金は基本料金の分が大きいので、請求自体が半分になるわけではありません。
年間でみると1つの照明器具での電気量の削減はそれほど大きくありませんが、家のシーリングライトを全てLEDに変えると、節約効果も実感できるのではないでしょうか。
調光・調色機能
LEDシーリングライトの中には、何段階にも調光・調色できる機能付きのものもあります。調光とは光の明るさを調節する機能で、調光とは光の色味を調節する機能です。自然光に近い昼白色や暖かみの感じる電球色など、生活スタイルに合わせて変えると、家がもっと居心地の良い空間になりそうですね。
照明器具の価格は?
LEDシーリングライトは蛍光灯タイプのシーリングライトに比べて照明器具本体の価格は少し高めです。しかし、寿命の長さや電気代の安さを考えると、あっという間に元をとることができます。
交換コストも安い♪LEDシーリングライトに交換するには?
蛍光灯からLEDシーリングライトに交換するにはどうしたらいいのでしょうか?手順を説明します。
蛍光灯タイプの照明器具の取り外し方
まず先に既存の蛍光灯シーリングライトを取り外します。
①照明の電源を切ってブレーカーを落とし、蛍光灯シーリングライトのカバーを外します。
丸型の場合は左右どちらかに回すと外すことができます。
②蛍光灯を外します。蛍光灯は爪などで固定されているので、簡単に取り外すことができます。
③照明器具本体を取り外します。
照明器具に取り外し方が記載されています。記載がない場合は取扱説明書を確認しましょう。
※製品によって取り外し方法が違います。
⑤天井の配線器具に取り付けられている電源プラグを外して、取り外しは完了です。
※ここで天井の配線器具の形状を確認しておきましょう。LEDシーリングライトの中には配線器具の指定があるものがあります。
LEDシーリングライトの取り付け方
次はLEDシーリングライトの取り付け方法です。
①天井の配線器具にLED専用アダプタを取り付けます。
②LEDシーリングライト本体の中央の穴部分に、LED専用アダプタをはめ込み、上に押し上げてカチッと固定します。
③LED専用アダプタにあるコネクタというコードを、LEDシーリングライト本体に接続します。
④LEDシーリングライトのカバーをはめて完了です。ブレーカーを上げ、電源がつくか確認しましょう。
以上で全て完了です。
重い照明器具でない限り、女性1人でも簡単に交換することができます。
工事の必要もなく、LEDシーリングライトの照明器具以外は交換コストもかかりません。
まとめ
次世代照明の100%化により、近年ますますLED照明を導入するご家庭が増えてきています。蛍光灯タイプのシーリングライトもLEDにシフトしてきており、従来の蛍光灯タイプの照明器具は製造が終了しています。
LEDシーリングライトはランプ部分と照明器具が一体化しているのが特徴です。ランプ部分のみの交換はできず、寿命が来たら照明器具ごとの交換が必要です。しかし、LEDの寿命は10年以上と長いため、10年の間そのまま使い続けることができる手間のなさが嬉しいメリットです。
LEDは高いという印象でしたが、近年は価格も安くなってきています。蛍光灯タイプからの交換も、簡単に行うことができるので、ぜひ、LEDシーリングライトの導入を検討してみてください。