リフォームで部屋を増やしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。ここでは。リフォームで部屋を増やす際の費用について細かく紹介していきます。
リフォームで部屋を増やす際の費用
リフォームで部屋を増やす方法には、増築と間取りを変更する二つの方法がありますが、ここでは増築して部屋を増やす方法や費用について紹介していきます。部屋を増やす場合でも条件が異なることで費用にも違いが出てしまいます。次に、部屋を増やすリフォームの費用について紹介するので、参考にしてください。
一階に増築する場合
一階に部屋を増やす場合は、200～300万円程度必要になってくる場合が多いです。ちなみに離れを作る場合は一階に部屋を作るよりも安く済ませることができる場合が多いです。その理由は一階に部屋を増やす場合は既存の建物の壁を壊して増やした部屋に行くための通路やドアを設置しなければならないからです。一方離れの場合はそのような解体や設置費用がいらないため、その分費用を抑えることができます。
しかし、離れに行き来する際には不便に感じてしまう場合が多く、特別な理由がない限り離れを作って部屋を増やすリフォームをすることは少ないです。
2階に増築する場合
2階に部屋を増やすためには400～500万円必要になってしまう場合が多いです。1階に部屋を増やすリフォームと比べて倍近く費用がかかってしまいます。その理由は、1階に部屋を増やすリフォームよりも大がかりな作業内容になってしまうからです。例えば、2階に部屋を増やすとなると、一階の上に新しく部屋を増築することになります。1階の天井には屋根があるため、一度屋根を解体して、上に部屋を作るような構造にしなおす必要があります。
また、建築した際は2階に部屋を増やすことまで考えられて建築されていない場合が多く、2階に部屋を増やすとなると耐久性に不安が出てしまう場合が多いです。そのため、単純に2階の部屋を作るだけではなく、屋根を壊し、1階も耐震性などに耐えられるような構造にしなければならず、重さに耐えられる補強もしなければなりません。なので、1階に部屋を増やすよりも2階に部屋を増やすほうが費用が必要になってしまいます。
離れを作る場合
上記でも紹介したように部屋を増やすリフォーム方法に離れを作るという選択肢もあります。離れは住宅と離れている場所に作られている部屋であり、家から離れに行くためには一度家から出る必要があります。離れを作る場合は150～300万円必要になる場合が多いです。より安く離れを作りたいのであればユニットハウスを利用してみてはいかがでしょうか。ユニットハウスであれば100万円程度の費用で済ませることができます。
ユニットハウスの特徴はすでに組み立てられていることであり、現地に運び込み設置するだけで作業は完了します。
リフォームで部屋を増やす際に忘れてしまいやすい費用
リフォームで部屋を増やそうとすれば当然費用がかかってきますが、リフォームとは違う費用も必要になることを知っているでしょうか。必ず必要になるわけではありませんが、条件によっては費用が発生してしまいます。次に、部屋を増やした際のリフォーム費用とは違う費用について紹介していきます。
固定資産税に増額
部屋を増やすリフォームをすると固定資産税が増えることを知っているでしょうか。固定資産税とは土地を所有していれば納める必要がある税金であり、住宅の床面積によって固定資産税の金額も変わってきます。そのため、部屋を増やすリフォームをした際に床面積が増えているのであれば、固定資産税が多くなってしまいます。しかし、間取りを変更して部屋を増やしただけであれば床面積は増えていないため、固定資産税の金額も変わりません。
確認申請
確認申請という手続きが必要になることを知っているでしょうか。確認申請は家をリフォームする際や改築する際にも必要な手続きです。6畳の部屋を新しく増やした場合は2～3万円前後のお金が必要になります。基本的に確認申請をする人は建築主ですが、確認申請の手続きは専門的であり、素人ではうまく手続きができない場合が多いため、リフォーム会社が代行する場合が一般的です。しかし、リフォーム会社に代行してもらうと、10万円ぐらい加算されてしまう場合が多いです。
増築登記
増築登記とは、住宅の面積が増えた時に申告する物であり、部屋を増やして面積が増えたのであれば提出する必要があります。増築登記は法務局に提出する必要があり、書き方や図面の書き方が分かれば、自身で作成して提出することもできます。しかし、一般的には上記の確認申請と同じように代行してもらうことが多く、10万円程度必要になります。
部屋を増やすリフォームをする主な理由
部屋を増やすリフォームはどのような理由から行うのか気になる人もいるのではないでしょうか。近々部屋を増やすリフォームを検討している人は参考にしてください。部屋を増やすリフォームは新築でも中古物件でも行う可能性があるリフォームです。
趣味の部屋が欲しい
趣味の部屋が欲しいと考えた時に、部屋を増やしたいと思いやすいです。自室があれば趣味の部屋は必要ないと考えてしまうこともありますが、趣味の内容によっては自室とは違う部屋があった方が便利になる場合もあります。例えば、何かのグッズを集める趣味を持っているのであれば、収納したり、飾る部屋が欲しくなりがちです。また、読書が趣味の人でも生活雑音が入りにくく、読書に集中できる部屋が欲しいと思うことも多いのではないでしょうか。
そのため、自宅の中でも趣味に没頭することができない人は新しく部屋を増やすリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
子供部屋が必要になった
子供部屋が足りなくなった時にも部屋を増やすリフォームを検討することが多いです。夫婦二人で新築を建てる際に将来できる子供のための部屋を確保して間取りを決めることもありますが、何人子供ができるかまでは把握することができません。そのため、子宝に恵まれると高い確率で部屋が足りなくなってしまいやすいです。子供が小さければ共同の部屋でも問題ありませんが、成長するにつれて個室を求める場合が多くなってしまいます。
部屋を増やすリフォームをする場合の注意点
部屋を増やすリフォームを検討しているのであれば、注意しなければならないことがあります。例えば、部屋を増やして床面積が増えるリフォームをすると外観の見た目に統一性がなくなってしまうことがあります。築年数が経っている家に部屋を増やすリフォームをすると起きやすい状況であり、明らかに増築したことが分かってしまいます。例え、同じ外壁を使用しても綺麗さがまったく違います。
また、上記でも紹介したように部屋を増やすリフォームをするとリフォーム費用以外にもお金が必要になってくるため、諸経費のことも考えて予算を決めましょう。
まとめ
さまざまな理由から部屋を新しく増やすリフォームをする場合があります。リフォーム内容によって必要になる費用に違いが出るだけではなく、諸経費も必要になってきます。また、部屋を増やすだけの土地が無ければリフォームをすることもできないため、どのような方法で部屋を増やすリフォームをするのかを考えましょう。
