新築を建てるときに間取りを決めることに悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。ここでは、間取りの成功例を紹介するので、参考にしてみましょう。
新築の間取りの成功例の特徴
新築の間取りの成功例を知ることで、間取りの決め方に失敗してしまうリスクを下げることができたり、後悔してしまうことも防げます。新築の間取り決めに失敗してしまうと後からやり直すことは現実的ではありません。設計図だけでは計画している間取りが住みやすいのかや使いやすいのかを判断することは難しいです。そのようなときには間取りの実例や成功例を参考にしましょう。成功例のなかで魅力的に感じる部分があれば、新築の間取りを計画するときに取り入れるようにしましょう。
収納場所が多くある
住宅に収納場所は必須であり、収納スペースが充分に確保されていれば、より多くの荷物などを収納することができ、部屋に荷物が散らかってしまうことも防ぎます。収納スペースの広さは住む人の人数によって変わり、新婚の場合は今後増えるであろう家族のことも想定して部屋を作ったり、収納スペースを用意することも大切です。基本的にそれぞれの部屋に収納スペースを確保しておくことをおすすめします。
各個室にはクローゼットなどを設置し、押し入れなども数か所あれば数段収納スペースを確保することができます。しかし、極端に収納スペースを拡大してしまうと生活するスペースが狭くなってしまうため、注意しましょう。階段の下やロフトなどデッドスペースを収納スペースに活用すれば、生活スペースを圧迫してしまうことを防ぎます。
動きの動線が確保されている
新築の間取りを決めるときには、動きの動線を考えて計画するようにしましょう。動きの動線とは、移動する軌道のことであり、ストレスなく移動することができる間取り決めが必要になります。例えば、廊下を直線に仕上げることは基本であり、間取りの成功例の廊下も直線に仕上げられている場合が多いです。立地条件によって廊下を曲げる必要があることもありますが、L字など角を少なくすることが大切です。
そのほかにも水回りをできるだけ一か所に集めるような間取りもおすすめです。水回りを一か所に集めることで配管や水道管の設備がシンプルにでき、傷みやすい場所を寄せておくことでリフォームするときに手間を省略することも期待できます。
リビング階段を取り入れる
２階建ての戸建てを建てる時に階段を取り付ける必要がありますが、リビングに階段を取り付けてみてはいかがでしょうか。一般的に階段は廊下などに取り付けられている場合が多いですが、リビング階段を間取りに取り入れることでリビングが広く見えるメリットがあります。リビングは住宅のなかでも広さが求められる部屋であるため、リビングが広く見えることは大きなメリットになります。リビングがおしゃれに見えやすいこともあり、成功例として紹介されていることも多いです。
しかし、リビング階段は空調が効きづらかったり、キッチンからの匂いが広がりやすいなどのデメリットもあるため、リビング階段を新築に導入するときはよく考えましょう。
リビングの隣に和室を作る
最近の住宅に和室が取り入れられることは少なくなりましたが、リビングの隣に和室を作っておくことで便利になることを知っているでしょうか。あまり生活するうえで和室を使わない場合が多いですが、来客時を招く時や一時的に宿泊するときに和室を寝室代わりに活用することができます。また、小さな子供がいるときはフローリングよりも畳の方が怪我をしにくいため、おすすめです。
新築の間取りを成功例を参考にするメリット
新築の間取りを決める際に成功例を参考にすることでどのようなメリットが得られるのか気になる人もいるのではないでしょうか。次に、成功例を参考にして間取りを決めることのメリットを紹介します。新築の間取りで悩んでいるのであれば、成功例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
住みやすくなる
間取りの成功例を参考にすることで、住みやすい住宅になりやすいメリットがあります。成功例と紹介されているため、多くの人が住みやすく感じることが期待できます。新築に住みやすさを求めることは当然であるため、住みやすくなる間取りにすることは大切です。しかし、住みやすさを感じる具合が個人によって違うため、間取りの成功例を参考にすれば必ず住みやすい新築になるわけではありません。
そのため、建築会社などで間取りの成功例として写真を見せてもらっても魅力的に感じないのであれば、あまり参考にしない方がよいかもしれません。
ストレスが溜まりにくい
上記でも紹介したように成功例の間取りを参考にすれば住みやすい新築になりやすく、住んでいてもストレスが感じにくいです。間取りの成功例の多くは生活動線がしっかり考えられて設計されている場合が多いこともストレスが溜まりにくい理由です。キッチン周りの間取りでストレスが溜まりやすい傾向があるため、成功例を参考にしつつ、どのような間取りでキッチンの配置をどうどうすれば生活動線が確保されるのかも考えましょう。
コミュニケーションがとりやすい
新築の間取りの成功例を参考にすると家族とのコミュニケーションがとりやすくなるメリットがあります。必ず家族とのコミュニケーションがとりやすくなるわけではありませんが、上記でも紹介したリビング階段の間取りであれば、会話がしやすくなります。
成功例を参考にして新築の間取りを決める際の注意点
成功例を参考にして新築の間取りを決めると前述で紹介したようにさまざまなメリットを得ることができます。しかし、同時に注意しなければならないこともあります。次に、成功例を参考に間取りを決めるときの注意点を紹介します。
設計図が完成するまでに時間がかかってしまう
成功例を参考に新築の間取りを決めると設計図が完成するまで時間がかかってしまうことが多いです。焦って設計図を作成する必要はありませんが、予定より遅れてしまうと新築が完成するまで長引いてしまいやすいです。成功例を参考に間取りを決めると設計図が完成するまで時間がかかってしまう理由は、いくつもの成功例を見るため、それだけで時間が必要になるからです。
また、成功例を掲載している建築会社であれば、以前と似たような設計図になりやすいため、問題ありませんが、違う建築会社に依頼すると凝ったデザインであればあるほど、時間が必要になりやすいです。
オリジナリティがなくなる場合もある
成功例を参考に間取りを決めると、どうしてもオリジナリティが感じられにくくなります。そのため、少しでも似たような間取りにしたくないと考えているのであれば、成功例などは参考にせずに、自分である程度考えてみたり、スキルの高い建築士に依頼しましょう。
新築の間取りの成功例だけではなく失敗例も参考にしよう
新築の間取りを決める時に成功例を参考にすれば、住みやすい間取りになりやすいですが、同時に失敗例も知るようにしましょう。良くない間取りを知ることで、間取り決めに失敗してしまうリスクを下げることが期待できます。
まとめ
新築の間取りを決めることは重要であり、住みやすさに影響してきます。しかし、間取りを決めることは将来のことも考えて決めなければならないため、なかなか決められないことも多いです。そのような時には間取りの成功例を参考にすることをおすすめします。必ずしも間取りの成功例が参考になったり、家主にとってよい間取りになるとは言えませんが、いくつもの間取りのパターンを知るだけでも、間取りを決めるときに参考にすることができます。
