食事は生活の中でも、特に楽しいひとときです。
せっかくなら、お洒落な食卓でゆったり食べたいですよね。 食卓をお洒落に演出する簡単な方法、それはお花を飾ることです。
でも食卓にお花って、どんな風に飾ればいいのでしょう? 本記事では、食卓へのお花の飾り方について取り上げます。
どうぞ最後までお読みください。
食卓に花を飾るメリット
ちょっとお花を飾るだけで、食卓の雰囲気は一変します。
お花を飾ることができる場所は食卓に限りませんが、ダイニングテーブルだからこその楽しみもあります。
気持ちが華やぐ
食事をするテーブルにお花を飾ることで、大げさに言えば心のありようが変わります。
食事自体は、栄養をとるために欠かせない日常行為。
でも同じテーブルにお花があると、ご飯を食べている時間が特別な、さらにくつろげるひとときになるのです。
気分を変える手段なら、食器・装飾・敷物など他にも取り替えることができるものは色々あります。
しかしそのような雑貨は買えば買うほど増えていきますし、保管のためのスペースも必要です。
その点お花は数日間でしおれてしまえば、それでおしまいです。
はかないとも言えますが、そのはかなさのおかげで無限とも思える様々な美との出会いが楽しめるのです。
そんな「一期一会」が、食卓にお花を飾る最大のメリットかも知れません。
美術品などには鑑識眼が求められますが、お花の美しさは誰でもわかります。
気軽に「美」を楽しめる手段として、食卓のお花はおすすめなのです。
色々な花を楽しむことができる
食卓は食事をするたびに使う場所です。
ダイニングテーブルに飾られている花は、目に止まることなります。
部屋の他の場所に生けられたお花より、断然目立つのです。
しおれてきたりしたら、必然的にまめに取り替えることになるでしょう。
気分やメニューに合わせて、他の場所に飾っているお花とローテーションするのも、楽しいものです。
食卓は色々な花を、日々ちょっとずつ楽しむのにかっこうの舞台となります。
おもてなしになる
お友達や親戚などを食事に招くとき、食卓のお花は欠かせません。
ダイニングテーブルにお花を飾ることで、おもてなしの気持ちがより伝わるようになります。
元々生け花は、客人のおもてなしとして始まったと言われています。
ちゃんとした華道を習っていないとしても、お花を飾ることで歓迎の気持ちをしっかりと表すことができます。
お客様も、たとえ書画・骨董のよしあしがわからないひとだとしても、お花があれば自然と楽しい気分になるはずです。
目の前に活けられたお花をきっかけに、お客様との会話もきっとはずむことでしょう。
食卓に花を飾る際の注意点
食卓は衛生や美観に気を使うスペースです。
ダイニングテーブルに飾るお花も、食事の妨げにならないよう気を付ける必要があります。
食卓に向かない花を避ける
見た目が美しかったとしても、食卓上では以下のようなお花は避けるべきです。
・花粉が飛び散るもの
・匂いの癖が強すぎるもの
・鉢植えになっているもの
・花びらが落ちやすいもの
匂いや飛散物が、せっかくの料理を邪魔してしまう可能性があります。
また鉢植えについては、土を食卓にのせることに抵抗を覚えるひとも多いです。
泥だらけの手のまま、テーブルにつこうとは思わないですよね?
衛生的な観点からも、該当するものは食卓に飾らないようにしましょう。
花瓶と花のバランスに気を付ける
食卓の大きさは、交換しない限り変えることはできません。
従ってまずは、食卓の大きさに合わせた花瓶を選択する必要があります。
ダイニングテーブルに対して花瓶が大き過ぎると食事中邪魔になりますし、手や食器をぶつけて倒したりしたら大変です。
逆に小さ過ぎると小さなお花しか飾ることができず、目立たなくなってしまいます。
ちょうどよいものが手元になければ、雑貨屋さんなどでお洒落な花瓶を探すのも楽しいですね。
またジュースやビールなどの容器を花瓶代わりにするのも、使い方によってはお洒落に見えます。
瓶でなくても、カップやお皿など花を飾るための容れ物にできるものは色々ありますので、工夫してみるとよいでしょう。
もうひとつ気を付けたいのが、花瓶に入れるお花の大きさです。
花瓶に対して大き過ぎると不安定ですし、小さ過ぎると貧相な印象を与えます。
「食卓に合わせた花瓶→花瓶に合わせたお花」の順番で考えると、失敗が少なくなるのでぜひ試してみてください。
水を毎日替える
ドライフラワーは別として、切り花を活ける場合には花瓶に水を入れます。
その際意外と忘れがちなのが、花瓶の水替えです。
水替えの頻度は最悪2~3日に1回でもよいのですが、水はできるだけ新鮮に保った方がお花の長持ちにつながります。
花瓶の水が汚れてくると雑菌も繁殖します。
食卓の上に飾る花瓶は、毎日水を替えるようにしましょう。
食卓向けにおすすめの花【季節別】
ダイニングテーブルに飾るとお洒落なお花を、季節別にご紹介いたします。
春の花
ポピー:
薄くてひらひらした花びら。赤・黄・白など多数の色があります。
マーガレット:
一重咲きの白が原種。八重咲・ピンク・黄色などの改良種もあります。
パンジー:
様々な色がありますが、花びらには必ず紫模様が入っています。
カーネーション:
母の日のシンボルですね。赤以外の色も選べます。
チューリップ:
春の象徴のような花です。色も様々なものがあります。
夏の花
ヒマワリ:
代表的な夏の花。華やかな黄色が季節にぴったりです。
ジニア:
カラーバリエーションが豊富です。百日草とも呼ばれます。
アジサイ:
花のように見える球形のガクが特徴です。
マリーゴールド:
黄色やオレンジの華やかな花が、太陽を連想させます。
ケイトウ:
トサカのように尖った形状が目を引きます。
秋の花
コスモス:
ピンクや白の花がかわいらしいです。
ワレモコウ:
卵型の赤いガクがかわいらしく、切なさも感じさせます。
ダリア:
豪華な印象の花びらで、存在感たっぷりです。
キク:
秋の象徴のような花です。和の印象を演出します。
バラ:
洋のイメージです。レトロな雰囲気もあります。
冬の花
ウメ:
枝に小粒な花が連なり、上品な空間を作ります。
アイリス:
スラリとした青い花が、すがすがしい空気感を醸し出します。
ツバキ:
紅白の大きな花に、特別感があります。
ボケ:
赤い花が、一足早い春を想起させます。
ラナンキュラス:
幾層もの花びらが、温かみを感じさせます。
ここに挙げた以外にも、食卓に飾ることができる花はたくさんあります。
費用を気にされる方には、庭の花や野花を摘んで活けることもおすすめです。
自分のセンスを活かして簡単に食卓を演出できるのが、お花のよいところでしょう。
何日かごとに取り換えて変化を楽しめるのも、お花ならではと言えます。
季節ごとのお花にも、自然と詳しくなりますよ!
まとめ
以上で本記事を終わります。
食卓にお花を飾ることで、食事がぐっと華やかで楽しいものになります。
まずは食卓に合ったサイズの花瓶を選び、そこに飾るお花をイメージするようにしましょう。
季節ごとに様々なお花がありますので、色々楽しんでみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。