一生懸命勉強していても、なかなか成績が上がらない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。勉強する時間は確保できているのに、それでも成績が上がらない…という方は、ここで今一度勉強方法を見直してみませんか?
なかなか勉強する時間がとれないという方でも、隙間時間をうまく活用したり、効率よく勉強することで、グンと成績をあげることが可能です。
ここでは、上手な時間の活用の仕方やオススメの勉強方法について紹介します。
【オススメの勉強法①】有効的な時間の活用法
自宅に帰ってから十分な勉強時間を確保するのはなかなか難しいものです。1日はみんな平等に24時間!この24時間をいかに有効に使うかが勝負です!
目標時間を決めて集中する
例えば1日2時間勉強する時間があるとします。その2時間をどう使うかで差がついてしまいます。
ダラダラと2時間かけて問題集を1ページやるよりは、「この1ページを20分で解く」というように、制限時間を設けた方が勉強に集中することができます。
特に小学生のお子さんは、勉強時間が長くなるにつれ集中力が低下して効率が悪くなってしまうことが多いそうです。
勉強時間は長ければいいというものではなく、どれだけ集中できたかがカギです。目標時間を決めて、時間内に問題を解く習慣をつけましょう。
ちょっとした時間を無駄にしない
部活動で帰りが遅くなったり、通学で時間がかかったりと、なかなかゆっくり勉強する時間をとれない方も多いと思います。
「勉強する時間がない」と言い訳をするのは簡単ですが、忙しい人ほど隙間時間の5分や10分をうまく使って、少しでも勉強する時間を確保しましょう。
電車などの通学の時間に単語帳を見たり、英文を聞いたりする時間を積み上げることで、確実に知識は増えていきます。間違った問題をスマホで写真を撮り、その日1日待ち受け画面にするのもオススメです。
睡眠時間を減らさない
勉強する時間を増やそうと、睡眠時間を削ったり、時には一夜漬けをしてしまうという方も多いと思います。
睡眠不足が続くと、日中眠くなったり、集中力が低下したりと悪循環になってしまいます。
睡眠時間はなるべく減らさずに、ある時間をいかに有効に使うかを考えましょう。
授業時間を無駄にしない
学校での授業は、しっかり集中して聞いてノートを取っているだけでも、理解できるように先生たちも授業を進めてくれています。
なかには「学校の授業は無駄」と、授業中に自分の勉強を進めてしまったり、寝てしまうという学生も多いようです。
授業をしっかり聞いてノートをとるだけでは確かに不十分ですが、自分で問題集を解いて復習することで確実に理解を深めることができます。
授業中分からなかったところはマーカーを引いたり付箋をつけておくなどして、先生に聞いたり自分で調べる習慣を付けると、さらに知識を深めることができます。
【オススメの勉強法②】問題を多く解くことが大切
みなさんは自宅でどんな勉強をしているでしょうか?学校で用意された宿題をやったり、問題集を解いたり、ひたすら書き写すことで頭に入れるなど、勉強法は様々だと思います。
しかし、どんなに頭に詰め込んでも、実際に問題を解けなければ、全く意味がありませんよね。実践力をつけるには問題を解くことが大切です。
問題は数をこなす
勉強する際は、英単語や数学の公式など、暗記しなければいけないこともたくさんあります。英文法や公式は、覚えていないと問題を解くことができないため、暗記することはもちろん大切です。
しかし、教科書を読んだり、マーカーを引いたりしているだけでは、実践力は身に付きません。覚えた英文法や公式が、問題文に出てきたときに使えるかどうかが重要なポイントです。
そのためにはただノートに書き写すだけの勉強ではなく、より多くの問題を解くように心がけましょう。たくさん解くことで問題にも慣れ、使う公式や文法がスッと出てくるようになります。
思い出す力を付ける
ただ教科書を読んだり書き写したりする勉強法よりも、自分で考えて思い出すという勉強法の方が、記憶が強化されて忘れにくくなるといわれています。
問題を解いていて、「わからないからいいや」とすぐに諦めず、目標の時間内いっぱいはしっかり考えて解くように心がけましょう。諦めずに考えることで、記憶を整理して自力で思い出す力を身に着けることができます。
苦手な問題を把握する
問題を解いて丸付けをして、「よし、90点!」というように結果に一喜一憂するだけでは、全く意味がありません。
大切なのは、間違った問題がどうして解けなかったのか分析することです。そもそも公式や文法がわからなかった、分かっていたけれど何を使うか判断できなかったなど、解けなかった理由を明確にしておきましょう。
【オススメの勉強法③】まとめノートを作る
勉強するときに要点をまとめた「まとめノート」は作った方がいいのか、作らない方がいいのか、意見は様々なようです。
実際のところ、まとめノートを作る時間があるなら、問題をこなす方が実践力が身につくため、まとめノートを作ること自体が時間の無駄という意見も多く上がっています。
では、まとめノートの必要性と作り方についてみてみましょう。
まとめノートを作った方がいい場合
たとえば、今中学1年生や2年生で、受験まで時間がたっぷりあるという場合は、まとめノートを作っておくのも1つの方法です。
今は覚えたつもりでも、受験が近くなったころには忘れてしまった部分も出てくると思います。その時に見返すことができるまとめノートがあればとても便利です。
【まとめノートの作り方】
①ノートの下1/3位の位置に線を引き、上側に教科書の内容をまとめる。
②下側に単語や言葉の意味の説明や、後日問題集などを解いて分からなかった部分やポイントをまとめる。
大事なポイントをまとめたつもりでも、テストや問題集の問題の出方によっては答えられないこともあると思います。問題の出方のパターンなども自分なりにまとめておくと、次回同じような問題が出たときに答えられるようになるはずです。
まとめノートを作らない方がいい場合
受験や試験まで時間があまりない場合は、まとめノートを作る時間があるなら、たくさんの問題を解く方がオススメです。
広い試験範囲をノートにまとめるとなると、だいぶ時間がかかるため、知識はついても実践しないまま試験を迎えることになってしまいます。時間がない場合は苦手なところだけまとめたメモ程度で十分です。
【苦手メモの作り方】
①苦手な箇所や間違った部分だけを単語帳やまとめメモなどに残す。
②隙間時間に見て覚える。
③完全に覚えたら捨てる。
まとめ
勉強は時間を決めて集中して取り組むこと、隙間時間をうまく活用することで、少ない勉強時間でも十分な知識を得ることができます。
暗記しなければいけないことは単語帳やメモを活用して隙間時間に覚えるようにしましょう。自宅で勉強する際は、ひたすら問題をこなすことで実践力を身に着けることができます。
時間がある場合は、これさえあれば完璧と言えるようなまとめノートを作っておくのも1つの方法です。時間がない場合は苦手なところだけをメモなどにまとめて、見える場所に置いたり日々持ち歩くようにしましょう。
普段の勉強の仕方で成績が伸びない…と悩んでいる場合は、ぜひ参考にして勉強の仕方を見直してみてください。