これからメイクを上達させたいと考えている人で、「何から始めていいかわからない…」と悩んでいる人も多いと思います。ここではそんな「メイク初心者」の方に向けて、最初に揃えたいメイクセットについてご紹介します。
メイクの工程ごとに必要なメイク道具についてまとめていきますので、これからメイクセットを揃えようと考えている方は参考にしてみて下さい。
目次
<初心者メイクセット>メイクの基本は肌を整えること!スキンケア編
メイクというとリップやアイシャドウなどに目がいきますが、最も大事なことはメイクの元となるお肌を整えることです。肌が整っていないと、どのようなポイントメイクもきれいに仕上がりません。ここではスキンケアに必要なメイクセットと使い方についてご紹介します。
洗顔
毎日行う「洗顔」ですが、洗顔料はどのように選んでいますか?洗顔料を選ぶときに大切なポイントは、
・自分の肌質に合っているもの
肌質は大きく「乾燥肌」・「脂性肌」・「乾燥性脂性肌」・「混合肌」に分けられます。乾燥肌は皮膚の水分が逃げやすい状態となり、脂性肌は皮脂が多く汚れが付着しやすい状態となります。それぞれの肌質にあった洗顔料が販売されていますので自分の肌の状態をしっかり把握しておきましょう。
・肌への負担が少ないもの
洗顔料に含まれる成分の中で注意が必要なものが、「界面活性剤」・「オイル」・「エタノール」です。界面活性剤は汚れを落とす成分となりますが、石油系のものは安価ですが肌への刺激が強くなります。気になる人は植物性のものを選びましょう。
オイルも洗浄力が強すぎるとお肌に必要な皮脂まで取り除いてしまいます。できるだけ保湿力が強く肌への刺激の少ない「油脂」を使ったものを選びましょう。
エタノールは人によってはアルコール焼けを起こす場合がありますので敏感肌の人は注意しましょう。
化粧水
化粧水は肌に潤いを補給し、健やかな肌を保つ上で大切です。化粧水には大きく3種類あり、それぞれ目的に応じて使い分けると良いでしょう。
・柔軟化粧水
肌に水分を補給します。一般的な化粧水です。
・収れん化粧水
肌を引き締める「収れん作用」や、「皮脂の分泌を抑制する作用」があります。
・ふきとり化粧水
肌の表面の汚れや古い角質をふき取る化粧水です。界面活性剤やアルコールが多く含まれています。
予算的にすべて用意できないようでしたら柔軟化粧水を用意しましょう。
乳液
乳液は油分を水に乳化したもので主な役割が「保湿」です。お肌の中に水分を閉じ込めて乾燥を防いでくれます。選ぶ際は保湿力の高いものが良いでしょう。代表的な保湿成分には「BG」・「ヒアルロン酸」・「グリセリン」・「セラミド」などがあり、べたつきの少ないもので、着色料、香料、界面活性剤、アルコールなどの添加物のない低刺激処方のものがおすすめです。
<初心者メイクセット>美肌の演出は土台から!ベースメイク編
スキンケアでお肌の状態を整えたら次はベースメイクです。肌のムラを均一に整え、顔全体に明るい印象を与えます。
化粧下地
初心者の方はファンデーションをきれいに仕上げるためにも化粧下地を使いましょう。これにより、ファンデーションの浮きやヨレを抑えることができ、簡単に均一できれいな肌が作れます。また、時間が経過してもテカリや化粧崩れを抑えることができます。
ファンデーション
ファンデーションには「パウダータイプ」と「リキッドタイプ」の2種類があります。
・パウダータイプ
さらっとした使い心地でメイク直しもしやすいのがパウダータイプで、油分が多く、テカリやすい人や、ニキビ、肌荒れが起きやすい人におすすめです。
・リキッドタイプ
パウダータイプに比べカバー力が強く崩れにくいのが特徴で、ツヤ感も演出できます。秋冬の乾燥肌になりやすい時に使うと効果があります。
フェイスパウダー
購入の際に忘れがちなのがフェイスパウダーです。フェイスパウダーをはたくことでお肌がふんわりとした印象になり、ファンデーションのムラをカバーしてくれます。ナチュラルメイクの時はフェイスパウダーだけでもお顔の印象が明るくなりますので持っておきたいアイテムです。
<初心者メイクセット>パーツごとにイメージアップ!ポイントメイク編
ベースができたら次はポイントメイクです。マスカラやアイシャドウでお顔の印象は大きく変わります。
アイブロウ
眉毛の描き方で顔の印象は大きく変わります。まず自眉毛を整え、眉の頂点から眉尻に向かって描きましょう。眉頭から描き始めると眉頭が濃くなり全体の印象も野暮ったい眉毛となってしまいます。初心者の方は濃さの調整がしやすいパウダーアイブロウがおすすめです。ペンシルアイブロウは力の抜き加減にコツが必要なので避けた方が良いでしょう。
アイシャドウ
初心者が選ぶならアイシャドウは「ベージュ・茶色系」一択です。肌へのなじみも良く、悪目立ちすることもなくなります。ピンク、ブルーといった色は避けた方が良いでしょう。
締め色と言われるこげ茶や黒まで入ったグラデーションパレットならアイラインなしでもきれいに仕上がります。
ビューラー&マスカラ
まつ毛はビューラーできれいにカールさせるとかわいさが演出できます。根元から中間、毛先と3回にわけて丁寧にあげていきましょう。力を入れすぎるとまつ毛が切れたり抜けてしまったりするので注意が必要です。
マスカラは大きく分けて4種類あり、それぞれ効果が違ってきます。
・ボリュームタイプ
フサフサでボリュームの出るタイプなら目チカラアップ効果があります。
・ロングタイプ
ロングタイプはナチュラルなのに印象的な目元をつくれます。
・カールタイプ
ぱっちりとしたキュートな目元をつくりたいならカールタイプが良いでしょう。
・セパレートタイプ
上品で繊細な印象のセパレートタイプなら魅力的な雰囲気を醸し出してくれます。
この中で自分に合ったものを選びましょう。
<初心者メイクセット>最後はバランスを整える!仕上げ編
最後は顔全体のバランスを見ながら仕上げていきます。
チーク
チークはかわいさを重視するなら笑った時の頬の頂点から丸く、大人っぽくみせるならこめかみからななめに入れます。顔の形によってチークの入れ方で印象が変わりますので色々と試してしましょう。
・パウダーチーク
パウダータイプは厚くなりにくく、重ね塗りができますので初心者の方におすすめです。塗りすぎないように注意しましょう。
・クリームチーク
クリームチークは持ち歩きに便利なチークです。ほんの少し指にとり頬にのせ、指の腹でぼかして使います。オレンジ系の色は健康的に、赤系なら色っぽさを演出できます。
リップ
リップを塗る前には唇をしっかり保湿しておきましょう。割れたり皮がむけた唇は魅力的には見えません。唇の枠からはみ出さないように注意して下さい。ブラシで輪郭をはっきりさせると美人顔に、内から外へぼかすように塗ると癒し顔になります。
【まとめ】初心者が最初に揃えたいメイクセットとは?
初心者の方はメイクセットになにを揃えていいか悩むと思いますが、ここでご紹介したアイテムは最低限用意しましょう。しかし、自分にどのようなメイクが似合うのかは人それぞれとなりますので、自分がどのようなメイクが似合うのか色々試して自分にピッタリのメイクセットを完成させましょう。