「照明器具を交換するなんてなんだか難しそうだな。」と思っていませんか?
実はシーリングライトの取り付けはコツを掴めば自分で出来てしまうものも多いです。
どんなシーリングライトを選べば自分で取り付けられるの?
自分で取り付ける時の方法は?気を付けるところは?
今回はそんな疑問を解決するために、シーリングライトの取り付け方法や照明器具の選び方についてご紹介していきます。
自分で取り付け出来るシーリングライトの見分け方法
照明器具によって自分で取り付けができるものとそうでないものとがあります。
現在設置してあるシーリングライトが自分で交換できるモノかどうかを確認するにはどうすればよいのでしょうか?
確認の方法や自分で取り付け出来ない場合の対策について見ていきましょう。
照明を取り外してみよう
現在設置してあるシーリングライトが自分で交換できるモノかどうかを確認する方法は取り外してみることです。
まずはお掃除を兼ねてカバーを取り外してみましょう。
次にシーリングライトの中央部分を確認し、本体を取り外してみましょう。ローゼットや引っ掛けシーリングと呼ばれる照明専用の配線器具が付いていれば自分で交換ができるタイプです。
ローゼットや引っ掛けシーリングには
・丸形引掛シーリング
・角形引掛シーリング
・丸形フル引掛シーリング
・フル引掛ローゼット
・引掛埋込みローゼット
などいろいろな種類があります。
自分で見てわからない場合や不安な時はお近くの電気屋さんなどに相談してみるといいですよ。
ローゼットや引っ掛けシーリングがない場合は?
この10年くらいの間に建てられた住宅の場合だと、自分で交換できるタイプの配線器具が取り付けられていることが多いです。
ただし、すべてが当てはまるということではありません。
・ローゼットや引っ掛けシーリングが付いていない場合
・古い形の器具が設置されている場合
・ネジで取り付けをされている場合
・天井から直接配線が出ている場合
などの場合は自分でシーリングライトを交換・取り付けをすることはできません。
これらの場合は専門の業者に交換・取り付けを頼む必要があります。
電気の配線工事は自分でできないの?
なんとなくの知識で電気の配線工事を行うことはとても危険です。
自分ではしっかりやったつもりでも思わぬ事故につながることもありますし、最悪の場合は火災を起こしてしまうこともあります。
照明器具などの電気工事は電気工事士という専門の資格を持っている人でないと作業を行うことが出来ません。
資格を持っていない一般の人が作業を行った場合、罰金刑や禁固刑を科せられる場合も出てきます。
ネットで見た知識や昔ちょっとやったことがある程度の知識で作業を行うことはとても危険です。
必ず専門業者に依頼して、安全を確保した上で作業を行ってもらいましょう。
シーリングの取り付け方法と正しい手順
取りつけたいシーリングライトが決まったら、いよいよ天井への取り付けですね。
作業を行う前に実際に取り付けをする時の手順と注意点を確認していきましょう。
シーリングの取り付け前にやること
シーリングの取り付けを始める前に、まずは足場の確保をしましょう。
作業を行う場所の1~2メートル四方の床にビニールシートや新聞紙を置いてゴミやほこりが落ちてきてもいいようにしておきます。背伸びをしなくても天井に手が届く脚立、シーリングライト、雑巾、軍手なども用意しておくと良いですね。
作業を行う前にお部屋の照明のスイッチをオフにしましょう。
器具に電気が通ったまま作業をしてしまうと感電などの恐れがあります。
暗いお部屋での作業になりますので、なるべくお天気の良い明るい時間に取り付けをすると良いですね。1人でも作業は出来ますが、出来れば2人で作業を行う方が安全ですよ。
取り付け① アダプタの取り付け
引っ掛けシーリングに取り付けアダプタを差し込み、カチッと音が鳴るまで時計回りに回します。
取り付けた後に再度反対側に軽く回して外れないことを確認します。
本体を取り付けた後に落下したら大変です。しっかり確認をしてから次の作業に移りましょう。
取り付け② シーリングライト本体の取り付け
アダプタを取り付けたら次は本体の取り付けです。
本体の真ん中にあいている穴をアダプタにしっかりと合わせて、本体をグッと上へ押し上げます。
コネクタにしっかりと接続し、少し動かしてみましょう。
グラつきや浮いた感じがなければ問題なし!
アダプタ側から出ているコネクタを本体にさして本体の取り付け完了です。
取り付け③ 本体カバーの取り付け
カバーを水平にして上に持ち上げ、カバーのふちの部分を本体にはめ込みます。
そのまましっかり押さえてカバーが回らなくなるまで右に回します。
カバー落下防止のロックがかかれば取り付け完了です。
シーリングの取り付けと照明選びの方法は?
照明の使い方はお部屋ごと、使う人ごとに違ってきますね。
また、お部屋ごとに照明の明るさの目安も変わってきますので、どの部屋のシーリングライトも全部同じものを取り付けるというわけにはいきません。
では、シーリングライトを選ぶ時、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか?
明るさや機能に注目してシーリングライト選びの方法を見ていきましょう。
シーリングライトを取り付ける部屋のサイズで選ぶ方法
照明を選ぶ時にお部屋の広さは一番気にしないといけないポイントです。
せっかく素敵なシーリングライトを購入しても、お部屋のサイズに対して照明が暗すぎてしまったら生活がしにくくなってしまいます。
シーリングライトには「〇畳~△畳用」などと、お部屋のサイズの目安が書かれています。
これは日本照明工業会が定めているの明るさの目安になるものを基準として書かれているものです。
LEDシーリングライトの場合にはお部屋の畳数×400ルーメン(lm)が明るさのだいたいの目安です。
メーカーによって多少の違いはありますが、お部屋のサイズだけでなくこちらの数値も気にして見るとよいですね。
もしサイズに迷ったら実際のお部屋の畳数より少し大きめのものを選ぶ方が間違いないですよ。
最近のシーリングライトは明るさを調整できる調光機能が付いています。
少し大きめのものを選び、お部屋に合った明るさに調整すれば間違いないでしょう。
ただし、調光機能が付いていないシーリングライトもありますので、購入する際に確認するようにしてください。
シーリングライトを機能で選ぶ方法
昔の照明器具はスイッチのオン・オフのみのものや、明るさが変えられたとしても2~3段階程度までというものが一般的でした。
しかし、現在ではお部屋を明るくする以外の機能が付いているシーリングライトもどんどんと増えてきています。
たとえばスマホと連動して外から照明がオン・オフ出来る機能がついたもの。
明るさだけでなく色も変化できる調光・調色機能がついたもの。
お部屋の明るさを自動で検知してライトの明るさを調整してくれるもの。
タイマー機能がついているもの。
空気清浄機能が付属しているもの。
スピーカー機能が搭載されているもの。
調光機能はメーカーによって10段階以上に細かく調整が可能なものもあるようです。お部屋をどのように使いたいのかによっても選ぶシーリングライトは変わってきますね。
シーリングライトをデザインで選ぶ方法
大きさや機能も大切ですが、なんといっても照明器具はデザインも重要となってきますね。
照明はお部屋を照らす以外にもインテリアのひとつとしての側面もあります。
どんなお部屋にも馴染むのはオーソドックスな丸形のシーリングライトですが、丸形にもカバーが少し膨らんでいるものと薄型のモノと2種類があります。
リビングなど広いお部屋にはふくらみがあるタイプ、子供部屋や仕事部屋など少し小さいお部屋にはすっきり見える薄型のモノと使い分けるのもおすすめです。
天井が低いお部屋には空間を広く見せるように四角いタイプのシーリングライト。
和室にはカバーに和紙や木の装飾などを施した和風のシーリングライト。
ダイニングには吊り下げ形のシーリングライトやスポットライト形のシーリングライトなどもおしゃれで素敵ですね。
まとめ
いかがでしたか?
シーリングライトの交換・取り付けはしっかりと準備をすれば思ったよりも簡単に出来る作業です。
シーリングライトの寿命は10年程度と長いです。時々お掃除を兼ねてカバーを外して取り付け方法を確認しておくと、いざという時に安心ですよ。