習慣化するための読書法とは？読書習慣が身につく方法5選！

知識を得るうえで読書は最適な方法ですが、人によっては習慣化できず、なかなか続かないという場合もあります。読書が習慣化せず、諦めている人は読書の方法が間違っている場合がほとんどです。ここでは読書が習慣化できる方法について解説していきます。
「読書が苦手…」、「続けたいけどどうしても挫折してしまう…」という方はぜひ参考にしてみて下さい。

＜読書の習慣化＞読書が習慣化しない理由とは？

まず、読書が習慣化しない原因とはどのようなものなのでしょうか。ここでは読書が苦手な方の特徴についてまとめてみます。

時間の考え方・目標設定が間違っている

よくあるのが「時間がない」という原因です。本を読むには時間が必要と考えている人は多いと思います。例えば５分の隙間時間ができたとき皆さんは何をしているでしょう。スマートフォンを手に取ってしまっていませんか？本はこの５分の時間から読み始めることができます。また、「１週間に３冊読む」などの目標が高すぎると「この時間に少し読んでもたいして進まないな…」といった諦めも生まれてしまいます。

本の選択が間違っている

「本を読み始めると眠くなる」、「長時間読むことができない」といった人も多いでしょう。これは自分に合っていない、興味のない本を無理に読んでしまっていることが原因です。勉強や教養を深めようと選んでしまった本が結局読書から自分を遠ざけてしまっているのです。

読み方を間違っている

しっかり読み込もうと力が入りすぎると内容を理解するために１ページづつに時間がかかり、内容が進まなくなっている場合があります。時間がかかりすぎると苦手意識が強まり、本に手が伸びなくなってしまいます。もちろん内容を理解することは大切ですが、読み進めていくことも必要です。進むにつれて理解力が増し、全体で内容を理解することもあります。気負い過ぎず読み始めることも大切なのです。

＜読書の習慣化＞読書を習慣化するメリットとは？

読書が習慣づくとどのようなメリットがあるのでしょうか。

知識の向上

読書が習慣化し、読んだ本の冊数が増えればそれだけ知識の量が増えます。インターネットにより、知りたい情報は簡単に手に入るようになりましたが、知識とは検索結果だけでは得られません。本には結果だけでなく根拠や、結果へのプロセスなど様々な情報のうえに結果が表されています。読書による知識は人の人間性の向上につながるものになるでしょう。

語彙力の向上

語彙力とは言葉をどれだけ知っているか、使いこなせるかという能力のことで、本を読むことで習得できます。会話の際に「これをどのように言葉で表現すればいいのか？」と考えてしまい、言葉に詰まった経験はありませんか？会話での経験でも習得できますが、本で実際に文字で頭に入力した方が理解しやすいと言われています。語彙力が上がれば会話だけでなく、メールの内容を考える時にもきっと役に立つでしょう。

想像力の向上

基本的に絵のない本ではその物語などのシーンを想像しながら進んでいきます。これにより想像力が鍛えられ、人の気持ちを察することができるようになったり、危険を予測し、危機回避能力のアップにつながったりします。あらゆる場面を想定して物事を進められるようになるでしょう。

コミュニケーション力の向上

本を読むことで作者の気持ちを考えたり、登場人物になりきって物語に入りこんだりしていると人の感情の動きが分かるようになります。これにより人とのコミュニケーション能力が向上します。また、自分の言葉選びの引き出しも増えますので、人との会話もスムーズに行えるようになります。

＜読書の習慣化＞読書を習慣にする方法5選！

では、実際に読書が苦手な方が読書を習慣化する方法について解説いたします。

読書の時間を決める

何事も習慣化する際に大事なことは「時間を決める」ということです。1日の中で本を読む時間を決めてしまい、その時間は必ず「本を読む」ことにしましょう。
特に朝は毎日のルーティンが決まっている人も多いでしょう。この朝の時間帯に読書の時間を組み込んでしまうのです。起床時間を10分早めるだけで読書の時間ができます。朝は周囲の騒音も少なく、スマホの通知も少ないので集中して読書がしやすいメリットもあります。
また、通勤時間にスマホを使っている人はこの時間を使っても良いでしょう。電車などで本を開きにくい場合は電子書籍でもいいでしょう。
この時間を決めることで「〜をしたら〜をする」というアクショントリガーの設定を行いやすくなるのです。「朝食を食べたら読書をする」、「電車に乗ったら読書をする」といったトリガーの設定で毎日の読書を習慣化しましょう。

無理に読まない

「本を読み始めたら必ず最後まで読まないといけない」という決まりがあるわけではありません。自分に合わないと思ったら途中でやめてしまっても良いのです。無理に読み切ることで「本＝つまらない」と感じてしまうことが習慣化にとって一番の問題です。
図書館で本を借りてみましょう。購入するともったいないという気持ちが生まれ、無理に読んでしまうことになりがちです。自分が気になった本を数冊借りてみて、そのうちの１冊でも読み始めて面白いと感じる本に出会えたら読み続ければ良いというくらいで十分です。
また図書館で借りると返却日が決まっていますので、期日までに読み終わろうと思えることもメリットとなるでしょう。

他人に宣言する

人に「読書をする」と宣言してみましょう。人は少なからず公表したことに対して「責任感」を感じるものです。これを心理学では「公表効果」と言います。
SNSなどを利用している場合はこちらで宣言しても良いでしょう。この際はあまり高い目標を設定しないように、少し頑張れば達成できるくらいの目標にすることが継続のポイントとなります。

アウトプットする

本を読み終えて終わりにするのではなく、アウトプットすることも大切です。読んだ本についての感想や、内容のまとめを自分なりに考えて記録しておきましょう。これにより本の内容をより深く理解することができるはずです。
前項目のSNSの利用と合わせて経過の報告と内容の要点も投稿していくのも良いでしょう。読書記録用の専用アプリなどもありますのでこちらを活用してみるのも効果的です。

成果をまとめる

習慣化のためには自分のやってきた記録をつけていくことも重要です。記録が残れば自分の頑張りが把握しやすく、続けようという気持ちにつながります。「1日10分の読書」や、「何冊読んだ」など記録を残していきましょう。
デジタルでパソコンに入力しても良いですが、カレンダーなど日々目に入るものに記入していくとさらに効果があります。「読んだ日に〇をつける」や、「読み終わった冊数を記入していく」など自分が続けやすい方法を考えましょう。

【まとめ】読書の習慣化には時間の確保とアウトプット・記録が必要！

読書が苦手な人は読み方を間違っている人がほとんどです。読書が自分にとってプラスとなることは分かっているのに苦手意識だけで諦めてしまうのはもったいないことです。ここでご紹介したやり方の他にも方法はあると思いますが、自分に合った継続方法で読書の習慣化に挑戦してみて下さい。