ダクトレールの規格は共通♪種類や活用方法を紹介します!

ダクトレールペンダントライト

オシャレでインテリア性抜群のダクトレール。様々なメーカーから販売されているので、メーカーごとに規格が違うの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ダクトレールは規格されているので、メーカー問わずどのダクトレールにもダクトレール用の照明を取り付けることができます。

ここではダクトレールの規格や種類、照明の取り付け方を紹介します。

ダクトレールは規格されているので安心♪

ペンダントライト

ダクトレールを取り付けたけれど、購入した照明が取り付けられない…ということが起きたらガッカリしますよね。そんなことがないようにダクトレールも「規格」されているのです。

ダクトレールとは?

ダクトレールは別名、「ライティングレール」や「配線ダクトレール」とも呼ばれていて、照明を取り付けるレール状の配線器具のことです。ダクトレール内には電気が流れていて、ダクトレール対応の照明であれば好きな位置に複数の照明を取り付けることができます。

以前はカフェや商業施設などで多く見られていたダクトレールですが、ここ最近は一般家庭でも普及してきています。

ダクトレールは照明を多灯使いしたオシャレな空間を手軽に叶えてくれるアイテムです。

規格されているってどういうこと?

「規格」とは、産業や技術の分野において、工業製品や材料、工程などに関して定めた基準のことです。

例えば、ダクトレールに規格がないと、ダクトレールにはそのメーカーの照明しか取り付けることができないということになってしまい、選べる照明の選択肢が少なくなってしまいますよね。そんなことが起こらないように、「規格」することで、各メーカー共通の基準で製品を作ることができるのです。

みなさんも一度は、JISマークというものを目にしたことがあると思います。そのマークこそ、日本で規格されている製品である証です。

※JISとは、日本工業規格(Japanese Industrial Standards)の略です。

ダクトレールの規格

ダクトレールには「ライティングダクト(JIS C 8366)」という統一規格があり、「ライティングレール」や「配線ダクトレール」などメーカーによって商品名が違うものでも、全て同じ規格で製造されています。そのため、ダクトレールに取り付ける照明などの規格も共通です。ダクトレールに違うメーカーの照明を取り付けても全く問題がありません。

しかし、ダクトレールの規格は「日本共通」のものであって、「世界共通」ではないので、誤解しないよう気をつけてください。

規格化されているダクトレールの種類

配線ダクトレールで照明を楽しみましょう

ダクトレールには種類があり、取り付け方が違います。どのタイプがいいのか、メリット・デメリットも考慮した上で判断しましょう。

埋込式ダクトレール

天井面に切り込みを入れてダクトレールを埋め込んで取り付けるタイプ。取り付けには電気工事士による工事が必要です。

【メリット】
■天井面がフラットになるので、インテリア性を重視できる。

■新築やリフォームの際に取り付けると、長さや位置の自由度が高い。

【デメリット】
■天井に切り込みを入れるため、賃貸では不向き。

■模様替えで気軽に向きや位置を変えることができない。

直付式ダクトレール

天井面に直接ネジで固定して取り付けるタイプ。取り付けには電気工事士による工事が必要になります。

【メリット】
■天井にピタッとくっついた状態で取り付けられるので、空間に圧迫感がなく開放的に仕上がる。

■新築やリフォームの際に取り付けると、長さや位置の自由度が高い。

【デメリット】
■天井にネジで固定するため、賃貸では取り付けることが難しい。

■模様替えで気軽に向きや位置を変えることができない。

簡易取付式ダクトレール

天井に引掛シーリングや引掛ローゼットなどの配線器具があれば取り付けることができるタイプ。電気工事なしでDIYで取り付けることができます。


【メリット】
■配線器具があれば取り付けることができるので、手軽に取り入れることができる。

■模様替えしたくなっても、気軽に取り外したり、別の場所に取り付けたりできる。

【デメリット】
■配線器具の厚みの分、天井にから浮いた状態になってしまう。

■配線器具自体の重量の制限もあるので、思い照明は取り付けることが難しい。

規格されているダクトレールに照明を取り付けるには?

ダクトレールの取り付け

ダクトレールは規格されているため、メーカーを問わずに取り付けることができます。では、照明はどうやって取り付けるのでしょうか?

ダクトレールに取り付けられる照明の見分け方

照明器具には、引掛シーリングなどの配線器具に取り付けるタイプと、ダクトレールにはめ込んで取り付けるタイプがあります。ダクトレールに取り付けることができる照明には「ダクトレール用」「ダクトプラグ」と記載のあるものだと、ダクトレールに取り付けることができます。

ダクトレールの溝に照明器具のプラグをはめ込み、90度右方向に回してカチッと音がなれば取り付け完了です。

ダクトレール用引掛シーリングプラグ

ダクトレールに照明を取り付けたいけれど、気に入った照明がダクトレール対応じゃない…というケースもあると思います。そんな時でも、「ダクトレール用引掛シーリングプラグ」をダクトレールに取り付けて、照明側の引掛シーリングキャップをはめ込むことで、ダクトレール仕様の照明に変換することができます。

ダクトレールにおすすめの照明は?

ダクトレールは照明の多灯使いがオススメです。小型のペンダントライトを複数吊るしたり、スポットライトを複数取り付けるスタイルが人気です。

ペンダントライトはキッチンカウンターやダイニングテーブル上に取り付けると、まるでカフェのようなオシャレな空間を演出することができます。スポットライトはキッチンカウンターに取り付けたり、壁側に取り付けてインテリアを照らす間接照明として楽しむ方法もあります。

照明以外もオススメ

ダクトレールに専用のフックを取り付けると、様々なものを吊り下げられるようになります。ハンギングプランターに観葉植物を入れて飾ったり、麻紐で束ねたドライフラワーを吊るしてもオシャレです。

他にも吊り下げ棚やスピーカーなども取り付けることができるので、インテリアの幅がぐんと広がります。

まとめ

ダクトレールの規格は、日本の製品であれば全メーカー共通です。そのため、照明は同一メーカーのものでなくても取り付けることができます。

ダクトレールにも種類があり、電気工事をして本格的に取り付ける埋込式ダクトレールや直付式ダクトレール、引掛シーリングに取り付けることができる簡易取付式ダクトレールがあります。

ダクトレールには「ダクトレール用」や「ダクトプラグ」と記載のある照明を取り付けることができます。引掛シーリング対応の照明でも、「ダクトレール用引掛シーリングプラグ」を使うことで、ダクトレールに取り付けることが可能になります。

ダクトレールを取り付けて、ペンダントライトやスポットライトの多灯使いを楽しんでみませんか?きっと今よりもっとオシャレな空間を作ることができます。

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