勉強ができないと諦める前に！できない人の特徴と対処法

成績が上がらず、「自分は勉強に向いていない」と諦めてしまっていませんか？それは勉強に対する考え方が間違っているからかもしれません。勉強ができないと諦めてしまう前に自分の勉強方法を振り返ってみましょう。勉強ができない人には理由があります。これを理解することでこれからの勉強の効率が確実に上がると思います。

＜勉強ができない＞勉強ができない人の特徴とは？

まず、勉強ができない、成績が上がらない人の特徴についてご紹介します。この中で自分がいくつ当てはまるか考えて、原因を探してみましょう。

目標がない

勉強以外でも目標がなければモチベーションを上げることはできません。しっかりイメージできる目標をもつことが大切です。
これは達成した自分を想像できるくらいに具体的な目標である必要があります。資格試験の勉強なら、資格をとった自分が何をするのか、受験勉強なら志望校に受かった自分がどのような生活をしているのか等、イメージできる目標を持つことが大事なのです。

計画がない

勉強に計画性がないと勉強内容もぼやけてしまい内容が身に付きません。勉強をする際はしっかり計画を立ててから始めましょう。
例えば、「今日は何時から何時までこの勉強をここまで進める」といった短期の目標や「何月の模試で何点以上とる」といった長期の目標に分け、それを達成するための方法を考えていくのです。

記録をしない

勉強の記録をつけることも大切です。勉強ができない人は記録をつけることができていない場合があります。記録により、自分がどのくらい勉強しているのか、無駄な時間はなかったかを把握することができます。また、記録することで自分の成長も可視化することができるため、次の目標に向かうモチベーションのアップにもつながります。

長時間続ける

勉強は長時間続ければ良いというものではありません。無理に勉強時間だけを長くするのではなく,効率を上げるためには睡眠をとったり、休憩をとることも必要です。勉強中でも「頭に入っていない」と感じたら思い切って仮眠をとったり、違う勉強に切り替えたりといったマンネリ感を取り除く工夫をしてみましょう。

アウトプットしない

インプットばかりに気をとられ、アウトプットができていないと学習内容は頭に定着しません。インプットとアウトプットの比率は3：7が理想です。インプットしたものは問題を解いたり、自分で問題をつくったり、または人に問題を出題したりといったアウトプットを行いましょう。

復習をしない

復習は次に同じ問題が出たとき、正しいプロセスで正しい解答にたどり着くために行うことで、答え合わせをし解説を流し読みすることではありません。勉強ができない人はこの復習方法を間違えている人が多いです。
問題を解く意味は正解することではなく、できない問題を探し、その問題を理解してできるようにすることです。これによりできない問題を減らすことが重要となります。

勉強に集中する環境でない

机にスマホやマンガなど、勉強に関係のないものをおいていませんか？これでは勉強に集中できません。勉強する場所には、勉強に必要なもの以外置かず、視界から外しておきましょう。これだけで勉強への集中力は格段に上がるはずです。

テキストに自信が持てない

自分の使っているテキストや参考書に自信が持てないのは勉強する能力に自信が持てないということ。自分ができないことをテキストや参考書のせいにして逃げ道をつくっているだけです。おすすめされる参考書の中には良いもの、悪いものもあるとは思いますが、実際はほとんど変わりません。まずは自分の持っているテキストや参考書をしっかりできるようになってから考えれば良いのです。

ノートの書き方に気をとられている

きれいにノートをとることに気をとられ、内容が頭に入っていなければ意味がありません。もちろんきれいにまとめることは大事ですが、必要以上に考えるのは逆効果です。後で読み返した時に読める内容でまとめてあればそれで十分なのです。

解けない問題に時間をかけている

解けない問題に時間をかけすぎているのも良いことではありません。時間がかかるのはその問題の基本となる部分の知識が足りていないことが原因なので、その問題に時間をかけるより根本的な部分を学び直す必要があります。いくら考えても解けない問題は切り上げて、解けない理由を探してみましょう。

＜勉強ができない＞勉強に集中する方法とは？

自分が勉強ができない理由が分かったでしょうか？その理由を理解して改善することで勉強の効果は上がると思いますが、どうしても「勉強に集中できない」という人もいるでしょう。ここでは勉強に集中するための方法についてご紹介します。

やることをリスト化する

やることがはっきりしないまま机に向かっても、勉強への集中は続きません。やることをスケジュール化し、いつまでにどこまでやるのか確認しましょう。最終的な目標から達成するために必要なこと、月ごとの目標といったように細分化して、1日単位まで振り分けていきます。これにより終わりが見えやすくなるので集中力アップにつながります。

集中する環境をつくる

前項でも説明しましたが、勉強に必要なもの以外は目に入らないように整理整頓を心がけましょう。特にスマホはSNSの通知などで集中力を妨げる1番の要因となります。通知がきても気づかないように別の部屋に置くか、機内モードにしておきましょう。

時間を管理する

人間の集中力は90分が限界と言われています。タイマーなどを使い時間を区切って勉強にとりかかりましょう。休憩を適度にはさむことで脳がリフレッシュし、集中力が復活します。

内容を変えてみる

同じ内容の勉強を続けていると脳の働きは鈍り集中できなくなります。集中力が下がってきたと感じたら教科や、方法を変えて脳に刺激を与えましょう。得意教科と苦手教科や、暗記する教科と考える教科など違うタイプの勉強に切り替えることで脳に刺激を与えることができます。

食事の量を減らす

人間は食事をすると食べたものを消化するため、大量のエネルギーを使います。それにより体力を回復するために体が睡眠を必要としてきます。眠気は集中力の低下につながりますので、勉強の前に食事をする時は満腹にならないように量をおさえるようにしましょう。

計画的に休憩を入れる

無理な長時間の勉強は集中力が途切れ、勉強の効率が落ちます。疲れてきたと感じたとき、眠気を覚えたときは休憩や仮眠をとるようにしましょう。机から離れ飲み物を飲んだり、軽いストレッチをすると脳が再び活性化し、集中力が復活します。

＜勉強ができない＞勉強が続く習慣とは

集中力の他、勉強を続けるためには勉強を習慣化することが大切です。勉強することが習慣化すれば、意識しなくても続けることができます。ここからは勉強を習慣化するためのコツをご紹介します。

毎日の日常行為とセットにする

勉強を習慣化する最も簡単な方法は他の習慣とセットにすることです。例えば「朝食後のコーヒーを飲みながら」、「出勤の電車の中」、「お風呂前の30分」など、毎日常に行っている習慣と一緒に勉強する習慣をつくるようにしましょう。長時間にする必要はありませんので、少しづつ定着させ、セットを増やしていけば良いのです。

翌日に繰り越さない

急な用事で勉強ができなかった時はその日の分は諦めましょう。これを取り返すために翌日に2日分やろうとするとハードルが上がり、モチベーションが下がってしまいます。また、「明日まとめてやろう」といった考えにもつながり、これが先送りの悪循環につながっていきます。今日の分は今日しかできない、明日は明日と割り切って考えるようにしましょう。

記録をつける

成果を記録することは達成感を感じることができ、モチベーションのアップにつながります。簡単なものではカレンダーに勉強した、しないを〇、✕で記入するだけでも効果があります。〇が並べば「もっと続けたい」というやる気がおきるはずです。

【まとめ】勉強ができない原因を理解し、対処法を考えよう！

勉強ができないのは勉強方法が間違っていることが原因かもしれません。勉強法にも色々な正解があり、これは人によって違います。今回ご紹介した中で自分に合う方法を探し、目標の達成につながれば幸いです。