リノベーション賃貸物件は危険?失敗しないためのポイントについて解説!

ポイント

賃貸物件を探すときに「リノベーション物件」という言葉を見かけることがあるかと思います。リノベーション物件は新しい物件に住みたいと思う方に人気の物件です。

しかし、このリノベーション賃貸物件には危険なポイントがあるのはご存知でしょうか?実際に住んでみたら「失敗した!」なんていう声も聞くこともあります。

今回はそんなリノベーション賃貸物件について解説していきます。リノベーション賃貸物件に住んでみようか迷っている人はぜひ本記事を参考にしてください。

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リノベーションとは?リフォームとの違いは?

まず「リノベーション」について解説します。似たような言葉に「リフォーム」があります。

リノベーションとは、既存の建物に対して新しい機能や設備を付け加える改装工事のことを指します。

例を挙げると、間取りを広くする、キッチンに新しい設備を搭載するといったものがあります。

主に現状に対してプラスの付加価値を与える工事に対して、リノベーションという言葉が用いられます。

一方リフォームとは、劣化している部分を修復することを指します。リフォームはマイナス部分を修復する際に用いられる言葉です。

リノベーション賃貸物件のメリット

リノベーション賃貸物件には大きく4つのメリットがあります。それぞれのメリットについて以下で解説します。

内装がきれい

リノベーション賃貸物件は内装部分が綺麗なものが多いです。

物件の外観とはギャップがありますが、築年数のわりには室内が綺麗であり新築の物件と似たような内装となっています。

新築に比べて家賃が安い

リノベーション賃貸物件は内装が新築同様にきれいにも関わらず、新築に比べて相場より安い家賃で借りられることができます。

物件探しを十分に行えば、新築の相場よりも10〜30%程度、それ以上安く住める物件を見つけることも可能です。

室内が新築同様きれいでも築年数が経過している分、それだけ安く住めることができます。

広くてきれいな部屋に住みたい人からすると、リノベーション物件は最適な物件といえるかもしれません。

最新機能が備わっている可能性がある

リノベーション賃貸物件の場合、キッチンやトイレ、お風呂などの水回り環境に最新の機能が備わっている可能性があります。

キッチンやトイレ、お風呂などは毎日使うものなので出来れば最新機能が備わっていた方が住む側としてはありがたいです。

デザイン性が高い

リノベーション賃貸物件は人気のない物件に対して、再度人気を集めるために物件をリノベーションするケースが多いです。

そのため、リノベーション賃貸物件は一般的な賃貸物件とは異なるようなデザイン性が高い物件が多い傾向にあります。

リノベーション賃貸物件のデメリット

デメリット

リノベーション賃貸物件には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

デメリットについて十分考慮した上で物件選びを行うことにより、入居時のギャップを埋めることができます。

リノベーション賃貸物件のデメリットは大きく分けて4つあります。

建物が旧耐震基準の場合がある

リノベーション賃貸物件の中には築年数がかなり経過しているものもあり、30年以上経過している物件も少なくありません。

ここで注意しなければいけないのが建物の耐震基準についてです。現在の耐震基準が導入されたのが1981年6月1日です。

リノベーション賃貸物件の中でも築年数がかなり経過しているものは、現在の耐震基準を満たしていない場合があります。

新耐震基準では「震度6強から7の地震で倒壊・崩壊しないこと」と定められていますが、旧耐震基準では「震度5で倒壊しない」となっています。

旧耐震基準の物件では震度6以上の地震には耐えられずに倒壊してしまう恐れがあります。

電気容量が少ない場合がある

電気容量は見落としがちなポイントです。一人暮らし向けの物件の場合、電気容量は20アンペア、もしくは30アンペアを契約で選択することができます。

しかし築年数が経過している物件では20アンペアが固定で設定されており、30アンペアを希望しても選択することができない物件もあります。

電気容量が少ないとすぐにブレーカーが落ちてしまう場合があります。

水回りに問題がる場合がある

キッチンやお風呂などの水回り環境に問題がある場合があります。

キッチンやトイレ、お風呂などが見た目上はきれいなものになっていたとしても、排水管といった見えない部分が交換されていないケースがあります。

上記のような場合、排水管の劣化が原因で蛇口から汚い水が流れてくる可能性もあります。

目につかない部分が劣化している場合がある

リノベーション賃貸物件では、内装や最新機能といった目に見える部分は問題ないのですが、排水管や壁、天井の内部といった目に見えない部分が劣化している場合があります。

物件を決める段階でこれらの目に見えない部分まで確認することは非常に難しいため、実際に入居してから問題が発覚することも多々あります。

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リノベーション賃貸物件を選ぶときのポイント

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ここまでリノベーション賃貸物件のメリット・デメリットについて解説してきました。

これらの内容を踏まえて、リノベーション賃貸物件を選ぶときのポイントを5つご紹介します。

以下のポイントを押さえることによって、物件選びで失敗する可能性を最小限に抑えることができるので参考にしてください。

内装や機能以外の面についても確認する

リノベーション賃貸物件では内装や最新機能に注目しがちですが、これら以外の目に見えないような点についても確認するようにしましょう。

耐震基準は最新のものなのか、シャワーや蛇口の水の流量は問題ないか、壁や天井に対して修繕を行ったか、など内見の段階で確認するようにしましょう。

これらの目につかない部分を念入りに確認することにより、入居後に問題が発覚することを防ぐことができます。

事故物件でないかどうか

リノベーション賃貸物件の中には事故物件であるものもあります。

事故物件については告知義務がありますが定義が曖昧であるため、期間なども明確には規定されてはいません。

築年数が経っていないのにリノベーションされている場合など疑問に感じる点があった場合は、積極的に確認するようにしましょう。

価格を比較する

リノベーション賃貸物件を選ぶメリットの1つには、内装や設備が新築と変わらないので価格が安いことが挙げられます。

周辺エリアの同じ条件の物件と比較することにより、よりお得な物件が見つかるかもしれません。

複数の不動産会社を利用する

リノベーション賃貸物件を探す際には複数の不動産会社を利用するようにしましょう。

それぞれの会社が持っている掘り出し物件を教えてくれることがあるので、不動産会社がおすすめする複数の良物件を比較することができます。

複数の物件を内覧する

複数物件を内覧することにより、住もうとしているエリアの相場感を把握することができ、自分にあった物件を見つけられる可能性も高くなります。

内覧をする際には周囲の環境にも注目するようにしましょう。

駅からどれくらいの距離にあるのか、近くに踏切はないか、近くにスーパーやコンビニはあるのか、などを確認しておくと良いでしょう。

まとめ

本記事ではリノベーション賃貸物件のメリット・デメリット、物件選びのポイントを解説しました。

リノベーション賃貸物件は内装や最新機能が施された物件を相場よりも安く住めることが大きなメリットと言えます。

もちろん、目に見えない部分に関しては劣化している可能性もあります。

しかし、事前に確認できる部分もあるので、物件を選びの段階から気になる点はどんどん質問するようにしましょう。

きれいな部屋に安い家賃で住みたい、そんな方はぜひリノベーション賃貸物件を検討してみてはいかがでしょうか?

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