効率の良い勉強方法を紹介。効率の悪い勉強方法とは？

熱心に勉強に取り組んでいるのに、一向に勉強の効率が上がらずイライラした方が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか？この勉強法が本当に正しいのか？と疑問な方も、こちらでお伝えする勉強方法を知ることで、目から鱗が落ちた気分になり、勉強への苦手意識が薄くなっていくかもしれませんよ。

効率の良い勉強方法①

効率の良い勉強をするには、目標時間を決めたり、教科ごとの勉強方法を知る必要があります。それらの詳しい内容を見ていきましょう。

目標時間を決めておく

長い時間を掛けて勉強するよりも、あらかじめ目標を決めてから、短時間で勉強を終わらせるようにした方が集中できます。例えば、5時までにこのページを終わらるといったはっきりした目標を持つことで、モチベーションが高まって勉強効率がアップします。長い時間勉強した方が成績が良くなるとは限らず、小学生のケースでは、勉強時間が長くなればなるほど成績が落ちたというデータがあります。先ほどのように明確な目標時間を定めることで、集中力が続く時間内で勉強でき、効率の良い学力向上が期待できます。

どの科目にどのくらい時間を費やすべきなのか、時間配分を決めることも重要です。いつまでにこの単語を覚えたいのかなど、長期的な計画を立てることで、より計画性のある勉強に取り組めます。とは言え無理な計画を立てるのはご法度で、最低限の目標を定めることがポイントです。無理なく勉強を消化できる計画なら、勉強の消化不良を恐れず落ち着いて学習に集中できます。

教科ごとの勉強方法

教科ごとに効果的な勉強方法があり、英語の場合、単語や文法などの基礎をしっかり覚えることが大切で、今後の英語学習に影響を及ぼします。音読で記憶力がアップし、友達と一緒に音読することで発音を理解し、リスニング力もアップします。暗記するまで教科書やテキストを読み込むと、単語や文法を覚えやすくなりますので、英語を勉強する際はぜひ実践してみてください。

効率の良い勉強方法②

効率の良い勉強方法をいくつか解説します。時間帯を意識したり音読などで勉強効率が上がるので、実践しない手はありません。

時間帯別勉強法

時間帯別勉強法は、復習やインプットに最適な時間の学習に適しています。起床から3時間は、脳の集中力が高まり、脳の記憶がリセットされます。そのため、記憶力や想像力や発想力が高まる勉強のゴールデンタイムに学習するのが効果的です。英単語などを暗記する場合、朝よりも寝る前の夜の時間が最適で、眠っている間に記憶が整理されて、直前に覚えたことが定着しやすくなります。睡眠の質が下がると知識が定着しにくくなるので、睡眠を取ることも勉強の効率アップに効果的です。

音読勉強法

音読勉強法は、声を発することで脳が刺激され、やる気が引き出されます。やる気スイッチがなかなか入らない方も、音読で次第にやる気が湧いてくるのを実感するでしょう。音読勉強法は、特に英語の長文読解で高い効果を発揮し、音読で理解力が高まります。テキストを黙読するよりも、音読する方が長期記憶として残りやすいです。英語の場合は、正しい発音で音読することでリスニング力がアップしますので、音読勉強法との相性が抜群です。

文章録音勉強法

音読勉強法の効果を高めるのが文章録音勉強法で、テキストの内容を音読して録音し、隙間時間に録音した内容を聞いて学習します。文章録音勉強法に必要なものは、問題集もしくはテキスト、スマホの録音アプリorICレコーダーです。文章録音勉強法のやり方は、やる気の出ない日の勉強のスタートとして、テキスト1ページ分を音読してから録音し、5分程度が目安です。

通勤通学の移動時間などを利用して、ヘッドフォンなどで録音内容を聞いて学習できます。理解力が上がってきたら、自分の言葉で解説した内容を録音し、声に出すことでアウトプットしてより理解力がアップします。問題集を学習する場合は、問題と答えを順番に読み上げて、5分～10分くらいの音声ファイルにまとめましょう。繰り返し聴いても覚えきれない問題と答えはメモして、覚えられるまで繰り返し聴きます。聞いた内容を教材で確認することで、記憶が定着しやすくなりますよ。

効率の悪い勉強方法

一生懸命勉強しているのに覚えられないと、効率の悪い勉強をしているのではないか？と誰だって疑いますよね。効率の悪い勉強方法も知り、勉強の参考にしましょう。

勉強したつもり

勉強したつもりで満足している方は、ノートまとめ・教科書に線を引く作業・単語帳を作る作業だけで済ませていませんか？作業しているうちに学習内容が頭に入ってきますが、作業が目的になってしまうと学習効果が低下してしまいます。時間を多く掛けている割には、学習効率が上がらないことに繋がってしまいます。作業のような非効率的な勉強だと、アウトプットが不十分で知識が定着しにくくなるので気を付けましょう。

作業重視の勉強にならないよう、問題演習しながら知識をしっかり身につけて、実践力を養うことがポイントです。手を動かすことも記憶の定着に効果的で、インプットしたことをノートに時間を掛けて書くことで印象に残り、思い出しやすくなります。ノートに書き写すスピードを落としてゆっくり丁寧に書くことで、いつもの書き方と異なる違和感を覚えて、覚えたことが忘れにくくなります。記憶の定着もちょっとした一工夫で、楽に実践できるので実践する価値は高いです。

分からない問題の放置

問題演習で分からないところや間違えたところがあったとき、なぜ間違ったのかと疑問を解消しなければなりません。分からない問題を放置したままにしていると、再びその問題でつまずいてしまいます。その問題の解き方が分からないままなので、同じ問題で悪戦苦闘してしまい、結果として勉強の効率が低下してしまうのです。

分からなかったところや間違えたところは、解説を読んだり質問して早い段階で解決しましょう。つまずいた問題を理解できたら、再度その問題を解き直して理解できたか再確認するとなお効果的です。問題演習と解き直しの繰り返しで、解法や知識が定着します。地道な努力で学力が上がり、身につけた学力がやがて自分自身の大きな力となります。

暗記を避けてしまう

暗記が面倒くさいからと言って避けていると、覚えていない箇所でつまずき、勉強の効率を悪くしてしまいます。英語や古文を例に取ると、単語を覚えなくてもある程度推測できますが、意味を覚えた方が問題を解きやすくなり、勉強の効率アップに繋がります。正しい意味を覚えて正確性を高める方が、知識を身に付けやすいです。

数学や算数も解法や公式を覚えないと問題を解けません。解法を覚えることを避けていると、毎回時間をかけて解法を苦労して思い出さなければならず、非効率的です。問題を解くために最低限必要な解法を暗記して、数学などでスムーズに問題を解けるようにしましょう。

まとめ

科目ごとに効果的な勉強方法があるので、その通りに勉強することがいかに大切なのかをお伝えしました。正しい勉強の仕方を実践することで、覚えたことが頭に定着しやすくなり、学力アップがスムーズになるのは見逃せない重要ポイントです。