進学や、資格取得など、私たちは様々な場面で「勉強」する必要が生まれてきます。ですがいざ始めてみると、「気分が進まない…」、「後にしよう…」というマイナスな感情が生まれてしまいます。
しかし、「勉強が楽しい!」と思えたらどうでしょう。きっと勉強の効率も上がり、自分のレベルアップの幅も広がると思いませんか。ここでは勉強が楽しいと思える考え方や実際のやり方についてご紹介します。「勉強しなきゃいけないのにどうしてもペンが進まない…」という方は参考にしてみて下さい。これからの勉強に対するモチベーションアップにつながると思います。
<勉強が楽しい!>なぜ勉強が楽しくないのか
まず、どうして勉強が楽しめないのか、その理由をはっきりさせる必要があります。自分が机に向かった時にどのような感情が働いているのでしょうか。その感情を把握しておきましょう。
勉強する理由が分からない
学生の方によくあるのですが、「そもそもなんのために勉強するのか分からない」と考える方も多いと思います。「資格が欲しい」、「仕事に必要なスキルが欲しい」といった明確な理由もなく、周りに合わせるように「勉強しなければいけない」と考えると楽しむことはできないでしょう。
例えば趣味の「ランニング」、「ギター」、「ピアノ」、「ゲーム」はなぜ集中して続けることができるのでしょう?きっと「楽しいから」だと思います。自分の未来⇒将来必要な知識がどのようなものなのか、なぜ今勉強しなければいけないのかもう一度考えてみましょう。
勉強を強要されている
日本には義務教育があり、子供の頃から「勉強をする理由」を理解する前に勉強を強要されてしまいます。もちろん人間が社会で活動するためには一定の教養が必要となり、大人が子供に勉強をさせることは義務であると言えます。しかし人は強制的に押しつけられたことを「楽しい」と感じることは難しいでしょう。
周りの人がなぜ勉強をさせるのか、それが自分にとっての将来にどのように影響があるのか、勉強をする必要性について考えることも大切なことです。
勉強以外にやりたいことがある
勉強の他にやりたいことや、楽しいことがあるのに「勉強しなくちゃ」という状況では勉強を楽しむことはできないでしょう。
部活・習い事・趣味などとの両立を考え、時間のバランスをとる必要があります。
勉強しても結果がでない
何事も結果がでなければ楽しむことはできません。例えば趣味で「テニス」を始めたとして、「ボールがラケットに当たらない」、状況が続けばきっと「楽しい」と感じることはできないでしょう。「もう少し続ければ当たるかもしれない」、「当てることができればきっと楽しい」と考えて続けることがテニスを楽しむためには必要なのです。
勉強も同じく、結果が出る前に諦めてしまっては「楽しい」と感じることはできません。
<勉強が楽しい!>勉強を楽しむメリットとは
勉強が楽しいと感じることができれば、それはメリットしかありません。ここでは勉強を楽しむメリットについていくつかご紹介します。
自分の知識が広がる
勉強が楽しいと思えるようになると知的好奇心がアップします。自分から「もっと勉強したい」と思えるようになります。知識が増えると自分の選択肢も増えるので本当にやりたいことが見つかった時には必ず役に立つはずです。
また、勉強が楽しいと思えるようになれば勉強をする習慣が身に付き、知識を習得する機会があった場合にスムーズに勉強に入れるようになるでしょう。
集中力が上がり、効率よく勉強できる
勉強が楽しいと思えるようになると、勉強時間の集中力が上がり、効率良く知識を習得できるようになります。一日の時間は有限ですので、短時間でより多くの知識を得ることは重要です。集中力をアップさせることで中身の濃い時間をつくることができるでしょう。
視点が広がり、新しい疑問や知りたいことが増える
勉強が楽しくない理由に自分の知識不足に意識がいってしまい、できることに目がいかないという状況があります。勉強内容を見返して「できるようになったこと」を再確認することにより、成長を実感できるでしょう。
できることを把握すると、その先が見えるようになります。これは自分の視点を広げることにつながり、新しい可能性を感じることで、さらに深く勉強に取り組むことができるようになります。
<勉強が楽しい!>勉強を楽しむ方法
勉強が楽しくない理由が分かり、楽しむメリットを理解できたでしょうか。ここからは実際に勉強を楽しむ方法についていくつかご紹介します。
仲間と勉強内容を共有する
人間はひとりで勉強していると集中力が切れやすくなります。同じ勉強をしている仲間と勉強内容について共有する時間をつくりましょう。自分の勉強の成果を発表しあったりすると、自分の振り返りにもなりますし、競争意識も生まれ、「負けたくない」という感情による相乗効果もあります。
勉強内容を仕事やプライベートでアウトプットする
勉強した内容をその場だけに収めるのではなく、日常生活に組み込み、別の場所でアウトプットするのも効果があります。自分のやっている勉強が活用されることで、「勉強して良かった」という満足感が生まれ、次のステップへのやる気につながります。
興味のある内容を徹底的に突き詰めてみる
どうしても楽しめないという人は、まず自分の興味のあることを徹底的に突き詰めて学習してみるという方法もあります。自分の興味のあることであれば苦にならず継続することができると思います。この興味のあることを徹底的に突き詰めることで知識の幅が広がり、他のことへのつながりが生まれ、さらに知識が深まっていきます。
分からないことができたらとにかく調べて解決するという習慣が身につくはずです。
目標達成のご褒美を用意する
人が楽しいと感じるときには脳の中で「ドーパミン」という神経伝達物質が分泌されているといわれています。このドーパミンの分泌をうまく利用し、やる気を継続させましょう。
ドーパミンは行動している時に増加し、目標を達成した時の達成感や、ご褒美をもらえたときにさらに分泌量がアップします。少し頑張れば達成できる目標を立て、目標をクリアした時には自分へのご褒美を用意しておきましょう。
またドーパミンは新しいことに挑戦した際にも分泌量が増加します。新しい内容の勉強に挑戦したり、勉強方法を変えてみたり、いつもと違う刺激を与えてあげるのも効果があるでしょう。
【まとめ】勉強が楽しいと思える人になろう!
人間には成長欲求というものがあり、自分が成長できたことを実感できると満足感を得ることができます。このシステムを利用することで勉強を楽しむことができれば、さらに効率良く知識を習得することができるのです。
今回ご紹介した方法以外にも、自分なりのやり方を自分で考えることも楽しむ方法の一つとなりますので、この内容を参考にしながら、自分のやりやすい方法を見つけ出してみましょう。