選ぶ照明器具でお部屋の雰囲気はガラッと変わります。お洒落なインテリアにしたい！と思ったら家具やファブリックだけでなく、照明にもこだわってみませんか？
照明器具自体のデザインはもちろんですが、光の色味、照らし方でも、全くお部屋の印象は変わります。1つの空間に複数の照明器具を取り入れて、メリハリのあるお洒落な空間を演出しましょう。
ここでは、インテリアのテイスト別に、お洒落な照明器具の選び方のコツを紹介します。参考にしてみてくださいね。
海外から学ぶ♪お洒落な照明器具の選び方
日本と海外の国々では、照明の使い方が違うということをご存知でしょうか？明るさや光の色合いなど、国によって好まれる明かりが変わってきます。
一室一灯とは？
日本ではかつて、1つの空間に1つの照明という「一室一灯」スタイルが主流でした。1つの照明器具で、空間全体を隅々まで明るく照らすことができるということが、照明器具を選ぶ上でも大事なポイントでした。
しかし、欧米や北欧の人々にとって、日本の照明は眩しすぎると言われています。また日本の照明は色合いが冷たい印象を受けるようです。
「照明器具は部屋全体を明るく照らすもの」
この考え方が当たり前だと思っていましたが、海外の文化を知ることで、照明器具の使い方が変わってきています。
一室多灯とは？
北欧地域などでは、1つの空間に複数の照明を取り付ける「一室多灯」が一般的です。1つの照明だけで空間全体を明るくするのではなく、照らす場所を絞ってそれぞれの箇所に照明を取り付けます。
複数の照明を使うことで陰影が生まれて、メリハリのある空間を演出することができます。また、照らしたいところの照明だけを点灯すれば、無駄がなく省エネです。本来照らさなくていい場所まで、必ずしも光を届ける必要はないということです。
このような「一室多灯」スタイルを取り入れる家庭が、近年日本でも増えてきています。
【お洒落な照明器具】北欧風インテリアに
北欧風のインテリアは、自然のぬくもりを感じるような優しい印象のインテリアスタイルです。照明器具を選ぶ時も、リラックスできる空間を意識しましょう。
優しい印象のペンダントライト
ペンダントライトは天井からコードやチェーンで吊るすタイプの照明器具です。低い位置から照らしたい箇所を部分的に照らすことができます。北欧デザインのペンダントライトを1つ吊り下げるだけで、北欧の雰囲気を演出することができます。
また、ダクトレールというレールを天井に取り付けて小型のペンダントライトを複数吊り下げると、一気に北欧感がアップします。
素材は木製やガラス製がオススメ。色付きのシェードを取り入れる場合は、アースカラーやモノトーンのマットな質感の色合いを選びましょう。
間接照明を取り入れる
北欧風のお部屋には、間接照明がオススメです。シェードがファブリック製のデスクライトやフロアライトがあると、優しい光を感じることができます。
また、スポットライトタイプのフロアライトを壁に向けて照らし、間接的に明かりを楽しむ方法も素敵です。
北欧風を演出するコツ
北欧風のお部屋を照明器具で演出するなら、光の色合いは優しい「電球色」がオススメ。柔らかい印象の空間を演出することができます。
また、1つの照明で隅々まで照らさず、あえて陰影を作ることで生まれる立体感を楽しみましょう。
【お洒落な照明器具】モダンインテリアに
都会的でお洒落な印象のモダンインテリア。照明器具もスタイリッシュなデザインのものを選びましょう。機能にこだわって選ぶのもオススメです。
色使いがポイント
モダンインテリアには、基本的にはどんなタイプの照明器具も合います。シーリングライトやペンダントライト、ダウンライト、スポットライトなど、どのタイプを選んでもOKですが、ポイントは色使いです。
色味のある有彩色のものは避け、モノトーンやシルバー、ゴールドなどの無彩色でまとめましょう。素材はガラスや金属がオススメです。少し冷たさを感じるくらいが、モダンインテリアにはピッタリです。
直線的なデザイン
どのタイプの照明器具でも、丸みのあるものよりは直線的なデザインのものを選ぶと、インテリアになじみます。スポットライトやペンダントライトは筒状や三角形のものを選びましょう。シーリングライトはスクエア型を選んでもいいですね。
最新機能を取り入れる
モダンインテリアのお部屋には、最新機能付きの照明もオススメ。スピーカーやプロジェクター搭載タイプのシーリングライトを取り付けると、天井から音が降り注ぎ、大画面で映像を楽しむことができます。まるでホームシアターのような空間が自宅で叶えることができます。
こんな最新の照明器具も、モダンインテリアにはバッチリです。
【お洒落な照明器具】アンティーク調インテリアに
現代的ではなく、古めかしさがお洒落なアンティーク調インテリア。中世ヨーロッパの華やかな雰囲気を照明で演出しましょう。照明の形や素材も現代的なものとは全く違います。
素材と形にこだわる
照明器具は真鍮×ガラス製がオススメ。色付きのガラスやステンドグラス調のタイプにすると、アンティークな印象になります。
花びらのような形のデザインが、アンティーク調の照明にはよく見られます。また、電球がむき出しになっているデザインのペンダントライトも合います。
インテリアにもなるブラケットライト
壁に取り付けるブラケットライトも、アンティーク調のインテリアではよく見かけます。
シェード部分がガラスや布製のタイプもアンティークな印象を演出してくれます。
ブラケットライトは空間を照らすというよりは、間接照明として楽しんだり、壁のインテリアを照らしたりと、補助的な照明器具です。
点灯していない時でも、壁のインテリアとして楽しむことができます。
アンティーク調といったらシャンデリア！
アンティーク調と聞いて真っ先に思い浮かぶ照明器具がシャンデリアだと思います。しかし、狭い空間に大きなシャンデリアだと、圧迫感が出てしまいます。お部屋の広さに合ったものを選びましょう。
シャンデリアを取り付けると、華やかさを一気にプラスすることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
照明器具に対する考え方がガラッと変わりませんか？
照明器具は必ずしも1つで部屋全体を照らす必要はありません。複数の照明を1つの空間に取り入れる「一室多灯」スタイルで、必要な箇所だけに光を届けると、陰影が生まれてメリハリのある空間を演出することができます。光が必要な箇所だけ照らすスタイルは無駄がなく省エネですよね。
インテリアのテイスト別に合う照明器具も変わってくるので、デザインにこだわって選びましょう。お洒落な照明器具と、複数の照明器具の組み合わせで、雰囲気のある空間を演出することが可能になります。
ぜひ、お部屋の照明器具を見直して、「一室多灯」スタイルを取り入れてみませんか？照明器具の使い方で、よりお洒落で快適な暮らしを叶えましょう♪
