オシャレなアンティーク調のお部屋って憧れますよね。でも、実際どんな家具を選んでコーディネートしたらいいのかわからない方も多いと思います。
アンティークの中にも種類があり、どんなテイストを選ぶかによって、家具や色使いも変わります。
ここではアンティーク調のお部屋をコーディネートするコツについて説明します。
アンティーク調のお部屋とは?
アンティークってよく耳にするけれど、どんなものをアンティークと呼ぶのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
また「アンティーク」と「アンティーク調」の違いについても説明します。
アンティークとは?
アンティークとは100年以上前に作られていて、今も状態のいいもののことをいいます。100年以上も前には機械の技術もなかったので、家具は職人さんが1つ1つ手作業で作っていました。
アンティーク家具は使う中で不具合が生じても、丁寧にリペアされ状態のいいまま現在も残っています。さらに使い込まれることによって出る風合いがそれぞれ違うので、家具は全て一点もの。
手をかけて作られ、丁寧にリペアされるため、アンティーク家具はほとんどが高額です。
アンティーク調とは?
アンティーク家具は高額で手を出せない…という方がほとんどだと思います。でも、アンティークなお部屋に憧れる…という方は、「アンティーク調」の家具を取り入れましょう。
アンティーク調とは、アンティーク家具の使い込まれた風合いをデザインで取り入れた家具のことです。家具自体は新しいのですが、デザインによってアンティークを楽しむことができます。価格も手頃なのが魅力です!
アンティーク調のお部屋を作るには?
アンティーク調のお部屋を作るには、家具や小物、ファブリックはモダンなデザインのものは避けましょう。少し古めかしさを感じるものを選ぶとコーディネートしやすくなります。
また、一口に「アンティーク」といっても、イギリスアンティークやフレンチアンティークなど様々な種類があります。どんなアンティークなお部屋にしたいのか、テイスト選びから始めましょう♪
イギリスアンティークなお部屋とは?
イギリスアンティークはシンプルで重厚感があり、優雅でクラシックな印象を受けます。イギリスアンティークの家具の特徴と、インテリアのコーディネートのコツをみてみましょう。
イギリスアンティークの家具の特徴
イギリスアンティークの家具は直線的なデザインで、派手な装飾がないのが特徴です。家具の色味も落ち着いたダークなカラーのものが主流です。
家具に使われる木材は、赤茶色のマホガニー材やダークに着色されたオーク材、高級感がある褐色のウォールナット材が定番です。
色使いやコーディネートのコツ
イギリスアンティークの部屋は壁紙が特徴的です。色や柄物を取り入れて素敵な印象を受けますよね♪壁紙はビビッドやパステルカラーは避け、くすみのある色を選びましょう。ピンクやブルー、イエローもオススメです。
柄は花柄やストライプ、ダマスク柄がよく使われています。他のインテリアスタイルでは避けられている柄×柄の組み合わせは、イギリスアンティークのお部屋はよく見かけるスタイルです。
フレンチアンティークなお部屋とは?
フレンチアンティークは優しい色使いで曲線的なデザインが特徴的です。優美で上品なフレンチアンティークな家具の特徴やインテリアのコツをみてみましょう。
フレンチアンティークの家具の特徴
フレンチアンティークの家具は華奢なフェミニンなシルエットが特徴的です。家具の色は薄い茶色や黄色みがかった茶色、白が主流です。家具に使われる木材は黄色みがかった優しい色合いのチェリー材や黒い木目が美しいローズウッド材などが主流です。また、白く塗装された家具も多く見られます。
マントルピースと呼ばれる暖炉の装飾のようなデザインの飾り棚を取り入れると、ワンランクアップしたオシャレな印象になります。
テーブルはガラス製のものもオススメ。フレーム部分がゴールドだと、一気にフレンチアンティークな空間になります。
色使いやコーディネートのコツ
空間全体を白っぽく明るい印象に仕上げるのがコツです。色をプラスするなら、グレーや淡い色味のピンク、イエロー、ブルーがオススメ。
カーテンやクッション、椅子の座面などのファブリックはコットンやリネンなどの天然素材を選びましょう。重厚感を演出したい場合はベロアもオススメです。
壁は派手な柄を取り入れたりはせず、色とモールディングで上品に仕上げるのが特徴です。
アンティーク調のお部屋を作るコツ
アンティーク調のお部屋を作りたいなら、ソファ選びにこだわりましょう。また、照明使いや小物でも、アンティークな印象を演出することができます。
アンティーク調のソファ
ソファは木製フレームのベンチなような形に、座面や背もたれに色や柄のファブリックを取り入れた「セティ」がよくみられます。
また、重厚感のある革張りソファの「チェスターフィールド」も有名です。肉厚でどっしりしているため、抜群の存在感があります。1人掛けや2〜3人掛けまで大きさも様々です。
ソファでお部屋の印象はだいぶ変わります。まずはソファからアンティーク調を取り入れてみましょう。
照明使いのポイント
アンティーク調のお部屋の照明には、シャンデリアやシェード部分が布で覆われたデスクライトやフロアライトがオススメです。
シャンデリアは広いお部屋には合いますが、狭いお部屋だと圧迫感が出てしまうことも…そんな時はガラス製のペンダントライトもオススメです。また壁に取り付けるブラケットライトは、アンティーク調のお部屋には相性抜群!
照明のシェード部分が花びらのように開いた形になっているものがマッチします。明るさは温かみのある電球色の光を選びましょう。
小物使いのポイント
アンティーク調のお部屋には絵画などを入れたフレームがたくさん飾られているのが特徴的です。絵画や写真などを入れずにフレームだけを飾って楽しむのも素敵です。
時計はギリシャ数字がオススメ。ちょっと古いデザインのものだと、よりアンティークな印象を演出できます。
ガラスの花瓶にお花を飾ったり、ドライフラワーを取り入れるのもオススメです。ドライフラワーは束ねて逆さにして壁に吊るしたり、瓶の中にディスプレイする方法もあります。
まとめ
憧れのアンティーク調のお部屋を目指すなら、家具の特徴や色使いのポイントを、しっかり押さえておきましょう♪イギリスアンティークなのかフランスアンティークなのかにもよって、家具や色使い、壁紙の雰囲気は全く違います。
ソファ選びや照明の使い方で、お部屋の雰囲気をグンとアンティーク調にすることができます。
照明器具を変えるのは大変…という方は、デスクライトやフロアライトをプラスしてアンティーク調のデザインを取り入れましょう。フレームやドライフラワーなどの小物使いもポイントです。
1つ1つこだわって選んで、憧れのアンティーク調のお部屋を叶えましょう♪