キッチンライトは工事不要で自分で交換ができるものがあります。
リビングやキッチンの雰囲気を変えたいと思った時はキッチンライトを違うものに変えるとガラっと変わります。でも交換するのって難しい?どんな照明器具に交換できるの?
今回は自分で交換できるキッチンライトの紹介をしていきます。簡単に交換できるのでぜひチャレンジしてみて下さい。
目次
工事不要で取り付けができるキッチンライトはどれ?
まずはじめに、今付いている照明器具を確認しましょう。
ダウンライトや蛍光灯タイプの照明器具の場合、配線をさわる作業になりますので電気工事士の資格が必要になります。その場合は自分で交換できませんので電気工事のプロにお願いしましょう。
照明器具を取り外した時に引っ掛けシーリングと呼ばれるプラグが付いている場合は工事不要で自分で簡単に交換ができます。
①シーリングライト
シーリングライトとは天井に張り付くように取り付けられている照明器具のことです。部屋の真ん中に付いているものだと大きめの丸い形のものが多いですが、キッチンライトに使われるものだと何灯かが集まって1個の照明になっているものや、小型のものを2.3個並べて取り付けることがあります。
②ペンダントライト
ペンダントライトとは天井の引っ掛けシーリングからコードやチェーンで照明が吊るされている照明器具のことです。最近の対面キッチンでは多く採用されています。ペンダントライトにはおしゃれなものが多く、吊るす高さや選ぶ照明器具のデザインや大きさによって印象が大きく変わります。
③スポットライト
スポットライトとは一部分を強調する照明の為、何個か並べて取り付けます。キッチンライトとして使用する場合にはダクトレールに取り付ける場合があります。ダクトレールとは複数の照明器具をレール上の好きな場所に移動できるバーです。後から照明器具を増やすことも簡単にできます。こちらはスポットライトとの見た目の相性も良く、また好きな場所を照らせるスポットライトの利点を十分に発揮できるため使われることが多いです。ダクトレール自体も自分で取り付けが可能です。
インテリアスタイル別工事不要のキッチンライトの選び方
家やキッチンのインテリアのスタイルに合った照明器具の選び方を紹介していきます。
①シンプルモダン
シンプルモダンとは白・ベージュ・グレーやナチュラルな木目を基調として、無駄な装飾を省いたシンプルなデザインのスタイルです。シンプルでおしゃれなインテリアの中にキッチンライトを目立たせてしまうと悪目立ちしてしまう為、できるだけシンプルにこだわると良いです。
小型のシーリングライトやスポットライトを2.3個取り付ける場合には装飾の色が他のインテリアと同じ色になるようにしましょう。
ペンダントライトを選ぶ場合には白や黒や電球むきだしの小型でシンプルなものが合います。
②和モダン
和モダンのインテリアとは日本の伝統的な家と現代の洋風インテイリアをミックスしたもので、木のぬくもりを多く取り入れながら家具はソファや洋風なシンプルな家具を合わせます。
シーリングライトのような天井近くに取り付けるデザインの照明が合います。シーリングライトを選ぶ場合はシンプルなものを選ぶか主張が強くなりすぎないようなものを選び、色やデザインがある場合には白や木目のナチュラルなカラーを選ぶのが良いです。
③北欧風
北欧風インテリアとは白や薄いグレーなどの色を基調とし、家具や小物で赤や黄色のビビットなカラーやデザインを取り入れながらもナチュラルにまとめた北欧のインテリアのことです。
北欧風のインテリアにはペンダントライトがおすすめです。
シェード部分がカラーのホーローのタイプやシンプルなシェードのタイプや波うつ曲線で作られるハチの巣のような照明も人気です。
④カフェ風
カフェ風のインテリアとは壁や建具や家具にヴィンテージの木やレンガやタイルを使用し、アイアンを活かしたヴィンテージ感あふれるインテリアのことです。
シーリングライトを選ぶ場合には多灯のスポットライトタイプの濃い木目のカラーや黒のアイアンのシーリングライトが合います。
ペンダントライトを選ぶ場合も上記のような色のものがおすすめです。
ダクトレールにスポットライトを付けたら、おしゃれな飲食店のキッチンのようです。
工事不要のキッチンライトを選ぶ場合の注意点
たくさん種類があるキッチンライトですが、照明器具を選ぶときには以下のことに気を付けましょう。
明るさ
キッチンライト(手元灯)は手元を明るく照らすことが重要です。料理の材料をカットする時や、食材の痛みや虫を確認する時や、食器洗いでお皿の汚れを確認する時に明るい方が作業がしやすいです。またキッチンは油ハネや飛び散った食材で汚れやすい場所なので明るく照らすと汚れを見つけやすく、キレイに保ちやすくなります。
明るさの目安は「畳数×400lm」が良いと言われています。その目安を参考に明るさを選ぶと良いです。また、電球の色は電球色と呼ばれるオレンジに近い光の色から昼光色と呼ばれる青白い光の色などの種類があります。一般的には昼光色に近い色の方が明るく、細かい作業がしやすいと言われています。また、電球色に近い方が目に優しく、料理が美味しく見える色と言われています。周りのインテリアと合うか、作業のしやすさに問題は無いかを考えて明るさや色味を選びましょう。
引っ掛けシーリングの種類
天井に付いている引っ掛けシーリングと呼ばれるプラグの形を確認します。引っ掛けシーリングは主に5種類があり、「角型引っ掛けシーリング」「丸型引っ掛けシーリング」「丸型フル引っ掛けシーリング」「フル引っ掛けローゼット」「引っ掛け埋め込みローゼット」があります。引っ掛け部分の規格は同じなのでどれでも取り付けは可能ですが、照明器具によっては対応していない場合があります。今現在付いている引っ掛けシーリングが何かを確認して購入する照明器具に対応しているか確認しましょう。また、耐荷重は引っ掛けシーリングは5kgまで、ローゼットと呼ばれるタイプは10kgまでです。そちらも合わせて確認しましょう。
周りのインテリアとの調和
インテリアスタイル別のおすすめの取り付け方法を説明しましたが、キッチン周りのインテリアやキッチン本体と照明器具が合うかどうかイメージしましょう。
一般的には部屋の中に使う色は3色を選び、70:25:5が黄金比率と言われています。カラーのものを組み合わせる場合には意識してみましょう。デザインのある照明器具を選ぶ場合にはSNSで同じ様なインテリアや照明を検索すると取り付けた場合のイメージがしやすいです。
工事不要のキッチンライトの交換方法
天井に引っ掛けシーリングがついていれば、キッチンライトの交換は工事不要で簡単にできます。電気を切って照明器具が熱くないか確認してから交換しましょう。
今ついている照明器具を取り外します。照明器具本体は反時計回りに回すと取り外せることが多いです。ストッパーが付いている場合は押しながら取り外します。引っ掛けシーリングに付いているアダプタを反時計回りに回しながら取り外します。
次に取り付けです。引っ掛けシーリングに照明器具のアダプタを取り付けます。溝に差し込み、時計回りにカチッと音がするまではめ込みます。カバーがある場合は取り付けます。
交換は以上です。電気のスイッチを入れて灯りが付けば完成です。
現在蛍光灯が付いている場合や引っ掛けシーリングが付いていなくて配線がむき出しの場合は、配線をさわる作業になりますので電気工事士の資格が必要になります。資格が無い人が工事をすると違法になりますので、電気工事のプロにお願いしましょう。
まとめ
キッチンライトは工事不要で自分で簡単に交換できるものがあります。引っ掛けシーリングがついていればたいてい自分で交換が可能です。どんなインテリアにしたいか、明るさはどれくらい必要なのかをしっかりイメージしながら新しい照明器具を選びましょう。キッチンの模様替えをして楽しく料理ができると良いですね。