【2024年度版】ダウンライトの取り付け工事にかかる費用はどれくらい？

「ダウンライトを取り付けたいけれど工事費用ってどのくらいかかるのかな？」
ダウンライト本体の価格や実際のとりつけにかかる費用がわからないと不安に思う方もいるかもしれません。今回は、ダウンライトを取り付ける時に必要な費用や設置を考えた時に気を付けたい点などについてまとめてみました。

ダウンライトのキホンと特徴

お部屋をスッキリとおしゃれに演出してくれるダウンライトは、どんなお部屋に取り付けてもぴったりとフィットしてくれますね。
目立たないけれど存在感のあるダウンライト。まずはダウンライトの基本と特徴についてみていきましょう。

ダウンライトは天井に埋め込む照明器具

　ダウンライトと他の照明器具との大きな違いをご存じですか？それは、天井に穴を開けて照明を埋め込むことです。

他の照明器具と違い、天井に穴を開けて照明器具本体を埋め込むため、天井がフラットに見えるとともに照明器具が天井からぶら下がっているという圧迫感もないため、お部屋がスッキリとし、開放的に見せてくれます。

ダウンライトは取り付ける場所や数によって、メイン照明としてもスポットライトとしてもご自分の好みで使うことができるため、リフォームの際に追加の照明として取り付ける方も増えてきています。

ダウンライトはお掃除が楽

　大掃除の時に照明器具のお掃除をするのはとても手間がかかりますね。
シーリンライトのカバーには虫が入ったりほこりがたまったりしますが、外したりつけたりするのはどうしても高いところの作業になってしまうのでとても大変です。

その点、ダウンライトの場合は、他の照明器具と違いお掃除は静電モップのような物でさっと拭けばよいだけです。

近年ではLEDタイプのダウンライトが主流となっていますので、メンテナンスやお部屋の雰囲気を考えてリビングにシーリングライトではなくダウンライトをつけるという方も増えてきていますよ。

ダウンライトは交換が楽じゃないのがデメリット

　シーリングライトを取り付けるためには、天井に設置された
・丸型引っ掛けシーリング
・角型引っ掛けシーリング
・丸形フル引っ掛けシーリング
・引っ掛け埋込ローゼット
・フル引っ掛けローゼット
などの引っ掛けシーリングがあれば、自分で設置や交換が出来るものも多いです。

しかし、ダウンライトの場合には、天井に穴を開けて埋め込むという性質上、新しく取り付ける場合も交換する場合も自分で作業をすることができません。
電球の交換ができるタイプのものもありますが、多くの物が本体とライトが一体になっているタイプですので、取り付けも交換も電気工事士の資格を持った専門の業者に依頼をする必要があります。

ダウンライトのサイズと金額の違いは？

一般的なダウンライトのサイズは主に4種類

ダウンライトのサイズは天井に埋め込むときの穴の直径でmmやφ（ファイ）、形などで表示されます。
例えば埋込穴が直径10cmだとすると、埋込穴100mmと表示されているものや、100φ、φ100、100形などと表示されているものを選ぶことになります。
家庭用として市販されているダウンライトは20mm～450mm（ここではサイズはmmで表記します）まで様々なサイズがあります。
もっとも一般的なのは100mmサイズのダウンライト。ダウンライトは直径が大きいタイプの方が光が広がりやすいですが、使いやすさで言えば径が小さい方がおすすめですよ。

ダウンライトの費用はタイプによって変わる

　近年、ダウンライトの主流はLEDです。このLEDダウンライトには大きく分けて「ランプ交換型」と「一体型」の2つがあります。

「ランプ交換型」は、その名の通り照明器具本体とLED電球が別々になっているタイプのダウンライトです。
交換型は電球が切れた時に自分で電球を交換できることがメリットですが、その反面、照明器具本体の費用が高くなってしまうというところがデメリットです。

一方、「一体型」はこちらも名前の通り照明本体とLEDが一体になっているタイプのダウンライトです。
LEDの明かりが切れるのは平均10年程度、本体自体の寿命も約10年です。そのため、LEDが切れたタイミングで本体ごと交換ということになります。本体の費用はランプ交換型の方が安いものが多いですが、電球交換の手間や電気代、メンテナンスのことまで考えてどちらを選ぶかを決める方が良いですね。

ダウンライトを取り付けるにはどのくらい工事費が発生するの？

　ダウンライトを取り付けるために、具体的にどんな費用や工事費が発生するのか気になりますね。新しく設置する場合、交換する場合、それぞれにかかる費用について細かく見ていきましょう。

ダウンライトを新規・増設で取り付ける時にかかる工事費は？

　新規でダウンライトを取り付ける場合には、以下の費用がかかります。
　・ダウンライト本体代
　・工事費（穴あけ、取り付け費用）
　・配線・電気工事費（取り付ける場所や数により変動）
　・クロス張り替え費（天井の状況による）
　・廃材処分費
　・出張費用

ダウンライトを取り付ける種類や個数、場所によって費用は大きく変動します。詳しくは専門業者に見積もりを取って確認してください。

ダウンライトを交換する時にかかる工事費用は？

　古いダウンライトを取り外して新しいダウンライトを取り付ける場合には、上記で紹介したもの以外に
・取り外し費用
・処分費用
などがかかります。

ダウンライトのサイズを変える場合には、穴のサイズも変えないといけませんので、この他に穴あけ費用なども別途かかってきます。

ダウンライトを取り付ける時に特別にかかる工事費用は？

　ダウンライトの取り付け・交換を行う際には、通常のお部屋の場合でも必ず背の高い脚立を設置するなど足場を確保してから作業を行います。

それ以外で階段や吹抜など天井の高い部分で作業を行う場合には、特別な足場を組んだり大きな脚立を持ち込んでの高所作業となりますので、
・足場代
・高所作業費用
などが別途かかってくることもあります。

高所作業に費用が掛かるかどうかは実際に現場を見てみないとわからない部分も多いので、しっかりと見積もりを取って確認をしましょう。

ダウンライトを取り付ける際の工事費の目安

ダウンライトの取り付けにかかる費用の詳細がわかったところで、ここで実際にどのくらいの費用が掛かるのか具体的に見ていきましょう。

ダウンライトを新規・増設で取り付ける時にかかる工事費の目安

ダウンライトを新規または増設で1台取り付ける場合には、工事費と経費で5,000～10,000円、出張費10,000〜20,000円、その他に照明器具本体代がかかりますので、総額で30,000円～と考えておくとよいでしょう。

出張費などの大きな経費は取り付けが1台でも6台でも必ず入ってきます。取り付けが1台だけだと費用が高く感じますが、取り付ける数が多くなれば1台当たりの費用はぐっと抑えられますね。
天井の状況やダウンライトの種類によって金額は大きく違ってきますので、詳細は見積もりの時に確認をしてみましょう。

ダウンライトを交換する時にかかる工事費の目安

ダウンライトを交換する場合、穴あけ費用などは掛かりませんが、取り外しと処分にかかる費用などが掛かってきますね。

とはいっても、新規で取り付ける場合の費用と交換する場合の費用はそれほど変わりません。こちらの場合も30,000～と考えておくと良いですね。

まとめ

　ダウンライトを取り付けるには照明本体の費用以外に様々な経費や工事費が掛かってくることをお分かりいただけたでしょうか？

業者によって金額も違ってきますので、事前に見積もりをとって安心できる業者を見つけて素敵なお部屋作りを楽しんでくださいね。