暗い場所でも鏡が使えるようにと作られたLEDミラーライトが、ひょんなことから昨年注目された事を知っていますか。
意外な利用法で高い評価となった事、それ自体は本来の利用法ではないのですが、LEDライトが持つ性能がとても役立った例となっています。
この記事では、LEDミラーライトについて本来の使い方に則って紹介すると共に、且つ応用法にも触れて説明をします。
また、検索すると出てくる「女優ミラー」の事も紹介しています。
実際に購入する際の参考にしてください。
おすすめ商品
LEDミラーライトの種類と特徴
LEDミラーライトは、暗い場所でも鏡を利用できるように、対象物を照らすLEDの補助ライトのことです。
化粧台・三面鏡、洗面台などに組合せて、人の顔や姿を鏡により忠実に映す目的で使用されています。
一般的には、それぞれの鏡の直上の壁や天井に配置したり、鏡の上部に接する位置に置かれたりします。
場合によっては、鏡の左右両側に沿うような配置もあります。
従来は直管の蛍光灯が使われたり、場所によっては電球だったりしましたが、現在はスティック状のLEDに置き換わっています。
ミラーライトに求められる性能は、明るさだけではありません。
LEDの特性を生かして、その目的に合わせた仕様になっている製品を選びましょう。
ミラーライトに求められる性能
ミラーライトは、化粧や調髪、そして医療の場で利用されることが多いため、肌や髪の毛をありのままに照らし出す性能が求められます。
照らし出される対象物の色が、自然光が照らしたときの色に近い、高い演色性が求められます。
演色性とは、照明で物体を照らすときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標で、平均演色評価数(Ra)を使って表すのが一般的です。
Ra100は、自然光が当たったときと同様の色を再現していることを意味します。
従って、数値が100に近いほど性能が良いということになります。
LED照明が普及するにつれて、演色性が注目されるようになり、多くの商品にRa値が記載されるようになりました。
初期のLED照明は演色性が悪かったのですが、技術改良が進んで今ではRa85やRa90以上の製品も良くみかけるようになってきました。
一般的な蛍光灯のRaは60程度なので、LED照明の演色性の高さが分かります。
最近のLED照明は、発光効率だけでなく演色性を高めたさまざまな製品が提供されています。
そのため、ミラーライトにぴったりの製品を選択できるようになっています。
もう1つ、ミラーライトに求められる大事な性能が安全性です。
LED照明は、赤外線や紫外線など有害な光線を発生しないため、人に利用するミラーライトとして安心して利用することができます。
また、発熱が極めて少ないので、長時間でも安全快適に利用できます。
ライト付きで顔の影が気になりにくい、3倍の拡大鏡
洗面台の鏡横に補助ミラーとして設置できるライト付き角形の拡大鏡。メインの鏡だけでは、髭を剃る時、アイメイク時、コンタクトを装着する時などに便利です。
自然に映るLEDミラーライトの選び方
これまで説明した通り、より自然に映るLEDミラーライトを選ぶ場合には、演色性が高い製品を選べば良いことが分かります。
論理的な根拠はありませんが、Ra85以上を1つの指標として選べば良いでしょう。
さらに色が変えられる「調色」機能が付いているとなおよいでしょう。
明るさに関してはなるべく明るい方が良いですが、使い勝手を考えて調光機能が付いている製品にしましょう。
LED照明は、同じ明るさの蛍光灯の40%以下の消費電力ですが、そんなに明るさが必要無い場合には少し暗めに調光すれば、その分消費電力を抑えられます。
設置する場所ですが、壁や天井にしっかり取付けるなら、直管型またはスティック型LED、または小型のシーリングライトを選択しましょう。
電気工事をしたくないなら、近くにコンセントがあることを確かめて、スティック型の多目的LEDランプを選択するのが良いでしょう。
【曇り止めヒーター有り・無し】 ミラーライト 600×900 側面スイッチ 電球色 白色 MBK012 MBK013
鏡面にLEDライトが埋め込まれたミラーライトで、鏡の側面に近接スイッチが付いたタイプです。薄型でスタイリッシュなデザインが特徴で、ホテル・レストラン・エステ・ジムのパウダールームなどを気品のある空間に演出します。近接スイッチが搭載されていて直接触れなくても点灯と消灯ができます。また、設置するスペースに合わせて、ひと回り小さいサイズもございます。
女優ミラー
LEDミラーライトを探そうとして、Webで検索すると上位に出てくるのが「女優ミラー」と呼ばれる、LEDを内蔵した鏡のことです。
実際に検索してみると、ミラーライトは、この女優ミラーに埋もれて探すのが大変な状況です。
女優ミラーは、別名「ハリウッドミラー」とも呼ばれる化粧用の鏡です。
サイズ、形状、値段が正にピンキリで、様々な製品で溢れています。
検索してみると、500円程度から20万円位まで、多種多様な製品があります。
女優ミラーには、電池やUSBを電源としている製品が多く、折りたたんで持ち運べるタイプも種類が多く充実しています。
売価は数千円程度の製品が主流で、演色性が高いのかどうか良く分かりませんが、気に入ったものがあったら試してみても良いでしょう。
手前に引き出せるライト付鏡 GBK024-V Miior社 Fit.シリーズ 縦型
ポーランドの革新的なミラーをデザイン・製造しているMiior社製。女性でも片手で軽々引き出せるミラーライト。ミラーを顔のそばに引き寄せることで、より明るくクローズアップして使用できます。
自撮りにも便利なLEDミラーライトの活用法
LED照明の性能向上に伴って、ミラーライトを使うとより綺麗に自撮りができるようになりました。
写真撮影に合った照度が得られ、さらに肌や髪、服まで綺麗に発色して、自撮りの画像がぐーんと良くなるのです。
LEDミラーライトの高い演色性などにより、満足度の高い写真が撮れるようになります。
その応用と考えても良いかと思いますが、意外な所でミラーライトが活躍しています。
昨年からの新型コロナの影響で、サラリーマンの在宅勤務、いわゆるリモートワークが当り前のようになっています。
そのため会社内の会議は、「Teams」や「Zoom」と呼ばれる、ネットワークを利用したテレビ会議になりました。
自宅などから会議に参加する時には、パソコン内蔵のカメラやWebカメラなどで撮った自分の動画が、リアルタイムで配信されます。
他の参加者の動画は、自分のパソコンで見ることができます。
その会議に参加してみると、「顔色が悪い」とか「表情が暗い」などという印象を持たれることがありました。
そこで、ノートパソコンの後ろに女優ミラーをセットして、LEDライトをONにしたところ、見違えるように良い印象になった、という情報がネットで流れました。
同様の事を試した結果、「印象が改善した」「化粧でごまかさなくて良くなった」などの評判が幾つか反響としてあがってきています。
これもLED照明の高い演色性などのおかげですね。
おすすめのミラーライト
ここで、おすすめのミラーライトを2機種を紹介しましょう。
①MBK010-TO(LED一体型ミラーライト450×600 調光・調色タイプ)
LEDライトとミラーが一体化したミラーライト、薄型でスタイリッシュなデザインです。
正面から照らすことができるので顔に影ができにくく見えやすい状態でメイク・朝の身支度ができます。調色・調光が可能になっています。
②GBK006M(ASTRO LEDミラーライト クロームメッキ)
クロームメッキのLEDミラーライトは、輝くような光沢が出てパウダールームをスタイリッシュに仕上げます。
高さが60cmなので大きめの鏡が設置してあるホテルなどにオススメです。
耐食性があるので湿気のある場所で使ってもさびることが少なく、傷もつきにくいので見た目の美しさも持続します。
astro 鏡横に設置するLEDミラーライト GBK005 GBK006 クローム ブロンズ
LEDミラーライトGBK005Zは乳白加工の樹脂セードをクロームメッキで縁取ったスマートなフォルム。縦向き・横向きが可能で、注文住宅やホテルのパウダールームの鏡にぴったりです。クロームメッキカラーのミラーライトは輝くような光沢が出てスタイリッシュな雰囲気を作り出すのに効果的です。耐食性があるので湿気のある場所で使ってもさびることが少なく、傷も付きにくいので美しさが持続します。
2機種とも、壁に穴を開ける必要があります。
新築される方で洗面室の照明を探している方はぜひご検討ください。
一方、工事が必要無い卓上型ミラーライトのおすすめの製品があります。
③LEDミラースタンドGST007(屋内用・非防水)
LEDミラースタンドは、内蔵のアルカリ乾電池で照明をON・OFFする、クロームメッキの仕上げでスタイリッシュなデザインです。重さは0.7kgと軽量なので、持ち運びが楽にできます。
まとめ
ここまでミラーライトを紹介してきましたが、専用のライトは案外少ないので、実際には一般的な製品を鏡と組み合わせて使う事になります。
LEDライトの性能が向上しているので、汎用品で十分な効果が得られます。
実際には、どんな鏡とどう組合せるかをよく検討して、目的に合った製品を購入しましょう。
製品によっては、電気工事などが必要になることがありますので、よく検討して導入してください。
ミラーライトが新しくなったら、きっと鏡に映る姿が見違えるようになりますよ。